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たかが旅行されど旅行 海外旅行で価値観が変わる!わたしが変わる!


先月は
日本以外の家族初海外旅行で
バリ島へ🏝️

バリ島に行く前
わたしはバリに対して『物価が安い』というイメージを持っていた。

大好きだったアシックスのスニーカーが
履きすぎてボロボロになっていた。
いつ購入したか忘れたけれど
アスリートでもないわたしが履き潰したくらいだから
だいぶ長い間お世話になったのだろう。

『バリに行ったら良いスニーカーを安値で購入しよう』
そんなふうに考えていた。

バリ島に着いてから3日間
会うバリ人全員に聞いた。

『ナイキなどの良いスニーカーはどこで買えますか?』

ホテルのフロントの人たちや
空港からホテルまで送ってくれたタクシーのドライバーや
露店のおじさんやおばさんや
ホテル在中のツアー会社の人や
お掃除の人や
プールのバーの人や
マッサージのお姉さん
ホテルのレストランの人など

誰も答えを知らない。
オーストラリアや日本だったらどこにでもあるような
ナイキやアシックスなどのスポーツブランドのスニーカーを売っている場所を誰も知らない。

今回、わたしたち家族は5つ星ホテルに滞在した。
滞在客はオーストラリア人やドイツ人などが多いそうだ


わたしの探していた答えはホテルの隣にあった。
ショッピングモールがあったのだ。

そのモールの中にスポーツショップはあった
ナイキやアディダス、プーマなどが並んでいる

わたしはオーストラリアだったら$120くらいだろうナイキのスニーカーを$80で購入した。
全ての商品がオーストラリアよりは$30から$40やすいかな、くらいの印象だ。

ホテルのすぐ隣にあったスポーツ用品店
『良いスニーカーを変える場所を知りませんか?』
オーストラリアや日本だったら誰もが即答してくれそうな質問だと思っていた。

バリの人はみんないい人ばかりでいつも笑顔だ。
何を聞いてもすぐ答えてくれる。
それなのに
『良いスニーカー』を売っている場所については一度も答えが返ってこなかった。
とっても不思議な気がしていた。

この話をバリ島に先に来ていた友人と合流した際にした。
彼女はバリ人と結婚しオーストラリアに住んでいる。
そして彼女は教えてくれた
バリ人で観光客相手に仕事をしている人の月の収入は
約$300であるとのこと。
これはオーストラリアでの収入の約10分の1だ。
それで家族を養っていかなくてはならない。
$80のスニーカーなんて買わないのだ。
スポーツブランドのショップなんて観光客だけのための店なのだ。

その後もさまざまな場所でショッピングをする機会があった。
サヌールという町のショッピングセンターに行ったり
1日ツアーで観光地を巡った際にはバリ染の工場や金やシルバーの工場では必ず販売所に案内された。
『観光客に買わせるツアー』かと思うほど上手く練られたツアーだった。
ちょっとコーヒー飲みたいと言うだけで
コーヒー工場に案内され
試飲したかと思うとコーヒー販売所に案内される。
ツアー中のお食事どころはどこも高級レストランで
デコレーションも素晴らしいが値段も素晴らしい。
どこに行っても
値段は観光客仕様だった。
コーヒー一杯は$5
レストランで食事をしたら$20
それでもオーストラリアの物価からしたら安い。
だが、絶対にバリ人仕様ではない。


わたしたち家族はバリ人の友人に
バリ人の集まるマーケットに連れて行ってもらった。
そこの屋台では『バクソ』という
肉団子スープをいただいた
一杯$1.2だった。
それが本当の値段だ。
レストランで食べたら10倍の値段を請求される。


バリはとても良かった。
わたしの価値観に冷水をかけてくれた。
目が覚めた。
もっと日常の一つ一つの出来事を大切にし
それらを自分の人生を構成するエッセンスとして
感謝しながら毎日を味わおう。
バリ人のみんなみたいにお金で得られる恩恵にもっと感謝しよう。
当たり前は当たり前じゃない
そう思った。

友人はさらに教えてくれた。
バリで観光客相手に仕事をしている人は
外国人オーナーから給料をもらっているので
売り上げは外国または外国人に入ってしまうので
バリやバリ人が豊かになるわけではないとのこと。
色々あるんだなぁ。

バリには物売りや物乞いが存在する。
小さな赤ちゃんを抱えて裸足で路上で物乞いしている方もいた。
タクシー料金をぼったくるドライバーもいる。
どこに行って何をするにもしっかりしていないとぼったくられる。
でも、それはバリの人たちにとっては生きる知恵なのだ。
滞在中は物乞いに心を打たれたり
値段交渉をしたり
チップをあげたり
わたしのお金に対する価値観は右往左往した。


世の中のお金のこと。
勉強になりました。

日常では気づけないこと
非日常での新しい気づき
海外での気づき
行ってみたからわかること
この経験はプライスレスだと思いました。

とっても良い刺激になった。

旅はさまざまなホルモン活動も活発にしてくれます。
特に幸せホルモンとも呼ばれる
セロトニン
アドレナリン
オキシトシン
というホルモン3姉妹が活性します。
これからもいろんな刺激を受けて
いつまでも若々しくピュアでいたいなぁ、なんて思いました。

次はどこ行こうかな。

旅、最近どこ行きましたか?





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