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突然ですが、台湾に行きます 2

突然決まった台湾旅行について、行ってからだと絶対に書かないので今のうちに色々書いておこうと思います。もし台湾マスターの方がいたらアドバイスお待ちしてます。


旅行の詳細

日程

とりあえず母と娘2人が行く初台湾旅行。
個人的な旅行のスタイルとしてショートトリップがあまり好きではないのですが、母は愛犬が心配ということで2泊3日でとんぼ返りです。特典航空券という素敵なギフトをエンジョイする娘たちは9泊10日で台湾のローカルライフ貧乏旅行を楽しむ予定です。母は短い時間でガッツリ観光するのでチャータータクシーを、娘たちは台湾の歴史や人がどういう生活をしているのかなどをゆったり見ながら街を巡れたらいいなー!

宿泊施設

宿泊施設ですが、2024年4月現在、台湾観光局がKLOOKさんと組んで宿泊費用が2万円分当たるキャンペーンを期間限定でしています。これが当たると結構大きいのではないでしょうか?私の場合、もう予約してしまっていること、宿を取り直すのが若干面倒なこと、そして現地に入国した際に抽選に再度参加できるのかわからなかったので保留にしました。多分併用できないのかなーとは思うのですが、知ってる方がいたら教えてください!ホテルについては次に詳細書いていきますが、やはり円安でそんなに台北はお得感はありませんでしたが、日系ホテルが多いのでそういったところは他の東南アジア、東アジア旅行の時とは違うなと思った点でした。

宿泊施設について

台北は基本は東京とあまり変わらない?

台北の宿泊ですが、あまり都内と値段が変わらないといった印象です。私はもともとBooking.com派でしたが、最近はAgodaを使うようにしています。というのも、多くの場合にBooking.comよりAgodaの方が簡単にGold MemberとかPratinum Memberとかに時間限定でアップグレードしてくれて良い価格を出してくれます。ただしこれだけは頭に叩き込みましょう。

1にも2にもトイレ問題が台湾のホテル選びのポイントでしかない

大事なことなので太字にしました。みんななんでもっと大きな声で叫んでくれないのだろう?ガイドマップとか注意事項でガッツリ書いて欲しいんだけれど、知らないで行く人多いのではないだろうか?「知ってるよ、トイレが日本より綺麗な国なんてないものね」とかいう問題でしたら私も重々承知しておりますが、そんな次元ではないのです!

台湾、実はトイレットペーパーが流せないホテルがたくさん存在しているということらしい!

これを知って実際私もたくさんホテルに個人的に問い合わせたんですが "No flushing any paper." と言ってくる新しいホテル、実は築浅のホテルでもあったりしてキャンセルしました。バレなきゃ流してしまえ!というのもあるんですが、トイレが詰まったら地獄ですよね。なので道中のトイレも基本流せないかも?ということで水溶性トイレットペーパーを是非ご自身でもお持ちください。お腹痛くなったら地獄やん、と思って真剣に調べました。

ただ、もうどこのホテルが良い!っと決まっている場合にはGoogle Mapからそのホテルを検索してみるとオフィシャルサイト、格安サイトの比較がざっくりできます。最近はキャンセル料無料のプランなどでもソートがかけれるので便利になりました。ただし、お部屋の詳細などの細かい指定がかけられないのであくまでも目安になります。東南アジアやアメリカなどよりも、台湾は印象的にはそこそこ2・3星くらいで良いホテル環境に恵まれそうな印象なので、宿探しも楽しいかなと思います。それでは私が実際に検討したホテルをご紹介します。トイレットペーパー、流れます!

圓山大飯店⭐️5

大体27000円〜(2名1室)
言わずも知れた台湾の老舗宿です。TOTOのウォッシュレットが付いているのも好印象!ここの地下には脱出するための地下通路があったりする、ちょっと浪漫ですよね、という歴史的な台湾のランドマーク的なお宿なのです。絶対に台湾っぽいところに泊まりたい!という人には士林地区という少し辺鄙な土地にあるのですがお勧めです。

日本統治時代に台湾神社があった跡地に1952年、国民党の蒋介石の妻、宋 美齢さんが建てた台湾で最初の⭐️5ホテルです。政治的な要素も強く、世界の多くの国賓が利用したそうです。2022年にはホテルの地下から180メートル続く、剣潭公園と北安公園に連絡している脱出地下道が一般公開(要予約)されたので歴史が好きな人はお勧めです。

