生きるのに必要なモノ
だいたいの人間には、HPとMPがあると思っている。
有り体に言えば、身体の元気と心の元気。
めちゃくちゃ運動したり、一日中ショッピングに出かけたり、風邪を引いたりした時に減るのがHP。
人に気を遣ったり、ストレスに晒されたり、なんだか心がしんどいなって時に減っているのはMP。
稀にMPが減らないチートみたいな人間もいるけれど、それは置いておいて。
私はHPも高くないけれど、MPは特に低い上に燃費が悪い。
今日はそんなMPのお話。
MPを使う趣味と、MPを使わない趣味
私はこう見えて……って、私のことをもうだいぶ知ってくれているフォロワーさんからしたら割と察してもらえていることかもしれないけれど、常時ストレスに悩まされているタイプの人間です。
ストレス解消!
って頑張ってはいるのだけれど、頑張っても頑張っても、ストレス性のほにゃららみたいなのがどんどん出てくる。喘息とか。
世間一般で言う「ストレス解消法」みたいなのはかなり試しているのだけれど、ストレス解消のために頑張って却って疲れてしまう、みたいなことがよくある。
回復に努めているつもりが、MPを使っているんだよね。
これに気付いたのがつい最近。
ストレス解消のための趣味、というものにも、MPを使うものとちゃんと回復できるものがどうやらあるらしい。
読書は最高のMP回復薬
最近久しぶりに、まとまった時間を使って面白い本を一気読みしました。
せっかくなら、とちょっと緑の見える窓辺で、日光を浴びながら。
これがもう気持ち良くて気持ち良くて。
本の世界に没頭している間、
私は何の不安にも晒されないし
寂しさも感じないし
常に楽しくてドーパミンがたぶん出ているし
あとついでに読書はHPを消費しないから体力のない私にはぴったり。
MPを回復するってこういうことかと。
「休み方がわからない」ってずっと思っていたけれど、昔からの友達がちゃんと居たじゃないかと。
そういえば私、溶連菌とかで小学校を休んでも、家で寝ながら読書していたような人間なんですよね。
HPがなくても読書はできる~~~。
コーヒーはMPを使う趣味かもしれない
ストレスが多い時、コーヒーを淹れるのがなんだかちょっとしんどい時がある。
大好きなはずなのに。
淹れるのはまだいい。けれど洗い物まで考えると、ちょっと気が重くなる。
眠たいときとかなんとなく身体が怠い時、カフェインを摂ればほっとするけれど、それってHPにバフをかけているようなものだし、無理をした反動とかカフェインの摂り過ぎとかを考えると、健康に良くないような気もする。
そう。コーヒーが大好きで今一番の趣味だと思っていたけれど、でもコーヒーは私にとって、MPを使う趣味の方だったみたいってこと。
どうりで週末にゆっくりコーヒータイムを取っても、週明けまでに回復できなかったりしていたわけだ。
その上インスタ用の写真なんか頑張って撮った日には、その日のMPもうありませーん、になっていてもおかしくない。
コーヒーは余裕があってこそ楽しめる、ちょっと大人の趣味だったのだ。
最近は冷たい水かポカリがおいしい。(夏だからね)
コーヒーは大好きだけれど、なくても生きていけてしまうかもしれないのがちょっと怖い。
ここで気付いちゃったのが、「本はないと生きていけないけど、コーヒーはなくても生きていけちゃうかもしれない」ってこと。
コーヒーが大好きだから、飲むとおいしいなって思うし、イベントがあれば興奮して駆けつける。
けど、疲れちゃう。
コーヒー屋さんをやるだけの情熱がある人達と比べるつもりはないけれど、コーヒーを飲むのが趣味だという周りの人と比べて、私の熱量が低いような気がしてちょっぴりしょんぼりしている。
コーヒーの話をするのも、ブログを書くのも、コーヒーヲタクさんで記事を書くのも好きなんだけどな。
でもなんか、今は熱量が足りてない。
前まではコーヒーを飲まないと一日が始まらなかったし、ちゃんとカフェイン中毒だったから飲まなかったらきちんと頭痛もしていたのだけれど、最近は何故かカフェインを摂らなくても頭痛が起こらなくなった。
いや頭痛がないのはいいことなんだけどさ。
なんでだろなぁ。寂しいなぁ。
前みたいに時間の許す限り、一日のカフェイン摂取量が許す限り、たくさんコーヒーを淹れて飲みたいのになぁ。
私をおいしいコーヒーで繋ぎ止めてほしい。
家にいっぱいコーヒーあるんだけどさ。
COE入賞豆とか、ゲイシャとかも含めて。
(最近の催事の連続には感謝しています)(お財布は泣いているけれど)
ほっとするコーヒーが飲みたい。
おいしくて、身体にするすると入っていって、癒やされるような優しいコーヒーが飲みたい。
カフェインの入っている飲み物に要求することじゃないんだけれど、私が今コーヒーに求めているものはたぶん「安心感」なんだよね。
刺激が強すぎなくて、いつもの味でもいいから、飲んで生き返るようなコーヒーが飲みたい。
お店で飲むなら、疲れない空間と疲れないコーヒーが欲しい。
敢えてデカフェだけ頼むっていうのもアリかもしれない。
自分で淹れるよりもお店で飲んだ方が基本的にはおいしいから、それだけでもわざわざ遠くまで足を運ぶ価値があるのだけれど。
某チェーン店みたいに「来なきゃ良かったな」って後悔するような、ちょっとだけ傷つくような体験はしたくないな。
コーヒーが好き。コーヒーをずっと好きでいたい。
だからコーヒーには裏切られたくない。
明日はちゃんとコーヒーを淹れて、抽出に失敗しないように気を付けて、いつもの味にほっとできるようにしよう。
いただいたサポートで、おいしいコーヒーや気になっていたコーヒー器具を買って心の栄養にしたいと思います。