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Live_li_V_eは、すごいらしいです(他人事)!


はじめに

ということで。
はろきゅあ!Live_li_V_e-想-主催の舞色です。

VRChat内で見てくださった方も、配信で見てくださった方も、アーカイブで見てくださった方、これから見る方も、本当にありがとうございます!
この作品でみなさんに何かしらの光を見せられたらいいなと思います。

アーカイブはこちらから!

アーカイブにとべます!

スタッフ、アクターのみなさんも、何から何までお手伝いいただき、本当に支えになりました。
演出、照明、歌声、すべてがかみ合って素晴らしい作品として仕上がったのではないかなと思いました。本当にありがとうございます。

さて。この場では、アクターさんの紹介とシナリオのちょっとした解説、そしてこのLive_li_V_e(リヴ=ライブ)の名前の由来や想いを書かせていただきます。
超長くなると思いますが、ゆっくり見ていってください。

アクターさん紹介(オタク要素いっぱい)


おかつゆうす

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OPからヲタ芸で場を沸かしていただきました。

キレてるヲタ芸はやっぱりゆうすちゃんの醍醐味ですよね。
今回も最強な打ちを見せていただけました。

もう二年一緒にいますが初めて歌声を聞きまして。
すごく力強くて、場を沸かせられる力がすごくあって、やっぱりゆうすちゃんだなぁっていう雰囲気も見られて、とても輝いていました。

最初からアゲな曲で舞台をあっためてくださって、観客の皆さんもとても盛り上がっているのが見えました。

でもイベント名間違えたのは許さんよ。(バチギレ)


演出について&小ネタ

https://twitter.com/patsupyon

とにかくOPということで光マシマシにしました。でもサイリウムが見えなくなったらとても困るのでその間を頑張って攻めました。
イベントの始まり、シナリオの始まり、ということで導入にすごく悩んだ記憶があります。
もしかしたらほかの人がOPを担当していた未来もあったかもしれない…

真綿スピカ

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二番手、真綿スピカさん!

は、はじめまして!!!!(遅い)

ある理由で裏でチャットで話したことはあったのですが、こうやって声で話すことは今回のイベントが初めてでして…ここだけの話とっても緊張してました。

スピカさんはとにかく優しい。
何がというとすべて。
歌声、ファンへの気遣い、僕らへの気遣いまで。とにかく素晴らしいんです。
そしてストイック。観客への音質提供やパフォーマンスについてのお話をしてくださっていて、とにかくリスナー、ファン重視なところを見ていて、これがVsinger…!ってなりました。

今回のセトリはけっこうしっとりとしたバラードで固めてくれていて、スピカさんの声の繊細さ、静かに、でもたしかに強くきれいな歌声で歌ってくださって、一貫して心を落ち着かせて聞くことができました。

演出について&小ネタ

https://twitter.com/SnowSkyFireWork

このパートはつながりというテーマを付けていたため、「線」というワードや演出を多用していました。
レーザーライトで幾何学な模様を作ったり、円をかいたりしたり、星座を出したり…

まっすぐな線って、何でも作れるんですよ。

あと結構な音ハメをしてます。ラグと僕の耳がLate気味(音ゲーで例えると)なので若干演出が遅く見えたりしますが、ステージの周りで動く8線を作るので5時間はかかってます。
すごいがんばった。
でもアレを作ってる時間が一番楽しかった。というか照明を動かすのがいっちゃん楽しい。


MonaMoon(つきちゃん)

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オタ友です。
おふざけはおいといて。

とにかく声がいい人。かっこいいとカワイイを両立させていて、本当にもう、その力どこで手に入れたの!?
って毎回思ってます。

そして何度も言っていますが、今回のシナリオのボイスアクターを担当してもらっています。
ちょっとふわっとしたオーダーを出していたんですが、僕の予想をはるかに超えたものが送られてきてほんとに驚いたのと同時に泣きました。(ほんとなのよ)
とにかく文字に感情を乗せるのがうまい!本当に素晴らしいんです。
おきにいりはEDの最後。本当に優しく語りかけてくれるから毎度ウルっときちゃう。

セトリは太陽、金星、宇宙に関するセトリでまとめてくれて、イベントの趣旨をちゃんと理解してくださってたり、裏でこうしたらああしたらみたいな僕が焦ってて気づけてないところを見てくれたりしていて、縁の下どころか、どこからでも力持ちでした。

