精神保健福祉士って簡単なんでしょ

こんにちわ。真山です。

今日は精神保健福祉士という資格につきまとうイメージについて。

この資格をとった当初、周囲の人間に『真山、最近どうなん?』と聞かれる機会があったので、

「精神保健福祉士って資格を取得したから、その資格を活かした仕事を探してるよ。」という受け答えをしていました。

その時のだいたいの相手の反応ってどんな答えだと思います??

答えは、、

『あぁ。あれ。社会福祉士の方が難しいやつだろ?』

どう思いますか?真山は福祉系大学を出ていないので、一旦大学を卒業して、その後通信課程の一般養成所を2年かけて卒業。そんなこんなで苦労して精神保健福祉士の受験資格を得ています。プラスして国家試験でもありますから、それなりの時間と労力をかけて勉強して、試験に望んでます。

そんな苦労を知るよしもない、赤の他人が言うに事欠いて、簡単なんでしょ?と吐き捨てる。

別に、すごいね!頭良いんだね!とかって、誉めてほしいなんて言ってません。しかし、何も知らない人間にバカにされる謂われなんて全くもってない。人の努力を嘲笑うなんて最低だってやつです。

とは言え、わかってはいるのです。こういうことを言ってくる人間の心の底には、嫉妬や羨望。極めて低い自尊心がうずまいていること。そんな風にコンプレックスを露にしてる彼らのような人間にこそ、慈悲と慈愛をもって接してあげなければならない。皮肉なことに、それが精神保健福祉士という職に課せられてる倫理観でもあります。

同時に、精神保健福祉士の地位向上にも努めなければならないのが、専門職としての責務でもあります。なので、なぜに精神保健福祉士の合格率が社会福祉士に比べて高いのか。解説をしておきます。

この問題に関しては本当に興味をもってくれてる方なら、たくさんの考察が出てますので、敢えて解説を詳細にするまでもないのですが。。

ざっくりまとめると、社会福祉士は精神保健福祉士よりずっと前に作られた資格です。なので、歴史もあり資格保有者も多かった。そして、この資格をもっていると、後になって作られた精神保健福祉士を取ろうと思って受験すると、有利に合格しやすいカラクリがあるんです。そもそも社会福祉士や精神保健福祉士の試験は、専門科目と共通科目という2つに分かれていて、それぞれ午前と午後で試験を行います。そして、どちらが難易度が高いかというと、共通科目の方が高いんですね。そしてそして、社会福祉士または精神保健福祉士の資格を保有してると、この2つのうちの共通科目が免除されるんです。

だから片方の資格を持ってると必然的に合格確率が上がるようになっている。

前述のように歴史の長い社会福祉士の保有者は多い。だから、そういう人たちがW資格を目指して、精神保健福祉士に挑戦する機会が多いため、合格率が底上げされているという訳。

、、という訳で、汚名返上に向けて一矢報いてやろうと孤軍奮闘、書きなぐってみたわけですが、どうだったでしょうか?

きっと特に意味はないだろうと思います。(笑)今や情報は選択の時代。恣意的に好きな情報だけ持っていく世にあって、マイナーな資格の難易度なんて、大方の方々にとってはどうでもいい話。

放課後ディサービスやら、就労継続事業所やら、障がい者向けグループホームやら。確実に精神科領域に関わる分野は、増えてはいるのですが、

私のような精神障害者当事者はまだまだ風当たりの強さを実感するのも事実。そんな差別意識が底流しているからこそ、それに関わる精神保健福祉士もどこか忌避されるということなのかもしれません。


ということで、今回言いたかったこと。

僕らは頑張ってる。頑張ってる人間をバカにするやつはダメです。常識ですよね?です。












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