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23-6-1 【絵本】ドン=フリーマン『くまのコールテンくん』

娘はご飯を食べるのがめちゃめちゃ遅い。
食に一切興味が無いので特に夕食は食べなくていいならできれば食べたくないと思っている節がある。食後のデザートのために仕方なく食べている状態だ。
私や夫、そして離乳食段階の弟すら含めた全員が食べ終わった頃にようやく「はぁ…食べるか…」という感じで食べ始める。
そして挙句の果てに「(食べること以外に)することがなくてつまらない」と、こちらに接待を要求してくるのだ。
食事中にタブレットで動画を見ることは厳禁なので、最近は絵本の読み聞かせをせがむようになった。
食事に集中しないのは動画も絵本も同じなんだけど、絵本の方がなんとなく知的でいい感じがして私もそれに応じている。

さて、そんな夕食時の読み聞かせで今日読んだのがこちら。

言わずと知れた不朽の名作だ。
私が幼い頃にも実家にあった思い出の絵本である。

スボンのボタンが取れたまま、デパートで売られているくまのぬいぐるみのコールテンくんのお話。

まずなんと言っても絵がたまらなく良い。
コールテンのふわふわ感が手で触ったかのように分かる。
私が最も好きなのは、20pの絵だ。
ベットカバーからちょこんと覗くコールテンくんのふわふわの耳!可愛い!キュン!!
表情も豊かであり、ページを繰るごとに様々な顔を見せてくれる。

コールテンくんの性格もとても素敵だ。
好奇心旺盛でおおらかで、前向きに目の前の出来事を受け止める。
目で見たもの、自分に起きた出来ごと、何に対しても
「ぼく、ずっとまえから ○○○○してみたいなあって おもってたんだ。」
と、すいすいと乗りこなしていく軽やかさに、癒され、憧れる。
この口癖、とってもいいなぁ。
私も真似してみようかな。
何が起きても「ずっと前からしてみたいと思ってた!」と受け入れたり、思い切って挑戦してみたり。
そんなことを、コールテンくんから学べる一冊だ。


そんなコールテンくんに、娘も夢中になってしまったのは嬉しかったのだが、絵本に集中するあまり夕食を食べる手はすっかり止まってしまっていた。
途中途中で声を掛け、なんとか食べきった娘でした。



おしまい

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