出口胡蝶

7才より書道を始める。25歳で北海道から上京し、アート活動を開始。女子美術短期大学造形…

出口胡蝶

7才より書道を始める。25歳で北海道から上京し、アート活動を開始。女子美術短期大学造形科/染織デザイン卒。 公式サイト/ https://www.ko-chou.com/ 作品紹介/ https://www.ko-chou.com/works/original/

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和様書のシンボル藤原行成と王義之の筆跡診断

藤原行成(ゆきなり、こうぜい)は972年平安中期の公卿で平安の三蹟の一人です。大河ドラマ 「光る君へ」でも毎回登場する人物です。 ◆三蹟とは 平安時代を代表する能書家(小野道風、藤原佐理、藤原行成) 三蹟の時代に、中国風の雄渾な書から変化し、日本人好みの優雅で優しい和様の書が完成され、その書風は現代にも通じています。 行成も中国(唐)からの流れを受け継ぎ、王義之の書に影響を受け学んでいたと考えられるので、どのように和様の書へ移り変わったか「憂」の漢字で比較してみました。 ▶

    • 東京浅草にて個展を開催いたします

      ■ 出口胡蝶 Deguchi Kochou ■ 現代アート書家  開催期間 2024年9月10日(火)~15日(日)まで   開催時刻 OPEN 10 : 00~18 : 30  江戸の歴史と文化を色濃く継承し、今まさに世界各国の観光客のメッカと なっている~東京浅草~の路地裏ギャラリーにて 個展を開催いたします。 現代アートとの融合した新しい書の形を多くの方々にご覧いただきたく ご来場お待ちしております。 開催場所 東京浅草画廊 Gei 藝  Tokyo Asaku

      • 現代アート書家 出口胡蝶プロフィール

        出口胡蝶(本名 麻弥子) 現代アート書家 1975年 北海道帯広市出身 7才より書道始める 1996年 女子美術短期大学造形科生活デザイン専攻テキスタイルデザイン卒 ◆ 20代前半に札幌で、絵画教室助手、アートショップ、書道教室兼筆耕会社と仕事を転々としましたが、もっと自分のやりたい事を追い求めたいという思いから25歳で再び上京。 とは言え仕事の経験も浅く、あてもなく上京して来てしまったため、結局生活費を稼ぐための日雇いアルバイトと宛名書きの下請けなど、わずかな生活費を稼ぐ

        • 宋の皇帝 徽宗(きそう)の書

          ~美術を愛した宋時代のラストエンペラー~ 徽宗皇帝が生み出した書体、痩金体(そうきんたい)と呼ばれるオリジナルフォントをご存じでしょうか? 名前の通り、針金のような細くキレのある線が特徴で、好みも分かれるかも知れませんが、高貴で強く美しい書体です。 模写してみて気が付いたことは、皇帝らしく縦に伸びている形だということと、収筆(斜めに大きく抑える)など規則性がはっきりあり、他に類のない特徴を持っている書体だと思いました。 でも、思ったより難しくはなく、癖を覚えると、突いて一

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