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配属される事のないラボへ通っている話

大学には様々な研究室があり、様々な研究をしている。閉鎖的な場合が多く、配属が決定されるまではどんな事をしているのか見えない事が多い。 ただ1つ?いえるのはそこは0から1を生み出す最先端の場所であり、ボスの城でもあるということである。以下にとあるラボへの感想を書き散らした。


何故足を運ぶのか

学部に入学してから折り返しを過ぎ、後半戦を過ごしている今日この頃である。将来への不安または一ヶ月後に控えたオペに怯えているのか、生き急いでいる感覚が否めない。不安を埋める為に行動するしかないと思い、研究室へ顔出しをしてみたり、就職準備を積極的に進めている。進学と就職どちらの選択肢を選んだとしても、ぬるま湯ではないだろうという恐れを持っている。どちらの道に進んだこともないのにも関わらず、ワーストケースに怯えているのだ。以下に出入りをしている研究室すなわちラボについて記した。

特殊なラボ

 顔を出させてもらっているラボは基本的に学生の指導をしていない。極少数の研究員と彼らを束ねるボスといった構成で少数先鋭だ。そのボスが少し曲者でモラルがやや欠けている。研究に関しては申し分ない経歴を持つもの、昨今のジェンダー観からは程遠い発言を繰り返す事が多い。男子大学生の悪ノリが抜けてない人といえば、この記事を読んでいるあなたは察せるだろうか。

配属について

 本来ならば配属される可能性のある研究室に通えば良いのだが、如何せんこのご時世である。既に密度の高い部屋に配属前の学生が足を運ぶのは恐れ多い。加えて、飛び級で参画するのは力がない限り難しい。あくまで想像だが、ストレスフルな狭い環境で過ごしていると大抵弱いものから立場が脅かされる。ただその部屋を選んだだけの理由や志、覚悟は既に決めたので、正式配属まではまったりとした時間を堪能したい。

訪ねる理由 

それでは何故、配属とは関係のないラボに顔を出しているのか?という事になってくるだろう。

利点

・他分野の研究の最前線を気軽にみに行くことができる点

・実験補助くらいの作業をさせてもらえる点

・そこに集まってくる人たちと話をするのが面白い点

上記の利点が存在するものの以下のような負の面もある

懸念すべき点

・実験補助ばかりでは時間の無駄になってしまう点

・指導をしてもらえないため、素でサイエンスにぶつかられると実力不足で萎縮してしまう点

・ボスがハラスメントすれすれの発言をしてしまうが閉鎖的であるため、潜在的に現代のジェンダー観に反した思想を認めてしまう点

このようにして、やや問題のあるラボであることは間違いないが少数先鋭のためフラッと立ち寄った学部生を受け入れてくれる姿勢は好きだ。オペまで、残された時間はそう多くないが特殊な場所をウォッチしてみたいと思う。




慈悲をください、、、!