演出について&小ネタ

https://twitter.com/ctake_shimez

照明で遊びました。
皆さん気づきました?照明の色がモナちゃんズの色になってるの。
緑、赤、青、ピンク、黄色、白(茶色にしたかったけどちょっと変だった)
モナちゃんズは分裂というかモナカさんがいっぱいいるイメージだったのでそこに引っ付けて演出もそれに合わせてモナちゃんズを連想できるような仕上げをしました。

バーチャル世界の歌姫 L*aura

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写真内でこっそりハグしてる、この世界でいtttっちばんお世話になってる歌姫。
場慣れしてるおかげでみんなもいい盛り上がり方をしていてとにかく最高でした。
途中お遊戯会挟んだような気がしましたが…w(多分、そうじゃない)

あの、ここからおたく出すんですけど。
僕すっごいRetro City好きで、ライブで歌うと本当に泣きそうになるくらい好きなんですよ。
なんというか、悲壮感だけでなく、停滞感のあの、言葉に表せないんですけど、すっごく好きなんですよ!!!!!!!!!
あと広瀬こたろうさんの反魂ディスコを自分で食って自分の曲にしちゃうのほんとにおもしろい…
裏で話してたことなんですけど、反魂ディスコって曲はポップでかわいい感じなのに歌詞が命令形なのいいよねっていう話題がありました。
わかる。ギャップ。よい。

演出について&小ネタ

https://twitter.com/ctake_shimez

このテーマは「時」
なので床には時計みたいなものを仕込みました。
ローラさんは未来の地球から来たガイノイドなのでそこに引っ付けたくて固めました。
花も添えてます。結構至る所に花とかそういったイメージを持ってて、なんとなく花咲かせたいなぁ〜と思って咲かせました。
あと、これはわかる人にはわかる話になるのですが、去年あったローラさんのライブで使ったランタンの演出を使っています。
あのイベントは僕が初めてローラさんのところでワールドとギミックを仕込んで作り上げた思い出があるので、どうしても仕込みたかったので掘り出しました。
あと地面の半球もローラさんのやつです。愛用品。


小欝U

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今回のイベントの破壊担当兼闇担当。
とにかく破壊してほしかったんです。闇というよりも深淵から湧き出る嫌な感じを出している曲をいっぱい書いていて、歌い方や雰囲気が今回のメンバーとは一線を画すような人(ひと…?)だったので。
鬼首グトという友達が主催してたVtubersGrooveというイベントで一緒したときに一目惚れ、一聞き惚れして呼んじゃいました。

とにかく欝〜な。そんな曲を用意してくれました。
歌い方がなんというか、これ褒めてるんですけど、人を小馬鹿にしたようなちょっと一つ上から見ているようなそんな歌唱をしていて、僕これほんとに好きなんですよ。
こういう歌い方出来るようになりたいって思うくらいには好きです。

演出について&小ネタ

https://twitter.com/SnowSkyFireWork

一番こだわりました。
とにかく壊したくって。
闇なのに光がある、シナリオの中にある通り、「光と闇は一心同体」なところを表したく、ブラックホールを出したあとの世界がグネるシーンでは、明るいのになんだか怖い、そんなイメージを与えたく作りました。
ただ、バグとかエラーというのとはなんとも違うなぁと思って、グリッチ的なのはじつは入っていません。トゲトゲはさせたしディスプレイ割ったけど。

「世界とは、」で文字がバラバラと出てくるシーン、あれは僕の憧れキヌ氏の演出をリスペクトしており、吸収し僕の形で落とし込ませていただきました。
結構アレ好評。いや、あの演出好きじゃない人いないでしょ。

夕月ティア

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トリ。本音を言えばでてもらえるなんて思っていなかったです。マジで嬉しかった。
もちろん金星人だから出しました。
バーチャルポートとかアイリスのとことかあってほんとに忙しい中来てくださってありがてぇ〜…

ティアちゃんと言えば爆発的な歌声。繊細さも持ち合わせつつ人々を一気に取り込むことができる強い歌声。

そして僕は一つ嬉しいことがありまして。
MCにて、ティアちゃんなりの解釈をしてストーリーに対してのアンサーを返してくれて、伝えてくれていて、このイベントをただの歌イベとして見てくれていない所に嬉しさを持っていました。
たしかに傍から見たらただの音楽イベントかもしれないけど、このイベントはストーリー仕立てだから、あぁやって個人なりの解釈を持って勧めてくれたところを見て泣きそうになりました。
本当にありがとうございます。

