和様書のシンボル藤原行成と王義之の筆跡診断
藤原行成(ゆきなり、こうぜい)は972年平安中期の公卿で平安の三蹟の一人です。大河ドラマ 「光る君へ」でも毎回登場する人物です。
◆三蹟とは
平安時代を代表する能書家(小野道風、藤原佐理、藤原行成)
三蹟の時代に、中国風の雄渾な書から変化し、日本人好みの優雅で優しい和様の書が完成され、その書風は現代にも通じています。
行成も中国(唐)からの流れを受け継ぎ、王義之の書に影響を受け学んでいたと考えられるので、どのように和様の書へ移り変わったか「憂」の漢字で比較してみました。
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