まったりした日曜日の朝。

朝起きたら11時を過ぎていた。
昨日1ヶ月ぶりに1日外出をしていた疲れか、体がずしりとベッドに沈み込む。今日は晴れてて気持ちいいなあ。寝室は太陽光でいっぱいなのだけど、それでも目が開かない。

隣でもぞもぞしている夫を薄目で見ると、同じような状態だった。きのう遅くまでイベント運営をやり切っていた反動で、同じくベッドに沈みこんでいる。

「おれは干からびた」

眠いのとお腹が空いているので干からびているらしい。あさごはんを食べたいけど動けない。大変だ。たべものを与えたいのだけど、昨日米を使い切ってしまってすっからかん。パンも買ってない。ヨーグルトもない。家には、何もなかった。

「んんんん〜〜スタバのウーバーイーツしちゃう？」

家の周りにチェーンの飲食店が揃っているおかげでウーバーは滅多に使わないのだけど、先日の自宅療養で改めて存在のありがたさに気づいてちょこちょこと使ってしまっている。

家で食べられるし、お外にでる必要がない。あさごはんにスタバってだけでなんだか嬉しいのに、家まで運んでくれるなんて天才だ。ベッドでごろごろしているだけで朝食が届くのだ。だるく始まった日曜日の朝だけど、一気に特別感がでて輝く。

11時半に朝ごはん。
1日のスタートが大変遅かったけれど、いい日曜日になったな。たまにはこんな贅沢もいいものだねえ。

そのあと急に元気になって、洗濯物を干してからお外に出れた。TSUTAYAでマンガを30冊も借りて、パンとお米を買いに行って。夕方にポトフを仕込んで、本を読んだ。なかなかよい休日だったなあ。まったりまったり。

平凡な日曜日。
そんな当たり前の幸せを、ちゃんと噛み締めていきたい。