演出についての小ネタ

https://twitter.com/khu_coo

僕の歌が終わって世界が壊れたあと、振動の鼓動とともに世界が生まれ変わる。
創造の先には破壊があるのような意味合いで、どうしても真っ暗な世界を作りたくて。
不安をもたせるような間をもたせたくて、あぁいう形に仕上げました。
個人パートで最初に出てきた光の魂(始まるときの演出の最後に浮かんでたフワフワしてた大きな光)が7つ集まるシーンが個人的にすきです。写真で見たときうおぉ…ってなりました。
実は最後、瞬きしたら世界が戻ってる(生まれ変わってる)という小演出を入れてます。
でもあのシーンぶっちゃけもっと世界が変わったという演出をもっとつけれたなぁぁぁとか思ってます。改善点っ。


舞色 YouTube

https://twitter.com/KouhakuM

一応僕もね。

なんというか、僕のターニングポイントになった人とか曲とかを起用しました。
関ジャニは芸能に足を踏み入れたきっかけだし、ヒメヒナさんはVの沼にはまるきっかけだし、演劇って曲はプロセカ(ボカロ)の曲で今回のテーマに合わせていってます。
ちなみに淡園さんの白夜はそのらじAMOKA会で泣いてどうしても歌いたくて。w

始めて人前でライブしたのでがたがたでしたがどうでしたでしょうか。
何か届いてくれたらうれしいです。

演出についての小ネタ

https://twitter.com/khu_coo

僕のタイミングでは光の魂は世界崩壊のタイミングにしてます。あえて。
最初は闇に落ちていくところを出したくて、出さずに声だけのせました。
崩壊の演出皆気に入ってくれててとてもうれしかった…わかるあのえんしゅつすき(n回目)


スタッフさん紹介


もとじ

演出ポン出し、裏のシステム担当

ホワリス機能がとっっっっても便利。意外とアレがなかったらきつかったなぁと思ったり。
なんだかんだ一番このイベントで話してたのはもとじさんとそーいちさんでした。いろんな相談に乗ってくれたりしました…!

松山そーいち

受付嬢

ただただ作業通話してるときに、「行けます!?」っていったら「良いっすよ」で二言返事で来てくださりました。神様!

裏でバタついてしまったりしたときいろいろとアドバイスくれたり情報網回してくれたりしたのでとても円滑に物事が進みました!

ドコカノうさぎ

照明

まさか来てくださるなんて思ってもなかった人そのに。
とにかくきれいな照明で場に彩りを与えてくださりました!
システムにクセがあって大変そうでしたがそれを感じさせない動きでかっこよかったです…!

そして場馴れもしているので、配信設定やシステム的なアドバイスいただいたりしてとても感謝…!

あとうさぎさんから配信しろって言われなかったらしない予定でした。めっちゃ怒られました。結果論配信してよかったです…(笑)

つぎのLive_li_V_eはジビエーズ出演します(まだ希望)

甘野氷

配信カメラ担当

本番5日前に連絡しました。普通だったら怒られる…

来てくださるなんて思ってもなかった人そのさん。

細かい打ち合わせとかの時間がなく、前日すこし話してそのまま当日という形でした。

システムがいつもと違うものを使ってもらっていたので、いろいろとトラブルもありましたがめちゃくちゃいい映像を撮ってくださってすごく嬉しかったです…!

次のLive_li_V_eは出演します。(まだ希望そのに)

こまいぬ


Voice Acter

リア友です。
3年ブランクの中声入れてもらいました。マジホント感謝。

言ってしまえば別につきちゃんに任せても良かったのです。ただ、どうしても声を変えたくて別の人を呼ぶことにしました。
「儚い静かな女の子」を表したかったのですが、個人的に意外と合わさってよかったなぁと思いました。

声入れ自分の家でやったのですが、緊張しすぎて1時間何もせずに結果3時間かかりました。まる


楽曲提供


削除

destroyerっていう曲のワンシーン

幕間演出のBGM、EDにて使わさせていただきました。
推しです。(率直)
もう音ゲー界隈ではすごく有名。
すべての曲がとにかくおしゃれ。
強い音で魅せる曲もあればThe 和っ。もあってとにかく多彩に曲を作られているコンポーザーさんです。すごい。

