【本】大河内薫『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』ほか、個人で仕事をすることについて
表題の本は、私がVoicyで毎朝お金の勉強をさせていただいている大河内薫さんの本です。
懺悔します。
略して『フリーランス税本』で有名なこの本、昔から持っていたのですが、「独立するときに読む」となぜか思い込んでいて、今日、やっと読みました。
なんでもっと早く読まなかったのだろう、と後悔しました・・・。
なぜなら、ここには、フリーランスが知っておくべき知識はもちろんのこと、今後人生において個人で仕事をする可能性のある人ならば知っておくべき知識がつめこまれているからです。
人生100年時代、いつか個人で仕事をする可能性は、すべての人にあります。
つまり、日本に住むすべての人が読んでおくべき本だということです。
領収書・レシートは会社員時代からとっておくべし
私がそこまで思った例のひとつは、これです。
集める理由は、開業前につかった経費、開業費は確定申告に反映できるから。
しかも、開業した年でなくても、その翌年に黒字になってからでも使うことができるようなのです。
以下、国税庁資料「繰延資産の範囲について」より該当の箇所です。
経費は、開業してから、ではないのです。
開業する前から経費。
私はいまも社会保険労務士関係の勉強会に会費を払って所属していますし、来年も新しく勉強会に所属する予定があります。
判例関係など新しく買う予定の本も。
しっかり、今から領収書をとっておかねばと思いました。
領収書が大事な理由、実はお金と同じような価値があるということも、この本を読めば納得一発です。
会社員も絶対読むべき
この本は、会社員から独立してフリーランスになった人がモデルなので、「会社員とどう違うか」という比較があちらこちらにあります。
結果、フリーランスになってからのことがわかりやすいのはもちろん、比較して会社員がどうなのか、ということもよくわかります。
そういう意味でも、「フリーランス」という名前でシャットアウトせず、会社員も読むべき本と思います。
素晴らしい知識との出会いがあった日は、セレンディピティがあるもの。
同じくVoicyの木下斉さんの番組で、それにつながる気づきを頂きました。
雇用されてする仕事と個人の仕事は、お金の流れが逆
それは、雇用されてする仕事と個人の仕事は、お金の流れが逆ということです。
雇用される場合は、最初に労働条件が提示されます。
例えば、もらえる時給を知らずに働くことは、まずありませんよね。
仕事は時給で選ぶ場合もありますし、会社側も、働く前に時給がいくらは提示しなければなりません。
結果、働く人のなかには、「時給1,000円なんだからこのくらいでいいだろう」と自分の働きぶりをせばめる人が一定数います。
ですが、自分の腕で仕事をしようと思ったら、逆なのです。
報酬は、働きぶりに応じて決まります。
もちろん、フリーランス保護法関係でも言われている通り、事前に「いくらでやります」と合意をし、形に残して、その契約通りの料金で仕事を完了させる流れであるべきです。
ですが、個人の仕事の場合、そこで先方がその料金だけのメリットがあった、と思ってもらえなければ、そこで終わりなのです。
それであれば、雇用されて働いているうちから、「お給料以上の成果を出す」ことを意識していく必要があります。
すでにフリーランスとして独立されている方にとっては、「えっいまさら気がついたの?」という当たり前の話かもしれませんが、私にとってはぴっと背筋ののびるような気づきでした。
今からしっかり、取り組んでいきます。
領収書もためつつ(笑)
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