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発達障害・発達の凹凸について

近頃「発達障害」という言葉をよく耳にするようになりました。
発達障害は大きく6つの障害に分類されます。

・ADHD (注意欠如・多動症)
・ASD(自閉スペクトラム症)
・LD(限局性学習症)
・ID(知的能力障害)
・CD(コミュニケーション症群/吃音など)
・MD(運動症群/チック/トゥレット症など)

人によって症状は様々で困り感も異なります。
例えば
・落ち着きがない
・一つのことに集中できない
・人の話を最後まで聞けない
・空気が読めない
・人の気持ちが理解できない
・コミュニケーションがうまく取れない
・急な予定変更に対応できない
・初めての場所が苦手
・思い通りにならないと癇癪をおこす
・整理整頓が苦手
・時間が守れない
・こだわりが強い
・勉強が苦手
・漢字がかけない
・トラブルメーカーといわれてしまう…などなど
当たり前にできそうなことが出来ない。
これが発達障害、発達の凹凸があるお子さん達の特徴であり特性です。

共通して言えることはこれらの障害は治すというよりも
上手に付き合っていくことが重要です。

とはいっても、成長を楽しみに子育てをしているご両親からすれば
わが子に障害があると考えるだけでもショックで不安になると思います。
相談に来られるご両親の中には、
「いい病院に行って、療育や訓練をして治します!」
「必ず普通にしてみせます」
などと、お子さんの症状を「普通」にしようと躍起になっているご両親に
出会う事もしばしばあります。
しかし、残念ながら治るものではありません。
無理に治そうとすると、
「自分はダメな人間なのかな?」
「自分が出来ないからパパとママは私のことが嫌いなのかな?」
などと感じるようになり、エスカレートすると
「こんな自分が嫌い」
「自分なんて生まれてこなければよかった」
「消えてなくなりたい」
とまで思い詰めて二次障害になりかねません。

だからといって「諦めてください」という事でもありません。

では、どうしたらいいの?
お子さんの特性を知り、上手に付き合っていく方法を知ることが大切です。

発達障害といわれても、発達に凹凸があったとしても、お子さんは日に日に成長していきます。

「パパとママの子どもに生まれてよかった」
「パパとママのおかげで自分が好きになった」

とお子さんが感じるようになるためにはご両親のサポートが必要です。
ご両親のもとに生まれたことを誇りに思い、自分の人生を切り拓いていけるイキルチカラを身に付けたお子さんに育てていきましょう。


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