今年の春M3で初めて生で話したんですけどむっちゃいい人。すごいいい人。
「持ってきたCDの中で作っててこれ頭おかしいんじゃねえのかなってなった曲どれですか」とかいう馬鹿な質問に対してちゃんと返してくださって感謝しか無いですね…

今回こちらで曲を使わせていただくにあたってちゃんと連絡をとり許諾をいただきました。ありがとうございます。

姜米條(じあんみーてぃあお)


Twitter

OPで曲を使わさせていただきました。
多分はじめましての人が多い人。
僕の大好きな音ゲーPhigrosのサウンドチームリーダーさんです。
中国のコンポーザーさんです。
この人もマジ多彩。かっこかわいい曲や、神秘な曲、純粋に強い曲とか、何でも作れてすごい人です。

これに限った話じゃないんですけど、本当に中韓コンポーザーさんすごい人多いんですよね。
もっとバズって欲しい。それくらいいい人ばっかり。

こちらも使わさせていただくにあたって連絡をとり許諾をいただきました。音源も送っていただきました。助かりました!



小ネタ&シナリオの深め解説


書き物とかが少し苦手なので文脈がおかしかったりしたらすいません…!

・シナリオモチーフ

今回のシナリオのモチーフは「キングダムハーツ」シリーズ。

僕好きなんすよ。キングダムハーツ。

心の研究とか、繋がる心→つながる光とか、謎の力使って世界戻す→作り変えるとか。

違うところでいえば世界を巡っていって光を集めるわけではなく、光を繋げていって世界をつくっていくところですかね。
まぁニュアンスとしてはちょっとにてるところもありますが。リスペクト大好きなんです、まいきゅあ。



・このイベントが生まれたきっかけ

おたくこれみろがおわってからもそれよりずっと前からもVRCでのイベントは開きたかった

9/12って宇宙の日だから、宇宙に関わることしたい!僕宇宙がモチーフだし!!(多分みんな知らない)

いま!今イベントしよう!

その時期色んな理由で演劇に再のめり込みしていたのでシナリオを書きたくなっていた(というか別で書いてる)

物語と音楽イベント重ねよう!

でも音楽と物語だけじゃなぁ…せや!パーティクルバチバチにしてやろう!

っていうのがきっかけでした。

なんだかんだおたくこれみろというコンテンツは僕の中で大きな存在で、そもそもこのイベントもパーティクルライブというコンテンツあるんだよ!っていうものや、僕の尊敬している知り合いをもっとみんなに知ってもらいたいという意味での布教活動も若干あったりします。




・宇宙との関係性

…モチーフ化しました。

ちがうんです。ほんとはもっと宇宙を全面に押し出したかったんですねぇ…
でも〜、シナリオが結構人とか世界とかそういう方向に進んでモチーフとして使ったほうがきれいになっちゃってぇ…
(訳:シンプルに宇宙というテーマにするのは難しすぎるので、光をメインに持ってきたほうが面白そうって思って書いたらめっちゃ書きやすかったです。)




・出演順について

ちゃんと考えてました。
大体主催ってトリに持ってくと思うんですけど、色々あってティアちゃんをトリに持ってこないといけなくなったのでそこから逆算してシナリオと出演順を決めていました。

そうなんです。出演順はシナリオ優先で作ってそこから出演者を当てはめてました。

これ理由があって、一応ちゃんとシナリオが年数を経たせてるという仄かな変化をさせたく、
そっちを優先させたほうがきれいかなぁと思い、
粗方シナリオ組んでから出演順を決めました。




・幻の八人目

本当はあともう一人出演してくださる方がいたかもしれませんでした。
その人はもしかしたら無理かもしれない(連絡送ったのが6月頭なので出演者さん側が予定組みにくかったのもあったので)とのことだったので断念しました。
でてほしかったなぁ〜…
って思いましたけど7人で良かったかも。光の守護者って7人だし。(キンハーの話です)



◎シナリオの深め解説

このシナリオには前日譚を用意しておりました。
読み聞かせイベントを開いたときに実は読んでおりました。
(アーカイブ載せられなかったのがごめんて感じです。)
まずはその前日譚を読んでいただきたい。
とても長いです。
ので後ろの方に載っけさせていただきました。ぜひ。


