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派遣&アルバイト・パートの時給チェック3月

人手不足を背景に上昇傾向にある派遣とアルバイト・パートの時給チェック、3月の数字が公表されました。2月はこちら。

1.派遣社員

三大都市圏(関東・東海・関西)全体で見ると、平均時給は 1,629円(前年同月1,576円、前月1,611円)とまたもや2月の過去最高額を更新しました。

職種別に見ると、製造・物流・清掃系(1,375円、先月1,366円)、IT・技術系(2,233円、先月2,202円)の2職種で、過去最高額を更新。

とはいえ、対象となるひとの多いオフィスワーク系は1,581円と、先月の1,583円より微減しています。

ほかの業種ではマイナスがないことから、全体的に人手不足でありつつも、オフィスワーク系はそこまでではなさそうです。
前年同月比でみても、ほかの職種が医療介護をのぞき軒並み1パーセント以上時給が上がっているところ、0.4%とさほど変化がありません。

グラフをみても、オフィスワーク系はだいぶ落ち着いています。

AIも着々と進化してますし、オフィスワークで代替される仕事も増えるかもしれないと思うと、今後は差が広まりそうな気もします。


2.アルバイト・パート


一方、直接雇用のアルバイト・パートをみてみましょう。

三大都市圏の平均時給は前年同月より24円増加。

販売・サービス系(首都圏1,106円、先月1,091円)でやはり過去最高額を更新しています。

フード系の平均時給も増加傾向が続いており、販売・サービス系との差が縮まっているのとのこと。

両者の差は1年前の2022年3月度には43円(フード系1,046円、販売・サービス系1,089円)でしたが、今回は6円(同1,100円、1,106円)。

「フード系の切迫した人材不足を背景としたものと考えられ、時給アップの他にも、未経験者歓迎、1日2時間~といった短時間勤務、まかないありといった工夫も一般的になってきている」とのコメントも。

高い時給でまかないあり、しかも短時間OKとくれば、副業候補としても働く人は嬉しい動き。

ですが経営側はやりくりの工夫がたいへんそうです。

グラフで見ると、フード系の伸び率がとてもよくわかります。

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