【ISD個性心理学】社内の猿との付き合い方
こんにちは。司法書士・ISD個性心理学インストラクターの植田麻友(うえだまゆ)です。今回もISD個性心理学についての記事です。
👇ISD個性心理学とは?👇
👇まず自分の動物を調べてみましょう👇
以前営業職に向いている動物についての記事を書きましたが、その時に述べたのは営業職に向いている(実際に多い)動物は、地球グループが多いということ。特にその中でも、猿と狼が多いことはお伝えしたとおりです。
実は私が以前所属していた組織が、非常に「猿」が多い組織でした。(組織全体として、地球グループが多かったというのもあります。)地球グループは、ISD個性心理学に基づいて性格を3つに分けた際のグループの1つです。地球グループに所属する動物は下記の動物です。
【地球グループ】狼・猿・虎・子守熊
この中でも「猿」が多い組織というのはどのような特徴を持つのでしょうか。
猿の特徴
猿の特徴については下記のとおりであるといわれています。
・細かいことによく気づく
・乗せられるとその気になる(お調子者)
・何でもゲーム感覚で楽しむ
・すぐに結果を出したがる
・駆け引きが得意
・フロンティア精神の持ち主
また、先述のとおり猿は地球グループの動物ですので、「競争」についても抵抗がありませんし、実利・形のあるもの・コストパフォーマンスを大切にします。特に猿は、できるかできないかというように白黒はっきりつけたがる傾向も強いです。合理的に物事を解決することが得意で、損得勘定に関してはシビアな判断が可能です。
猿が輝ける場所は?
こういったタイプの人が自分の周りにいるとどう感じるでしょうか?
ご自身がそうであれば、「分かる!」と思うかもしれませんが、タイプの中には競争を好まず、できればはっきり示して欲しくない(あるいはそれが苦手)というタイプもいます。そういったタイプにとって猿は少し苦手なタイプと感じる人もいるかと思います。
例えば月グループは、人の和を大切にします。形のあるものよりもないもの、原理原則を大切にします。そういったタイプにとっては「正解だけは今は言わない」というように空気を読み、相手の態度を見て行動を変えることもあり、それは月グループにとっては当然の行動なのです。また、太陽グループにとっては感覚はとても重要です。また、成功を求めるので大きなビジョンについて語ることもあるでしょう。それにたいして地球グループが「それは現実的ではありません」といって勢いをそぐようなことがあれば、太陽グループにとっては不満が出るでしょう。
しかし、猿がもつ「競争」「ゲーム感覚」というのは、組織の中で成績を残し、地位を勝ち取っていくという面では非常に優秀です。組織では、何に対して評価すると考えた時に一番分かりやすいのが「数字」なのです。もちろん、それがすべてではなりませんが、会社・経営者側にとって一番目に見える・目に見えるからこそ不満がでにくい(のではないか)と思える数字。
特に猿は、短期的な勝負が得意です。長期的なビジョンを持ち、それを計画的に遂行するよりも、その場その場で先制攻撃をして自分の役割を発揮するのです。これは組織が求める営業マンの形としてとても理想的ではないでしょうか。
猿が組織で活躍する場合の注意点
しかし、私がたまに聞くのは、「営業としては非常に優秀であるが、社内での上司部下に対する態度が非常に高圧的(あるいは好ましくない、社内の雰囲気を壊すもの)である」という事情です。プレイヤーとして非常に優秀である方が多いゆえに、他人の失敗にも厳しくなりがちです。そういった方が持っている「普通」とは、他の多くの方にとってはるかに厳しいのですがそれに気づいていません。それどころか「これくらいできないのはおかしい(普通じゃない)」とさえ思ってしまうことがあるのです。
そこまでいかなくても、猿は何かを察するということが苦手ですから「言葉」で伝えない限り気づかないケースもあります。部下が「察して欲しい」と思っても、猿は言葉で相手を判断することが多いのでそれには気づかないことも多いです。もし、猿が上司の場合はズバリ言葉で伝えましょう。できる限りシンプルに。しっかり目を見るのも良いでしょう。
そして、猿自身も相手の言葉だけではなく、振る舞いや雰囲気を目で見て寄り添ってみましょう。
猿自身が非常にテキパキとしているので、相手にも即断即決を求めてしまいがちです。しかし、すべての人があなたのように即座に意思決定ができるわけではないのです。それは怠けているわけでも、勉強が足りないわけではなく、相手の性質であり自分とは異なるものをであることを知りましょう。猿は、仕事に関しては非常に優秀な方が多いので、こういった形で部下や同僚に寄り添うことは大きな変化を生むと私は考えます。
また、シンプルに突き進むのは長所ですが、例えば指示を受ける部下からすると要点だけを聞いても、もしかしたら乱暴と感じる方もいるかもしれません。「そこまでするの?」と思うかもしれませんが、丁寧を対応をすることがより組織で活躍できる人材となるでしょう。
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