・この世界で言うリヴライブとは

ざっくりいうと、所謂仮想世界と言われる世界です。ただし、その形は幾度も変わっており、コピーされた世界や光にまみれた宇宙の世界、テーマパークのように機械にまみれた世界など…
今回の舞台は、人々の心が光となって具現化し照らし続ける、集合宇宙です。
強い想いや力があると実体を持つことができたり、世界に色々な色をつけることができるような世界観です。
小ネタとして、これがアクターさんが人の形をしていたり、パーティクルがふよふよしていたりする理由です。

・なぜこの世界が生まれたのか

まず、この世界は所謂二周目〜三周目をしています。
一周目は前日譚の中にいる、メルーンさんが作った現実世界をコピーした世界。
このときには心の研究のために用意した世界として作られております。
その中に現実世界で生きていた双子を持ち込んでどう育つのかを実験したようです。
その際になんやかんやあって闇に呑まれたガーデランの暴走によって世界がリセットされたが、ルークスの強い想いによって、ニ周目の世界、今回の舞台が完成しました。
結局ガーデランに巻き込まれて一度ルークスは闇堕ちして世界を壊してしまいましたが、7つの強い光によって鼓舞され光を取り戻し、三周目になりました。
この部分を仄めかすためにあえてボイスアクターさんを二人呼びました。


Live_li_V_e の''本当の意味''

ここ重要。

Live_li_V_eというタイトルは1年以上前から用意してました。
元々はV楽曲めっちゃ流れる自分のDJイベントとして使おうとしていたのですが、いろいろとあって頓挫してて、そこからは自分がDJやるときに使うようになっておりました。

そこからおたくこれみろがあって、イベント熱が再来し、自分のイベントを持ちたいと思って名前を引っ張り出しました。

で、現在に至ります。

じゃあ名前の由来は何なのかって話ですね。

Liveという単語には動詞と名詞で意味が変わります。

動詞 生きる、住む
名詞 ライブ

なのでイベント直訳すると住むライブ。

ここにはちゃんと意味がありまして。

今回のLive_li_V_e-想-でも最初に流れました、生きとし生ける世界。

っていうのはこのLive_li_V_eという大きな括りで見たこのイベントの趣旨で、このバーチャルに住み、生きている僕たちの生き様を映し、爪痕を残したくてこのイベントを開いています。
だからどうしても個人個人に焦点を与えたく、ひとりひとりに演出をこだわって組んでいます。

ぶっちゃけまだまだ中途半端ですが、これからもっと色んな人がこのイベントでリスナーさんに対して爪痕を残していってほしいです。願望にはなりますが。


・ロゴの意味

ロゴにはハートマークを入れてます。
原案ではVのところにハートマークを入れてましたが、あまりにもダサかったのでやめました。

が、ハートというモチーフは残しておきたくて、メインに置くことにしました。

ハートといえば心臓、また、命を例えるときに心臓とハートってよくでます。(よね…?)
Vとして命を持っている僕たちの生きる鼓動を感じてほしいという願いからこのモチーフを採用しています。

・小ネタ

もともとLive_li_V_eの書き方が、
Live_liVeでした。
ただタグの影響で他のとめちゃくちゃ被ってVのとこに__入れたという…
これはこれでちゃんとV強調されて良かったかなぁ…なんて。


僕なりの想い あとがき


長々と小ネタとして書いてきましたが、一体何を伝えたいかですよね。

このイベントを通して僕が伝えたいことって言うのはいくつかあります。

まずは、バーチャル空間で生きるということの楽しさ、喜び。
VRChatにきて2年半、VaRtistとして生き始めて2年、Clusterに来て1年半、この期間で本当に人生が変わりました。
ダンサーとして生きているだけじゃきっと会えなかったような人たちに出会い、話し、関わり、色々な人とのつながりが生まれました。
この経験がなかったらイベントやろうなんて思わなかったです。
なんかここだけ見ると他の人もよく言うので嘘に聞こえるかもですがほんとに。ほんとなんです。

そして、この世界のイベント特有の演出として、「パーティクルライブ」というのがあります。
現実世界の特効だけじゃ出来ない、VRならではの演出技法であり、本当に可能性は無限にあります。
きれいに見せることも、暴れさせ、破壊することもできるとんでもない演出を組ませて、
パーティクルライブってすげーんだぞ!ってリスナーさん、ゲストさんに思っていもらいつつ楽しませるとこはもちろん、
演者さんもこのステージを見て楽しんでほしいという願いもあったりします。

