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私の英語多読遍歴125:A Place Called Perfect

安いなあと思いつつ買おうか思案していたらちょうどタイムラインに読了した方の感想が流れてきて、これは面白そう!と買いました。

眼科医の父の仕事の関係で家族でパーフェクトという名前の町に引っ越してきたViolet。到着そうそう変な二人組に出迎えられ、なんだか怪しい雲行き…。この町ではどういうわけか目が見えなくなり、みんな特別製のメガネをかけなくてはいけないという。町はパーフェクトに美しく、人々はパーフェクトに親切で素晴らしい。でもなにかがおかしい…

まず設定が面白い!怪しい双子、メガネをかけないと何も見えない世界、メガネを外した時にだけ聴こえる声…。町についてから様子がおかしいパパとママ。特にママは突然いままでと真逆のような行動を初めて、Violetを戸惑わせます。

学校でも生徒たちは”パーフェクト”。休み時間に縄跳びでトリックをやっただけで「ルールを守っていない」と怒られ、落ちた鉛筆を拾っただけで「先に先生に言わなかった」と問題児扱い。絶対なにかがおかしいと思うVioletですが、親も先生もVioletに問題があるとして話を聞いてはくれません。

そんな中、隠されていた他とは違う不思議なメガネを見つけたVioletはBoyという名の少年に出会い、冒険が幕を開けます。パーフェクトな町の裏にはパーフェクトになれなかった人たちが住むスラムがあり、町の人たちには見えない恐ろしい監視者が町をパトロールしていました。おかしくなったママ、行方不明になったパパを助けるためにVioletはBoyと協力して町の秘密を探り始めます。

子供っぽく思いつきで行動したり発言したりするVioletが、冒険を通して成長していく様子も良かったですし、Boyの頼もしいけれどどこか寂しげな様子もGood。ストーリーもしっかりしていて引き込まれました。最初は暗闇を手探りで進むような頼りなさがあったところから、すこしずつ謎が明らかになり味方が増えて最後は痛快な逆転劇が起こる、個人的に大好きな展開です。児童書なのでハラハラもほどよく、気持ちよく読めました。

オーディオブック

今回ははじめてオーディオブックを利用してみました。聞くだけではなく、聴きながら同時に文を読むというやり方です。というのは、耳からだけだと一瞬で意識がよそに散歩に行ってしまい、ストーリーを追えなくなってしまうから。(目だけでもすぐ集中力が家出するのですが、その場合は戻って読んでいます)聴きながら読むと没入感があっていいのと、停止を押すのが面倒という理由で続けて読むことができますし、比較的集中も続くような。(それでも強引にどっか行こうとする集中力よ)

それともうひとつ、発音とイントネーションの確認。スペルと発音が一致しないものなど、頭の中で適当に読むせいで実際に声に出すときに発音が間違っていると言うのが多く、また単語のコンビネーションでどこを強く発音するかがちゃんと身についていないため音読すると不自然さが目立ちます。なのでプロの朗読を聴き続けることでそのへんが刷り込まれるといいなあと。全部は無理ですがシャドウイングなども時々読みながらやってみたりしました。

普段はアメリカンアクセントを習っているのに今回ブリティッシュだったんで余計に発音が混乱しそうですけどw

利用したのはScribdです。Audibleのリニューアルがどうなるかなと様子見してましたが、私が読みたい本はだいたい対象外という結果だったのでこちらにしました。

今回は黙読スピード>朗読スピードかつ児童書で難しい単語はなかったのでこのやり方でできましたが、理解が追いつかないときとか知らない単語を調べたいときはちょっとやりにくいかな?などとも思っています。同時読みやってるかたいたらどんな感じか聞いてみたいところ。

以上「A Place Called Perfect」でした。続きも面白そうなのでまた機会を見つけて。

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