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炭焼きの知識をまとめますよ①

みなさんお元気ですかー?
ゆすはら町地域おこし協力隊のまやです!☺︎

前回の記事では炭焼き職人の前田さんについて書かせていただきました。
せっかくお手伝いさせていただいているので、炭焼きについても書いておきたい!ということで今回は炭焼きについて書きますよ!


黒炭と白炭?

炭焼きのお話をする前に、
まず炭の種類について簡単におさらいしておこうと思います!

以前ご紹介した前田さんが焼くのは黒炭と呼ばれるもので、
白炭、いわゆる備長炭ではないものです。

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上:黒炭 下:白炭
黒炭は軽い。白炭(備長炭)は締まってて、重くて、キンキーンと音がする。ガラスのような感じです。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう!

黒炭とは

・一般的に窯の温度が400℃〜700℃で炭化した炭。
・使用する材はクヌギ、ナラ、カシなど
・酸性のためアルカリ性の臭い消しに効果あり。

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白炭とは

・白炭は炭化までは黒炭と同じ。その後窯口を少しずつ開けて空気(酸素)を入れて、温度を1200℃の超高温にする。
・窯の中で熱々の炭をとり出して、灰と土を混ぜたもので冷やして完成→白くなる→だから白炭と呼ばれる!
・使用する材は主にウバメガシ
・アルカリ性のため酸性の臭い消しに効果あり。

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※高知県の土佐備長炭は有名ですが、こちらは海の方、室戸や大月町で作られています。(備長炭作りに使われる「ウバメガシ」が海の近くに生育しているから)

追記:
前田さんからより「写真が分かりにくかった」との指摘があったので、もっと分かりやすい写真を撮りましたよ〜!

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左が黒炭(クヌギ)、右が備長炭(たぶんウバメガシ)
木の種類が違うのですが、サイズ、長さは似通っているこちらの2本。
持ってみると違いがすっごくよくわかるんですよ!

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黒炭135gに対して、備長炭240g!!

100gも重さが違うんですよー!!
伝わりましたかね???
備長炭の重くてずっしりくる感じ!
ちょっとでも伝わってくれたら嬉しいでーす!✳︎


以上、炭の基礎知識。
この他にも扱う温度が違うので窯の違いもあるし、材の並べ方の違いなどありますよー!(もっと炭のことを学びたい方は是非林業大学校の授業を受けられてみてくださいね〜)

ここまで読んで「是非炭焼きについて詳しく知りたい!」と思った方は次の記事もご覧下さい。
長くなりそうなので、今日はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございます✳︎
次回の記事もお楽しみに〜

Have a lovely day!☺︎

ありがとうございます。 これからも山暮らしのあれこれ書いていきます✳︎