古本市は明日から。
原田治のグッズが欲しくてみんながあんなに一途にミスドのドーナツを食べてた時代があったなんて、今の若いひとはびっくりするであろう。
世田谷美術館でやっていた原田治展でかったオサムグッズ、小6の娘もかわいいかわいいと大興奮だった。ほんとうにすごい。
原田治さんは10種類くらいのタッチの描き分けもしていて、恥ずかしながら「え!これも原田治!」と気づいていなかったものがたくさんあった。
この日はまだ水戸でのトークの余韻を引っ張っていたので、見たもの読んだもの感じたことがそのまま仕事に生きてくる古本屋はいい仕事だなあと思った。
原田治蔵書にもあったシーモア・クワストの絵本『STILL ANOTHER NUMBER BOOK』、明日8/14(水)スタートの阪神夏の古書ノ市で販売しますよ。(このnoteは、阪神の搬入待ち中に書いている。)
水戸芸術館では大竹伸朗展。圧巻。
メスキータ展もすばらしかった。去年の夏、オランダでも見たことを覚えている。ヨーロッパのからっとした太陽と木々の深い影のある夏を思うと、メスキータの白黒のコントラストもさらに特別に思える。
8月は、高校、大学の友人たちとも数年ぶりに会えた。自分が離婚でごたごたしそうになってから、なんとなーく少しずつ距離を置いてしまっていたから、また会いたいと思えて、タイミングがばっちり会ったこともいい変化だろう。うんうん。
みんなと音信不通の間も連絡を取り合っていた後輩とも、実際に会うのは久しぶり。
「毎日必死だから、もっと余裕を持って仕事ができるようになりたい」
というと、
「みんな必死です」
と至極まっとうな答えをもらう。
学生時代からの友だちはやはり特別だ。毎日仕事をしてたら、なんだか自分はひとりなんじゃないかと思ってしまうけれど、なんだちゃんと、帰る場所もあるじゃないかとまた気持ちを整える。
地元、水戸でのトーク、終わってみればなんて自分にとっても大きな意味のある時間だったのだろう。
いろんなことがあって、なんだか遠くに来てしまったような気がしていたけれど、何をしててもわたしはわたしだった。
さて、車ぱんぱんに積んだ荷物を降ろして仕事をしよう。
阪神夏の古書ノ市は明日8/14(水)スタートです。
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