小高い丘に立っているので台湾の夜景が絶景なこと、お部屋にベランダがついているので絶景を見られること、そして何よりジブリの千と千尋の湯屋のような圧巻の景色はお勧めポイントのようです!Googleの口コミで夜中にホテルを歩いて回ると怖いし、よりジブリ!ということなのでぜひやってみたい!!という理由で私も最後まで悩んだのですが、立地的に中心部から少し上の台北一大きいナイトマーケット士林夜市には近いですが、おそらくタクシー移動が基本になりそうなので2回目以降かなと思って今回はパスしました。ただ観光で訪れてみたいなとは思っています。

MGH Mitsui Garden Hotel ⭐️4

大体1泊30000円代(2名1部屋)

日系で大人気の三井ガーデン。台北駅から2駅の忠孝新生駅が最寄りで、MRTの3番出口からほぼ直結の立地、大安地区にあります。さすが日系、TOTOウォッシュレット完備、大浴場完備、トイレとバスが完全分離されています。大浴場からの景色が素晴らしいというのでローカルの指示もあるみたいです。母と娘2人の3人旅でベッドを3つにしたかったのですが、どうやら早々に売り切れてしまったようでお部屋が確保できませんでした。それくらい大人気なので、抑えたい人はお早めに!

ソラリア西鉄ホテル台北西門 ⭐️4

大体1泊28000円代(2名1室)

繁華街西門にある大人気ホテル。トイレもウォッシュレットで、浴室とは分離されている。ペットボトルなどは毎日補充されるようで、水を買う必要がなかったとのレビューもありました。高層階だと絶景の夜景が楽しめるようです。MRTからも徒歩5分ほどで、どこにでも歩いていける立地が高く評価されています。また、チェックアウト後にセルフでロッカーがあり、荷物が預けられるという点もギリギリまで観光が楽しめそうです。こちらも3ベッドルームがすでに完売でして、残念ですが候補から外れました。

相鉄グランドフレッサ台北西門 ⭐️4

大体1泊28000円代(2名1室)

こちらは2024年2月にオープンしたての西門すぐそばの新しいホテルです。なんと言っても3名で利用できる部屋が多く、全室30平米以上と広いお部屋が用意されていて、照明はすべてスマート端末で操作でき、もちろんトイレと浴室は別で、トイレもウォッシュレットです。こちらにしなかった理由は浴室がある部屋がグレードの高い部屋で3人利用だとあまりコスパがよろしくなかったことです。部屋のグレードをあげると部屋にドラム式洗濯機があるみたいです。

ホテルグレイスリー台北 ⭐️4

大体1泊18000円台(2名1室)

え、日系なのに安い!と食いついて即決しました、こちらのホテル。3名でも早く取れば1室1泊2万円代で取れてしまう。実は、私の周りの友人でもここを推す方、非常に多いです。楽天トラベルでもどこでもとても高評価です。忠孝新生駅という駅から3分ほどで近くには華山1914文化創意産業園区があります。西門までバスで20分、台北駅も18分とバスが使いこなせればなかなか便利な場所のようです。中心部から少しだけ外れることで価格が抑えられているのでしょうか、るるぶなどの観光ガイドのホテル紹介ではあまり取り上げられてないのは少し政治的な匂いもしますが、なんでなんでしょう?ここは浴室とウォッシュレットのトイレが別れており、和風をコンセプトとしているようです。すぐ隣にはセブンイレブン、少し歩くとドンキもありますし、台湾の秋葉原がすぐ後ろです!口コミも高く、ビジネスホテルとして位置付けられていますが、ここはまた行ったらレポします。

番外編 : その他有名な外資系ホテルを選ばなかった理由

シェラトン、ヒルトン、マンダリン等がこれに当たります。加えてホテル日航なども含みますが、いわゆる⭐️5つのホテル等です。先ほども冒頭でお伝えした通り、台湾のホテルは⭐️4つで十分に綺麗であること、他のアジアホテルよりも安全や衛生が確保されていること、そして何よりも日系ホテルが多いという優位性を持っていることを考えるとわざわざ外資ホテルに泊まるメリットが値段的にも見つかりませんでした。もちろんホテルステイを中心とした旅行を計画している場合は良いホテル、かつクラブラウンジが充実しているホテルが良いのでしょうが、おそらくほぼ1日出払っているでしょうからあまり私たちに高級ホテルは意味がないように思いました。

