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個人の取り組みも大事なのだけど、コンタクトレンズ企業の努力が圧倒的だった件

コンタクトが残りあと3つになった。やばい頼まなければいけない。

3日後、家に届いた。
段ボールを開けると、明細表の裏にこんな記載が。


なんかカボニューな匂い感じる

プラスチックバンクとの提携により、クーパービジョンのコンタクトレンズは「プラスチックニュートラル」になりました

はいっていたチラシより

日本初の取り組みみたいなようなので、きっと何か環境配慮されているのだろう。
ということで、この取り組みについてちょっと調べてみることにした。

以下の話は、ここから引用しています。

クーパービジョンはプラスチックバンクとパートナーシップを結び、海洋プラスチックの回収とリサイクルを行っているそう。日本で展開しているコンタクトレンズ 、空ケース、外箱に含まれるプラスチックの重量分のクレジットを購入。それによって、プラスチックバンクが同量の海洋プラスチックを回収するという仕組みとのこと。


プラスチックニュートラル、初めてきいたぞ

なので、カーボンクレジットのプラスチック版って感じなのかなあという認識。

医療機器においてはプラスチックは衛生面や安全面において必要不可欠なもの。いくら環境にやさしいからといって、衛生面や安全面が揺らいでしまうのであれば、医療を受ける側にとってもそれは本末転倒な話。


絶対に必要なケースもある

個人または法人が使用・生産するプラスチックと同量のプラスチックを回収・リサイクルすることで、プラスチックニュートラルは達成となるそう。なので、プラスチックが医療現場において重要な役割をもっているからこそ、こういった取り組みが大切なんだなあと。

ちなみに、プラスチックニュートラルなコンタクトレンズ=「環境に配慮したレンズ素材で作られたコンタクトレンズ」ではないとのこと。上述の通りで、日本で展開する全てのクーパービジョン製品のコンタクトレンズ、空ケース、パッケージに使用されるラミネート、接着剤や溶剤(インクなど)のプラスチックの重量分のクレジットをプラスチックバンクに支払うことで、プラスチックバンクが同量の海洋プラスチックを回収する仕組みをもつコンタクトレンズのことだそうなので、その点はよくある環境配慮してますよっていう商品と違って、企業としてかなり厳格に定めている印象をもった。

とはいえ、この一見厳しいように見える内容も、あくまでも企業側の取り組み。
コンタクトレンズを使う一般ユーザーにとっては、プラスチックニュートラルのレンズをの処方を希望し、装着することがプラスチックニュートラルに寄与できるので、選ぶところだけ気を回せばあとは普段の日常通り。

ダッシュボードとして、こんな感じで公開されていたりするので、きっとここに記載の数字が少しずつアップデートされていくのかな。

臨床試験データも載っていてけど、全部英語だったのでDeepLで読んだ。ありがとう、DeepL。DeepLの精度高いの本当にありがたいよね。からのchatPDFでざっくりまとめてもらった。
超簡単に要約すると、

  • 1日使い捨てVerと1か月に1回交換するタイプだと、1年間での廃棄量は、前者が1.06kg、後者が0.83㎏

  • 2018年時点でアメリカのコンタクト使用者の21%が洗面台やお手洗いにそのまま流している(マジ?そっから流れてくじゃん)

  • 廃棄方法としては、一般ごみ、リサイクル、専用廃棄方法が推奨

  • 適切な廃棄方法で、海洋生物や環境に与える影響を軽減可能

って感じらしい。

プラスチック=悪になりがちだけど、どうしても代替できないところだってあるし、やっぱり自分が生活していくうえで安全が気になってしまうところはむしろちゃんと使ってほしいなとも思う。
だからこその、その分をクレジットで相殺する、相殺するためにプラスチック使用量を明確に定義する、こういった企業姿勢は素敵だなと。
意識を変えるためのなんちゃって可視化が増えてきているような気もしていて、それはそれで全体の環境意識への底上げという意味ではいいかもしれないけれども、あまり本質ではないし、自分たちにいいように切り取って数字などを使うことへの違和感がぬぐい切れないなあと。

と、最近思うことがいろいろあったので、よりこのクーパービジョンさんの取り組みがちゃんとしてるんだなあとおもったのでした。
おしまい!

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