読書感想「商品はつくるな 市場をつくれ」

こんにちは!(*'ω'*)<しがないWEBマーケターです。
今日は読書レビューです!

本の紹介

本日読んだ本はこちら

元キリンビール商品開発プロジェクトリーダー 和田徹さんの著書です。
わたしはメーカー勤務・商品開発担当ではないのですが完全にタイトルに惹かれて手に取りました(*'ω'*)

和田徹さん、あの「淡麗」「氷結」「キリンフリー」の開発を手掛けられた方!こんなにヒット商品を数々生み出されている和田さんも、12年間ヒットなしの期間もあったそう。勇気もらえる~

以下、特に印象的だった3つのお話について。

未来の市場を作る、創造的破壊

この本で最も印象に残ったワードはこの2つです。

「未来の市場を作る」について、本の中で以下の言葉が引用されていました。

人間は未来について想像し、その想像を実現することのできる唯一の生命体だ」-アメリカのSF作家、マイケル・クライトンの言葉

未来を予測する最も確実な方法は、それを発明してしまうことだ」-パーソナル・コンピューターの父と呼ばれた、アメリカの科学者、アラン・ケイの言葉

未来を実現できる、発明できる、、かっこよすぎ!
でもその通りですよね。スマホだってこのnoteだって発明〜リリースしてくださった方のおかげで、私は今帰宅中の電車で自分の考えを発信するという行動を取っています。
こんなことnoteがなければやれてないよ(*'ω'*)わたしにこんな未来(今?)をくれてありがとうございます。

「創造的破壊」は、経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが提唱した概念。
『「変化のない市場でシェアを奪い合っても、市場自体は大きくならない。現在の市場を破壊して、より成長が見込める新たな市場を作り出すほうが、建設的である」という論説です。』 p29より

マーケティングって今あるニーズの中で、競合とシェアの奪い合いをすることだけじゃない。
「目の前の数字目標を達成するためにどれだけ精緻にこだわれるか」はもちろん会社員としてプロとして大事ではあるけれど、
心の中では「世の中のために新しい価値を生み出す」という想いを忘れないマーケターでありたいなあ。
今のわたしの仕事は小手先の施策や競合を見た施策ばかりで大反省しましたm(._.)m

マイミッションを起点にする

企画の仕事って、提案しては詰められ、ダメ出しされの繰り返し。(褒めて伸ばすタイプのチームもありますかね?)
もちろんありがたいフィードバックですし、目の前の一人を納得させられないのに見えない顧客の心を動かせるはずないのですが、しんどいときもありますよね。
私はあります(*'ω'*)(ドヤ顔するところじゃない)

そんな私の気持ちに刺さったのが「マイミッションを起点にする」という考え方。
「マイミッション」というのは自分が人生をかけて取り組みたいこと、人生の目的や意義のことです。(私のマイミッションは「働く人を幸せにしたい」「人と人の関わりによる幸せを増やしたい」ですかね~)

マイミッションを起点にした場合とそうでない場合、何が違うのか?以下は本書を読んだうえで私の考えです。

◆マイミッションを起点にした場合
「この仕事を通して世の中にこんな価値を届けたい!」

顧客や未来のことを考えて誠意やアイデアが湧いてくる、成し遂げるために自然と努力ができる。
上司の言う通りではなくフィードバックをもらった上で再検討し、顧客にとって一番いいものを実現しようと深掘り、説明、合意形成の努力をする。

◆マイミッションが起点になっていない場合
「まあ形になればいいか。上司の気にするポイントはこの辺かな~ここを対策しておこう」

自分目線、上司目線、それなりにこなす仕事になる。

上記はかなり極端にしていますが、人間なのでやはり左右されるところはありますよね。
せっかく仕事をするなら前者のような仕事をしていたいところ。

とはいえ会社員なので、マイミッションだけのために仕事をすることはできません。会社から命じられた仕事と自分のミッションにどう重なりを見つけるか?が重要になってきますね。
このあたりを自分事化するのはかなり長くなりそうなので、また別で考えてnoteにしようかな~

さいごに

本書ではなんと「直筆の企画書」も公開されています!!
実物を見られるってとても勉強になる(*'ω'*)ありがたい

ほかにも、
・企画、企画書のポイント
・チームの動かし方
・ひらめきのコツ
など具体的に参考になることがたくさんあります!
気になった方はぜひ読んでみてください。

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