ワルツを踊れ⑦

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朝4時に起きる。朝ごはんは我慢して、ヘアセットする。前髪上げてハーフアップ。
まだ真っ暗の外に出て、電車に乗る。終点はスイス。寝過ごさないように気をつける。
朝焼けを見ながら8時前にザルツブルクに着く。
朝マックを食べる。パンケーキ。

9時からのバスツアーに向けて歩いて集合場所に向かい、バスツアーに乗る。
この旅のメインである映画「サウンドオブミュージック」のロケ地めぐり。
30人ほど乗っていた。国籍ばらばら、日本人はわたしだけだった。
ドライバーが愉快な方で、乗るときに海外っぽいハイタッチみたいなことをした。

バスはまずトラップファミリーの家のある湖に行った。
少し離れたところから家を眺めながら写真を撮ってもらった。
移動して「Your sixteen ♪going on seventeen♪」(っぽい)曲のシーンのガラスハウスへ。
写真を撮る。この建物は移設されたものとはいえ、私が会いたい人(会ったことのない叔父)が見たものである。不思議な気持ちになった。
バスの車内ではドレミの歌やサウンドオブミュージックの曲が流れてみんなで歌った。音楽がひとつにしてくれる幸せな空間だった。

少し山を越えて湖につれていかれた。湖が多い地域のようだ。雪が残る山と湖。日本じゃなかなか見られない景色なのでしあわせだった。
もうひとつの湖があるエリアで自由行動になった。聞きなれない英語とドイツ語の説明で戻る時間と場所を確認して、マリアとトラップ大佐が結婚式を挙げた教会に行く。
近くにはカフェやお土産屋さんもあったが日曜日ということもあり、開いているところは少なかった。
お土産屋さんでサウンドオブミュージックグッズを買ったときに「ジャパニーズ?」って聞かれたので答えると、「日本語勉強してます」と店員さんに言われ適当な漢字が書かれた紙を見た。嬉しかった。
集合場所のバスを見失っていたところ、イギリス人の同じツアー参加のおじいさんにどこだ?と聞かれた。わたしがわかるというのか。
インドネシア人のオリンピックマークのリュック背負った親子を記憶していたのでついていくと、一緒に行きましょみたいな感じで行動をともにしてくれた。

自由行動が終わり、バスに乗り込むともうツアーは最後だった。ミラベル庭園で解散。ドレミの歌のシーンのところ。
すごくよかったが、残念なことに、日曜日は休園で庭園は少しだけしか見られなかった。

またしてもロケ地の橋を渡り、適当なお店に入り、パスタを食べる。うーん微妙。ビールはおいしかった。
人が多い通りを歩くが、サウンドオブミュージック博物館とショップは定休日。がーん。
ショックでそこから遠くには行かず、またしてもあるモーツァルトハウスを眺めながら、散歩する。
曇っていたわりに暖かい日だったのでカフェのテラスでメランジェを飲む。
少し寒くなってきたので、駅に戻りスーパーでパンとペンネのお惣菜を買い、電車で戻る。
電車の中で向かいの子は可愛い女の子だった。スキーからの帰りのようだった。
ペンネを食べて、爆睡してウィーンに到着。女の子はご両親がお迎えきていた。ほっこりした。

ウィーンに着いた時点で夜9時だった。もう眠かった。
翌日はもう帰国する日なので荷物整理して寝た

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