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『転生王女と天才令嬢の魔法革命』第1話感想と百合アニメの展望

「悪役令嬢が王子に婚約破棄されたなら、王女が攫ってあげればいいじゃない!」


いよいよ始まった2023年冬アニメ!☃️
個人的開幕作は『転生王女と天才令嬢の魔法革命』でした。
原作未読ですが百合作品との評判を聞いて見てみたところ……想像以上に良かったです!

この作品の良さをもっと知ってもらいたい……と思った私。
いつも通りTwitterにて感想を呟いていたのですが、本日1/5は一粒万倍日(追記:一粒万倍日は1/6でした、まぁ1日くらい誤差です)…
何かを始めるには絶好のタイミングですね。

そこでアニメ視聴後の昂った気持ちのまま、勢いに任せて初めてブログを書いてみることにしました!
拙い文章になりますが、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

⚠️以下1話のネタバレ有りです⚠️

◯1話のストーリーと感想

前世の記憶を持つ王女、アニスフィアは魔法で空を飛ぶという夢のため、日夜怪しげな研究に勤しんでいた。ある夜、アニスはお手製魔女箒の試験飛行で、貴族学院の夜会に飛び込んでしまう。そこでは、天才公爵令嬢のユフィリアが王子アルガルドから婚約破棄をつきつけられていて!?
『転生王女の天才令嬢の魔法革命』アニメ公式サイトより

魔法で空を飛ぶことに憧れる破天荒な王女・アニスフィアが、天才だが真面目過ぎ&責任感強過ぎな性格が災いして王子から婚約破棄されてしまった公爵令嬢・ユフィリアを攫っていく。
ここまでが、1話で描かれた内容。

正直、期待以上のアニメでした!
作画ヨシ、話のテンポもヨシ。

まるで王子様のようにユフィリアを掻っ攫うアニスに拍手が止まりませんでしたね。
百合略奪婚はかくあるべし。
「略奪姫」の伏線回収にも唸りました。

また、科学好きな私としては、アニスが前世の記憶の中の科学をどのようにして魔学に昇華させているかも見所でしょうか。

◯コンプレックスを抱えるキャラクターたち

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』キービジュアル(公式Twitterより)
「誰よりも魔法を愛しながら魔法に愛されなかった王女の物語。およそ全てを持って生まれながら何一つ持っていなかった令嬢の物語。二人の革命の物語。」

1話の終盤シーンで上記のようなナレーションがありました。
主人公以外にも目を向けてみると、登場人物それぞれがあるものを持ちながらあるものを持っていないというコンプレックスを抱えていることに気づきます。

  • アニスフィア
    持っているもの:魔学の経験知、前世の記憶
    持っていないもの:魔法能力
    →魔法に憧れる

  • ユフィリア
    持っているもの:魔法勉学など全ての才能
    持っていないもの:責任感の強い完璧主義故の孤立
    →友情や愛情を渇望?(予想)

  • アルガルド
    持っているもの:王位継承権を持つ王子の地位
    持っていないもの:自由さ
    →立場に縛られず自由奔放な姉への憧れや妬み?

  • レイニ
    持っているもの:可憐な容姿や愛想の良さ、王子の新しい婚約者
    持っていないもの:元平民という生い立ちの身分

コンプレックスから生まれるのは、憧れや嫉妬などという強い感情です。
様々な人物との関わり合いの中でそれぞれのコンプレックスがどう露見し、そして解消されていくのか。
それが本作の今後の見所の一つなのではないでしょうか。
まぁ、原作未読&1話視聴時の妄想ではありますが。。

また、アニスの悪友かつ共同研究者のティルティに関しては、1話では未知数なキャラでしたね。
寝不足な目元といったキャラデザは非常に好みなので、今後の彼女の活躍がとても楽しみです。

◯近年の流行作との関連性

明朗快活で破天荒なアニスフィアは、演じる千本木彩花さんの自然体な演技も相まって愛着が湧くキャラでした。
その様はどこか錦木千束(リコリス・リコイル)を思わせます。
そして1話で描かれた女同士の百合的な略奪婚姻(?)は、水星の魔女を彷彿とさせる展開です。

原作ありの作品にも関わらず、最近流行したオリジナルアニメのフォーマットと重なる部分をどうしても感じてしまいました。
しかし、百合好き人口の増加など流行りの下地が出来上がったところでこのアニメが放送開始したのは、むしろラッキーなのではないかと思っています。

少し話が脱線しますが、個人的に2023年は百合の花が咲き誇る一年になる予感がしています。
現時点でアニメ化が決定している他の百合作品(※百合の程度は様々)を挙げてみると、

  • 私の百合はお仕事です!

  • 私の推しは悪役令嬢。

  • 星屑テレパス

  • 声優ラジオのウラオモテ

  • ひきこまり吸血鬼の悶々

  • ささやくように恋を唄う(※1/13追記)

などがあります。

リコリス・リコイルや水星の魔女が耕した広大で肥沃な大地に、溢れるばかりの百合の花が咲き乱れるのは時間の問題でしょう。
本作『転生王女と天才令嬢の魔法革命』には、その先駆者になるポテンシャルを感じました。

◯終わりに

最後までご覧いただきありがとうございました!

百合アニメとして、新年早々に素晴らしい掴みを見せてくれた本作には感謝です。
いつになっても、新クールが始まった時のワクワク感は何ものにも代え難いですね。
冬クールは始まったばかりですし、これからどんな面白い作品に出会えるのか楽しみです。

初めてのブログ執筆でしたが、自分の考えを整理して発信するには良い手段に感じました。
今後も勢いに任せて長文を書いてしまった時には、チラッと覗きにきていただけると嬉しいです。

ではでは。


1/10 追記:
note公式マガジン #アニメ感想文 記事まとめに追加していただきました🎉

嬉しい

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