【引っ越し!】日常にこそ、幸せはある。東京→湘南へ。私の人生には切り取りたい幸福な瞬間がたくさんある。
わたしは、あのお家が大好きだった。
そう言えることが幸せだ。
住んでる時はあんまり自覚できていなくて、別れて初めて好きだって気づく…なんてありきたりな恋愛漫画かよ、と思うけれど。引っ越すことが決まってからざわざわしていた正体は「この家が大好きだ」という気持ち。
わたしは思っていたよりも「家」というものにこだわりと愛着があって、人生においてものすごく大事なものだったみたい。
何気ない日常の当たり前にこそ、幸せがある。
もう両手にたくさんたくさん、幸せを抱えているのだ。
*
そんな大好きなお家で一番に思い出すことは?と聞かれると(セルフインタビュー)やっぱり0歳の娘を奮闘して育てた記憶と紐づいていて、思い出すだけで涙が出そうになる。
ベッドの上から、寝ない娘と窓ぎわでキラキラ光る夜景を眺めた日。東京は、夜も明るい。たくさんのマンションの部屋が光って、たくさんのひとが住んでいるのだ。もう早く寝てよ…!なんて思いつつも、キラキラしてるね、車通ったね、なんて話して、きゃいきゃい笑う娘。
あ、この景色は一生覚えてるな、って思って心のシャッターをガシャガシャ切った。
朝5時に起きて、もくもくと寝返りの練習をしてた生後5ヶ月の朝。娘の背景の窓から見える空が抜けるように青かったこと。お部屋から空が見えるのがお気に入りポイントだった。
リビングに寝っ転がって外を見ると空が広がっている。東京の街は空の面積が狭かったけれど、6階のベランダからは抜ける空が広がっていた。
あー寂しいなー
引っ越し当日の日は泣いて泣いて、家を出る時も、新しい家で寝る時もぐずぐずと泣いていた。
初めて実家を出て、なんにも家事ができなかった26歳のわたし。
良い妻の肩書きに自分をあてはめようと頑張りすぎてつらかったこと。コロナ禍で、ステイホームをした家。在宅勤務だったからほぼ家にいて仕事をしていた場所。娘を出産して0歳を駆け抜けたこと。
あーー寂しいな、寂しい。
わたしは今、猛烈に寂しい。
でもいつまでもあの家にいることはできなかったし、新しいステージへ、自然と変化をしていかないといけない時もある。
ただただ、人生の流れに乗って。
必要なタイミングで、必要なことが起きているから。こんなに寂しいけれど、大きい視点で見ると確実に私の夢には近づいている。
「海の近くでスローライフ」
朝の潮風が最高に気持ちよくて、夜はひっそりとじっとりと生ぬるい。この空気は子どもの頃から染みついたもので懐かしくてまたちょっと泣いた。新しい土地だけど、地元が近くてなんともいえず懐かしい気持ちになる。(これがエモいってこと?)
この暮らしもきっと、わたしにとって最高なもの。また大好きだ!って思えるくらい毎日を積み重ねていこう。
私の人生には切り取りたい幸福な瞬間がたくさんある。
いつも自覚的になっていたい。見逃しちゃうなんて、もったいないね。
引き続き余すことなく、わたしはわたしの幸せを記録していく。
(7月はもっとnoteを書きたいです)
気持ちが嬉しいです!ゆるゆるスローライフを楽しんでいきましょう♡