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私の英語多読遍歴115:Warriors #1: Into the Wild

猫が主役の児童書シリーズ1巻。前から気になっていて、ちょうどセールになっていたので。

人間のペットとして飼われていた猫のRusty。ある日森で野生の猫たちと出会い、その戦闘能力を評価されて戦士として勧誘される。野生で生きる決意をしたRustyは名前をFirepawと改め、戦士見習いとして新たに生きることとなる。

すごく少年漫画的展開です。天性の才能を持った主人公、仲間との友情、師となる存在との出会い、強敵との遭遇、ほのかな恋ごころとその終わりなどなど… 猫ですが派閥があってリーダーには絶対服従、行動規範があったりするのがなんとなく違和感ですが、ファンタジーなので猫型の生き物と思えばまあ。薬草で傷を治療したり、リーダーには星から授かった9つの命があったりもします。

森にある4つの派閥はそれまでお互いのテリトリーを守って暮らしていたのに、ある日そのうちの一つが掟をやぶって侵入してきます。そして始まる戦い。信頼していたはずの仲間のなかにも不穏な動きがあり、主人公Firepawだけがそれに気づくものの、新参者であり若い猫の立場ではすぐにどうこうすることもできず友達を救うために一計を案じたり、子供はわくわくするんじゃないかなー。

1巻はFirepawが戦士として目覚めていき、派閥の中で仲間として認められていく過程、おそらくこれから強敵が次々出てきて同時に頼もしい仲間も増えて…となるんだろうなあと思いながら読了。

猫といっても可愛い感じではなく、どっちかというと先住民族の部族争いとかそういうのがイメージに近いかも。可愛さよりワイルドさ全面推しです。猫好きだから読んでいて楽しいかというとそれはちょっと違ったかなー。猫には悪いですが私はペットとしてぬくぬくしているもふもふした生き物が好きなので。。

英語は文章自体はすごくシンプルで難しいことはないので読みやすいですし、展開もわかりやすいのでざくざく読んでも内容は理解できます。とはいえ森の小動物やら植物の名前はやっぱり単語帳とかには絶対出てこない単語なので知らないもの多数。それから猫界の独特の言い回しなどもあります。(人間=Twolegsとか)大体は前後に説明となる文があるのでそれで意味はわかると思います。

このシリーズ、とにかくたくさんあって全部で50冊以上になるので、ハマったら当分読むものに困りませんね。シリーズは8つ、それぞれ6−8冊ずつです。
対象年齢は8−12歳。なので刺激の強い描写はありません。多読中級くらい、Wonder、ルイス・サッカーなどが読めれば読めると思います。あとは猫の戦いに興味が持てるかどうかかな。

早速続きを読むぞ!というほどではないんですが、読んでいる最中は楽しかったです。特に後半は手に汗握る展開になるので読むのも捗るのではないでしょうか
(と言いながら一気に読めず時間がえらいかかったのですが)

以上、「Warriors #1: Into the Wild」でした。

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