ガラスの塊を、愛でたことはありますか?わたしはあります。

モノで溢れる、5.5畳の小さな部屋。
少し離れた場所に住む2人の弟たちは、部屋を見るたび「すげ〜な〜(散らかってて)」とニヤニヤ笑って帰っていく。笑ってくれてありがとな。

6年前社会人になってから、ファッションを楽しみ始めた。特に好きなのはワンピースやロングスカート。足元にふわっと裾が見えるのが好き。小さい時、ママレードボーイを読んでプリーツたっぷりのスカートに憧れたことを、この文章を書きながら思い出した。(光希か茗子か、着てたのは誰だったか忘れた)

最近は、デニムも好きになった。脚にコンプレックスがあるから、パンツはあまり履かなかったんだけど去年の夏に先輩にデニムのお下がりをもらって、なんて快適でキマるアイテム何だろうと感動した。今年もリーバイスのものを、2本買いました。

コスメも好き。オーガニックコスメにハマってからは、コスメキッチンでアホみたいに買ってる。だって、全て効能・効果が違うんだもの。色々試したいし、その時の気持ちや体調に合わせてきちんと働いてくれるのが、オーガニックコスメのいいところだと思う。

あとは本。電子書籍の便利さは、よく分かるけど、やっぱり紙の本が好き。紙の本には、物語が詰まっていると思う。手触りやにおい、全てまるっと抱きしめて、そこに広がる物語を読みたい。

雑貨も買う。ポーチとか、タンブラーとか、ガラスの塊とか、布とか。遠い国で買ったよく分からない置物やぬいぐるみたち。友だちに渡し損ねたお土産も、結構ある。

これは、大好きな軽井沢で買ったガラスの塊。まじで用途はないんだけど、しかも高かったけど、買った。綺麗だから。


普段は、この一見無駄な「好きなもの」は静かに息を潜めている。別に毎日愛でないし、毎日手に取らない。

でも、元気がない時、苦しい時、さみしい時に力を発揮する。

初めて手に取った時のときめきや、レジに持っていった時の高揚感や緊張、プレゼントされたものは、プレゼントしてくれた人の顔が浮かんでくる。

モノの背景にある「小さな幸せの記憶」が、今のわたしを支えているし、これからも人生を豊かにしてくれてると思う。

お気づきでしょうが、オチはありません。
ただただ「好きなものと一緒に生きているから、わたしは!」ってこと、書いておきたくなった。

そう、わたしは、大好きなものに、囲まれて生きている。
散らかってるように見えるけど(いや散らかってるんだけど)わたしにとって、この部屋は城なのだ。
みんなが好きなものも、教えてください。城にお迎えしたくなるかもしれないので。

花も好き。小さい時の夢はお花屋さんだった。

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