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デジタルでも”アナログ”は叶う

先日、タクシー運転手さんと
こんな会話をした。

「ついさっき、20代の女性2人を乗せたん
だけど、その女性たちがGO Payのことを
『時代だね~』『もうついて行けないよ~』と
いう会話をしててね・・
若い人がそんなん言うから笑っちゃったよ。」

運転手さんは思わず笑いながら、
「それはこっちだよ!!」とつっこみを
入れてしまったらしい。

・・・案外そんなものか。
時代の最先端を歩いているように見えるひとも
「今の時代、デジタルっしょ!!」なんて
意識したり進んでデジタルを取り入れている
のではなく、世代を問わずみんながどこかで
「ついていけない」感を抱いているのかも
しれない、と思った。

運転手さん「今はキャッシュレス決済が多い
からたまに現金での精算があると、おつりの
計算に手間取ったり・・・
前のタクシー会社にいた時は、日報も手書き
ではなく自動で計算されていて、随分漢字が
出てこなくなったよ~」

・・・あちこちでよく聞く話だ。
このデジタル社会に、手書きするということが
減って、思えば周囲にいる人がどんな「字」を
書くかわからない人の方が多いかもしれない。

私は昔から文字を書いたり、自分の思いを
伝えることが好きで、よく手紙を書いてきた。
今でも、部署異動で離れてしまう人や
退職する人、ちょっとしたお礼、お祝い事や
季節の手紙など・・・。
手書きが減ったからこそ、より貴重なものと
して喜んでくれるのが嬉しいし、心が通った
ときの幸せホルモンがじわじわ出てくる感覚が
たまらない。
ちゃんと思いを伝えたくて伝え方を迷ったり、
キレイに書こう、とかけた時間の分だけ
伝えられた時の嬉しさは大きく深い。
相手の反応もとびきりだ。

これまでは決まって「手書き」で書いていたが
最近、「デジタル」で伝える面白さも知った。

心からのメッセージとイラストや写真を
添えたメッセージカード。
真っ白なシートから、フォントにこだわって
サイズや余白、段落、言葉のチョイスや
伝える流れ・・・
色を付ける場合は、その色味や彩度・・。
頭の中にある自分だけのイメージを
相手にそのまま届けることができるし、
手づくり感を格上げできる気がするのだ。
このnoteだって、デジタルだけどアナログの
魅力といえる”手づくりの温かみ”は選び抜いた
言葉たちや写真で十分伝える事ができる。

誰かに何かを伝えたとき
「伝えなければよかった」
なんて思ったことは一度もない。

だから、デジタルでもアナログでも、
ちょっとした時間をかけて
伝えることを楽しんでいきたい。


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