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パラダイムシフトと障害年金と障害そのもの

1.パラダイム、パラダイムシフトとは

「パラダイム」という言葉があります。

「状況な物事に対する見方・考え方」を指す言葉で、『7つの習慣』を知るひとならば、その重要性についてよくご存じだと思います。

そのパラダイムをシフトさせる、つまりひとつのものの見方から別の見方に移行することは、そのひとにもその状況にも大きな変化を生みます。

この「パラダイムシフト」は、『7つの習慣』では、著者のコヴィー博士がある日曜日の朝にニューヨークの地下鉄で体験したできごととして語られています。

電車のなかで騒ぐ子どもと注意しないその父親について、最初コヴィー博士は「親として責任をとろうとしない」と思っていましたが、その親子が母を亡くしたばかりと知ったとたん、そのいらだちは同情と哀れみに変わったそうです。

相手の事情について、私たちは何もしらない。
知らないということをきちんと知ろう、決めつけに気をつけよう、と気持ちが引き締まるエピソードです。

昨日「7つの習慣セルフコーチング」の講座を受け、この「パラダイム」についてあらためて学び、思い浮かんだのが、障害年金の手続きでたくさんの障害者のかたを支援されているYORISOU社会保険労務士法人の松山純子先生のお話でした。

2.松山先生のパラダイムシフト

松山先生は、問題行動のある社員さんについて、まず、「なにか事情があるのではないか」と問いをたてられ、本人に話を聞かれるそうです。

たとえば、何度声をかけても反応が薄いひと。

「声をかけても無視される」と反感をもっているひともいましたが、じつは、聞こえに問題があったというケースもあります。

問題行動について、一足飛びに「社会人としてなっていない」「仕事ができない」と決めつけるのではなくて、「なにかあるのではないか」と、まず話をきく。

これは、まさしく、パラダイムをシフトさせるために重要な行動ではないでしょうか。

松山先生のお話には、その社労士事務所のお名前の「よりそう」そのまま、『7つの習慣』に通じるところがたくさんあります。

ぺんぎんさんのこのブログを読むとそれがよくわかるのでおすすめです。

3.コテンラジオのパラダイムシフト

障害年金のお話をきいていると、発達障害の診断をうけたかたなどで、ある仕事には合わなくても、こっちの仕事なら非常に強みを発揮する、というケースを耳にします。

そうすると、はたして、障害とはなにか?という疑問が湧いています。

その疑問が人類の歴史規模にひろがり、障害とはその時代に合わないひとがカテゴライズされているもので、時代ごとに違う、という目からウロコのパラダイムシフトを起こしてくれるのが、コテンラジオの「障害の歴史」です。

通常の放送であればなかなか踏み込めないところまでごまかさずに取り上げ、ていねいに掘り下げてくれている番組です。

自分が当たり前だと思っていることがいかに当たり前でないかを思い知らされるので、ひとりでも多くのひとに触れてほしいと願っています。

https://open.spotify.com/episode/26vBKNNaYRU543tfBTd8iw

おわりに

昨日の「7つの習慣セルフコーチング」、コーチを担当してくださったかたのすばらしい寄り添いのおかげで、自分のなかから湧き出る新しい気づきにあふれた、非常に重要なエポックとなりました。

振り返って実践をつづけ、セルフコーチングで得られたものについてもどこかでまとめたいと思います。

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