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イスタンブール行きの機内でのちょっとした出会い

インドで20日間の旅暮らし生活を終えて、トルコへ向かう。

ニューデリーからイスタンブール行きの機内で、ブータンのお偉い方達かな?と思える御一行様と遭遇した。2人の夫人と4〜5人の男性たち。

派手というほど鮮やかではないが、遠くから見ても上質さを感じる伝統衣装は、着てる人の気品を際立たせる。搭乗者が少なかったフライトのため、彼らは特に目をひく存在だった。


飛行機を降りるとき、道を譲るとニコッと微笑んでお礼を言ってくれて、「どこから来たの?」と聞かれたので「ジャパン」と答える。
「ブータンの方ですか?とても素敵な伝統衣装ですね。」そういうと、「よくわかりましたね。どうもありがとう」とこれまた美しい英語で返ってくる。


その日はちょうど天皇陛下の即位の儀の日で、ブータン国王も日本に来日し、その儀に列席していると今朝のニュースで見た。

「ブータン国王は今日本にいらっしゃってますよね?」
「そうなんだよ、日本とは重要な関係だからね。貴重な儀式に参加できて誇らしいよ。」


日本を大切に思ってくれてる気持ちと、その男性の優しい笑みがとても嬉しく感じた。


ブータンには行ったこともないし、テレビ番組を見た程度の知識しかない。
実は先日、インドの北部のダージリンまでは行ったのだが、その目と鼻の先のブータンは準備不足で見送ってしまった。

ブータンへ外国人観光客が入国できるようになったのは1970年代のことで、今でも旅行会社を通さないと入国することができない。
未知の魅力に溢れた、まさに旅人にとって憧れの国。
ぜひいつか行って見たいものだ。

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