バラナシで見た、目の前で人間が焼かれて骨が軋む音。
コルカタから夜行の寝台列車に揺られて20時間。
エアコンが効きすぎて、完全に冷え切った車内で目を覚ました。
今はどの辺だろうとカーテンを開けて窓の外を眺めていると、電車が少し止まり、私よりも若い少年が熱々のチャイを売りにやってくる。そしてまた電車はゆっくりと動き出す。
前日に泊まったコルカタの宿で予約してもらったバラナシまでの列車。
「安く済ませたいから3等でいいよ」と言ったけど、宿のおじさんは「2等にしときなさい。」としきりいう。値段は結構違ったけど、そこまで言うなら