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浅草演芸ホールに行ってみた

 先日の初寄席以来、寄席欲が高止まっている。そんなわけで、今年の目標は「都内定席寄席(主なもの)全制覇」にした。4月にしていきなりの目標セット。
 先日末広亭は行ったので、残るは浅草演芸ホール、鈴本演芸場、池袋演芸場、国立演芸場ということでいいかな。
 折しも江戸家猫八さんの襲名披露興行が続いている。またあのほんわか感を味わいたいので、家族が不在の休日にまず浅草行っとこうとそそくさと前売券をチケットぴあで購入。e+しか使っていなかったので登録から。ネットで買えるんだねーすごいねー。

 いざ寄席に向かう前の日、家族が明日の予定が雨予報で無くなったというので、では一緒に、とチケット追加ポチ。まだ残っててラッキー。沼に陥れる気満々だが、雨に出かけるのが億劫なのか反応はあまり芳しくなく、面倒感がバリバリ伝わってくる。勝算は五分五分か。しかし、絶対楽しいと思うんだ…!
Twitterで出演者チェック。さん喬師匠とロケット団が代演になってて残念。太神楽もアピールにいいと思ったのになあ。またの機会に(あるのか?)。

 当日4/15土曜はガチの本降り。家から浅草までは1時間超とそれなりに遠いので心折れそうだが、前売券があるので行かないわけにはいかない。昼ごはんも家族同行だとパンやコンビニおにぎりというのもなんなので、近所の11時からやってる洋食屋を探して、ささっと早めの昼食を済ませてからいざ目的地へ。さすが浅草、外国人率高し。

 おーここか。YouTubeで見たまんまだ(あたりまえ)。チケット売場は並んでいたが、前売券があるのですぐ入場。売店もやってる。アルコールはまだ不可なのが残念。舞台が末広亭より高いので、前の人の頭で遮られる範囲が少なくてとても良い。スタッフの人が座席に置いた荷物を咎める口調が荒くて引いた。他の人が場所取りしているのかもしれないのに。

 ■当日の演目

 家族の反応がよかったのは色物系。ストレートに面白いものね。特にすず風にゃん子・金魚さんの躍動感とパワー素晴らしかった。もちろん猫八さんも。わたしのお目当ての一之輔師匠については、斜に構えた感じがあまりお気に召さなかった様子。昔ながらの落語はあまりなかったのが意外だったようで、ぐつぐつも首を捻ってた。わたしは割と好き。
 やかん工事中の噺家さんはパワハラ問題の渦中とネットで見かけてびっくり。そんな状況でも高座に上がれるとは。あと、演者のどなたかが立ち見も出ている大入りの客席を見て、やればできるじゃないですか、と言ってたのは何だか違和感あった。そういう客いじりなのだろうが。
 口上は前回見た末広亭よりも短めで、猫八さんは羽織袴着用。この前のさん喬師匠のご挨拶ホントよかった。あんな風に人前で挨拶できるようになりたい、絶対無理だけど。馬風師匠がかなりのご高齢なので、いらんこと言い出すんじゃないかと少しハラハラしてしまった。そんなことあるわけないけど。かの有名な馬風ドミノも目撃。三平師匠イジられまくってたな。

 家族が次回寄席にも前向きだったのは収穫。次はどこへ行こうか。今度は芸協の興行がいいな。

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