また、このイベントには売れてる売れてない関係なくすげえって思ったVの住民にこのイベントに出させたいと思っています。
それは歌だけでなく、踊り、演じ、技術など…
この世には色々なパフォーマンスがあり、ただライブイベントだからって歌だけに焦点を与えたくない僕がいます。(ダンサーだからという身分もあると思いますが。)
だから今回は物語というパフォーマンスを組み込み、そこに歌と、パーティクルを重ね合わせてこの世界を作りました。
だからシンガーさんという名前を使わず「Acterさん、演者さん」と言っている節があります。

ここでも長々と連ねさせていただきましたがすこしでもなにかが伝わればいいなぁなんて想います。

このイベントは数を重ねるごとに絶対に進化させていきます。
毎度見てすげぇって思ってくださるようなイベントにこれからも仕上げていこうと思いますので、ぜひ何卒、応援の程よろしくお願いします。

舞色




おまけ1 前日譚



むかしむかし、ある灰色の山が何本もそびえ立ち、四足で走る箱にニンゲンが乗って移動し、薄く板から光がでているものを持ったニンゲンが歩き、いつもにぎやかな世界がありました。

あるところに、夫婦の研究者がいました。

母は、この地球がどうやって生まれ、育ち、どんな歴史が生まれたかを研究する歴史研究家として、

父は宇宙の進化や生まれ、他の星についての天文学研究者として生きています。

そんな中ある時、ある双子の赤ん坊が家にある研究室に眠っている姿を見つけました。
男の子と女の子でした。
男の子にはルークス、女の子にはカーデランと言う名札をつけていました。
研究者の夫婦は、突如現れたその二人の赤ん坊に困惑をしましたが、育てるという結論を出しました。

その双子はもちろん顔そっくり。
性格も無邪気でわんぱくでおてんばで、でも頑固で似た者同士。
ただ趣味好みは違ったようで、いつも喧嘩ばかりでした。
そんな2人に一つ共通するところがありました。
喧嘩するときも、仲直りするときも、遊ぶときも、眠るときもいつも一緒で、いつも笑顔でした。
この2人は希望に満ち溢れて、いつまでも、この時間が続けばいいのに、なんて思っていました。


そして、2人は研究者二人の後ろ姿を見て育っていったため、世界の歴史、特に誕生についての興味がありました。
しかし、子どもたちは両親に世界の誕生について聞くと、「きみたちにはまだ早いからね…」などと教えてくれることはありませんでした。
2人はがっかりしましたが、ガーデランは1つ見逃しませんでした。
この話をしたとき、ふたりの顔を、目をみると、なぜか悲しそうな感情になっていることを。
ルークスは気づいていないようでしたが、これにはなにか理由がある。と思いました。


月日は経ち、子どもたち2人も学校に通うことになりした。
学校の歴史の授業で、宇宙の誕生について教わることとなりました。
そこでは、
「およそ137億年前、何もないところにとても小さな宇宙のタネが生まれた。
生まれると同時に急激に膨張し、引き続いて大爆発した。 
これは「ビッグバン」と呼ばれている」と、教わりました。

ルークスは満面の笑みで「そうだったんだ!!」
しかしガーデランは心のなかにすこし、もやもやができた気がしました。

家に帰っても、しきりにこのことについて考えていました。
もちろん、教科書に書いてあることを信じていないわけではない。
しかし、あの時世界の誕生について聞いたら、お父さんたちはあんなに悲しそうにしてたのか。
怪しい…!
もう一度お父さんたちに聞いてみよう。
と思い、ガーデランは一人、お父さんのところに行き、
「ねぇお父さん。今日ね、学校で、宇宙の勉強したんだよ!宇宙って、ビッグバンが起きてできたんだね!宇宙ってすごいんだね、すーっごく昔にできたのにこんなに大きくなるなんて!
私、大きくなったらお父さんみたいに宇宙の勉強したいな!」
と、今日学校であったことを話しました。

すると、

「そうか…」と、いつもなら優しく笑ってくれるお父さんが、なんだか少しまた悲しい顔をしたように見えました。
ガーデランは、「ねぇお父さん。お父さんは、宇宙のことを聞いたり、世界の話をするといつも悲しそうな顔をしてる。」
お父さんははっとした顔になり、
「ガーデランは、この世界の深いところまでは見ない方がいい。」
ガーデランはこの言葉を理解できませんでした。
だからといっても、心のもやもやは消えません。
だから、ガーデランはお父さんたちの研究室をのぞくことにしました。


それが、とんでもない不幸と、闇を生み出すことになる。


ガーデランはその夜、みんなが寝静まった頃、研究室にはいることができました。
幸い鍵はかかっていなかったので何事もなく入れました。
部屋には大量の古い本や資料、部屋の真ん中には大きな円卓に青い光でできた地球が浮かび上がっていました。
天文学っぽいなぁ〜なんて子供ながら思い、少しぼーっとしていると、地球の先に1つの本が気になりました。
他にある本よりも古い本で、一際大切にされているような本。
その本をそーっと開いてみると、とんでもないことが書いてありました。


Live-li_V_e計画
3200-05-01

我々は心の心理を研究している。
人間というものは愚かで、しかし強い感情を持っている。
それはどういうプロセスで動いているのか、我々はそれを研究しているのだ。
私はいま研究室にまだ生まれて間もなく純粋な心を持ち生き残った2人の赤ん坊を用意した。

名前はルークス、ガーデラン。

私はこの現実世界をコピーすることに成功し、また人間の心を模倣し、移動させることも可能になった。
しかしその心の模倣には欠点もある。
長い時間や、なにか心に強い衝撃や痛みが発生すると、その心は壊れてしまい、闇が芽生えてしまう。
それの発生条件や事象を調べるために私が作ったコピーの世界、Live_li_V_eに移動させる。
2人には申し訳ないと思うが、この実験の礎となってもらう。

君たち2人が、次の世界を成功に導いてくれることを願うばかりである。
マーキュル・メルーン

この世界は作り物だった。
私はもう一つの世界で生まれて、育っていくはずだった。
なのに、心の実験だとかいうものに巻き込まれてこの世界に来てしまった。
お父さんたちはそれを知ってて言わなかったんだ。
いや、言えなかった…?

分からない。どうしてこんなことをするのか。

本当のお母さんもお父さんも知らないまま生きていくし、本物の世界を知らずに生きていくしかないなんて…
戻らなくちゃ。
この世界を壊して、ルークスもつれて、私達があるべきところへ。
ガーデランはこの本を持って部屋を飛び出した。
そして、ガーデランの心に、すこし、ヒビが入ったような気がした。

次の日の朝、ルークスは起きると、両親がいないことに気づいた。
リビングや部屋にもいない、両親の研究室にいくと荷物が乱雑になり、何かを探しているようだった。
どうしたんだろう?なんて思っていると、ガーデランが大きな本を持って、そして悲しそうな目をして研究室に来た。

「ガーデラン。おはよう。…その本は?」

「ルークス、この世界は偽物なの。」
ルークスはいっている意味がわからなかった。

「…は?どういうことだよ。」

「この世界は、心を調べるために作られた世界。私達は別の世界から送られてきたの。」

「言っている意味がわからないよ。ガーデラン。…もしかしてその本に、何かあったの…?」

「ねぇルークス。この世界から出て戻らなきゃ。
私達の世界に。
この世界を壊せばきっと私達の世界の方でなにかしてくれるはず。
だから、行こう?」

「言っていることが、ちんぷんかんぷんだよ。
ガーデラン。1回落ち着こう?」

「落ち着けるわけ無い。
お父さんたちは、隠してたんだよ?騙してたんだよ?
ずっと知ってて、言ってくれたら…良かったのに…」

「…だましてたわけじゃ…ない…よ…」

「お願いルークス。協力して、戻ろう。」

ガーデランが近づいてくる。ルークスはとてつもない恐怖に襲われ、

「…いやだ!」

とガーデランを突き飛ばしてしまった。
ガーデランは机に頭を思い切りぶつけ、血を流してしまった。
ルークスはハッとしてかけよった。

「ガーデラン!ガーデラン…!ごめ…」

ルークスは血を拭き取ろうとすると、触れない。血が、赤黒い血が、真っ黒に染まっていく。その黒い血は、ガーデランを包み、更には机を足元を、自分を、飲み込んでいき、


突如現れた闇は、1秒もたたず、この世をすべて飲み込んだ


何も聞こえない。


さっきのは、何?


わからない。


だれか、この声が届くなら、返事をして。


僕は、生きたい。


ガーデランも、一緒に。


世界がどうだとかわからないけど、世界は、きっと、希望で満ち溢れてる。


どんな世界だって、僕はいい。


僕と、ガーデランと、みんながいてくれればそれでいい。


だから…!


その瞬間、まばゆい光が僕の目の前を包んだ。




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