数年前に家族でシンガポール旅行に行った際には、地の利もありマンダリンオーチャードホテルを選びました。お値段が張りすぎて目玉が飛び出ましたが、家族が買い物を楽しみたいこと、シンガポールはほぼオーチャードで完結してしまうだろうこと、大人数なので各自が自由にホテルに戻って休憩したり荷物を置いたりできる立地が必要だったことなどがありました。こういった目的に沿ったホテル選びをするという観点では、台湾旅行で高級ホテルに泊まるメリットがあまり見つけられなかったという感じです。

個人的には、高級ホテルに泊まるのであればマレーシアがお勧めです。本当に格安でリッツカールトン、シャングリラ、マンダリン、マリオット、ウエスティンなどに1泊2万円以内で宿泊できるんです。そして台湾などで多くの旅行者が使う⭐️2くらいの安いホテルは東南アジアの場合は衛生・安全面が確保されていないことも多いです。こういった理由から外資系ホテルを積極的に使うことをむしろお勧めする国もあります。正直、アメリカの安いホテル⭐️2なんて危なくて使えないです。台湾は本当にシンガポールくらい治安の良い国なんだなと感心しました!

観光名所を巡ろう

ということで、台北観光名所を巡るとなると絶対に外せないのが、千と千尋の舞台と言われている(けれどジブリは否定している)九份と、ランタンあげで有名な十份です。
特に十份は母の希望でランタン上げがどうしてもしたい!ということでしたのでマストゴーなのですが、なかなか自力で行こうとすると大変そうなのです。電車とバスを駆使してかつ時間もかかり、バスはとても運転が荒いとのこと。もちろん各社格安ツアーからもこの2つの抱き合わせのツアーなどが沢山あり、他の旅行者と団体行動することが嫌でなければお勧めです。格安アメリカなどのツアーだとすぐに1万円くらいになりますが、台湾は円安といえどまだ良心的な値段な気がします。

九份

豎崎路はいつでも大混雑という噂

日本語ではきゅうふん、台湾華語ではジォウフン(Jiǔfèn)。台湾の新北市の山間部にひっそりと佇む小さな集落で、台北駅から車で1時間弱の場所にあります。その地形の影響から、降水量も多く、お天気が安定しない場所としても知られています。
そもそも九份とは開墾した土地の持分を9人で分けたものという意味だそうで、かつての清国の初期は9世帯しか住んでいないような小さな村でした。物を物売りから貰う時にはいつも9世帯頼んでいたことが九份と呼ばれるようになった理由とされているようです。そして九份は日本と実はすごく関係が深い場所でもあるそうなのです。日清戦争で日本が清国に勝利し、台湾を譲割されたことで台湾は日本統治時代に入りました。その時に九份の土地で金が取れることに目を付けた日本の商人で大阪の実業家の藤田伝三郎(藤田財閥の創始者)が「藤田合名会社」をつくって金鉱を採掘し、その最盛期をを迎えました。第二次世界大戦終戦後は、徐々に鉱山産業が衰退、1971年に閉山して静かな街に戻ったとされています。日本のどこか懐かしい街並みを留めるのは、この観光地が日本の統治時代に作られた路地や石畳が残されているからだといいます。その後、台湾の民衆が厳しく中華民国から弾圧された歴史、二・二八事件を正面から取り上げて、台湾で空前のヒットとなった映画『悲情城市』のロケ地となったことで今度は観光地として有名になったことで、鉱山の街としてではなく、映画のロケ地としての印象が強い中、続くようにジブリ作品の舞台ではないかという話になって日本人の若い世代にも注目されるようになったという感じなんでしょう(私もその一人です)。この鉱山としての歴史は九份から山道をバスで10分ほど走ったところにあるお隣の街、金瓜石ではしっかり残っているようで、日本人が建てたとされる太子賓館もあり、これは昭和天皇が来るかも!ということで建てられた建物なのだとか。そういった敷地や施設を利用して2004年に新北市立金瓜石黄金博物館がオープンしているのだそう。そういう歴史を知った上で見る九份も素敵ですよね。

ちなみに九份の美味しい物は?と台湾人の子に聞いたところ「何もないから食べなくていい」と即答。というのも、「あそこは完全に観光施設だから名物なんてものはないし、ただ高い。強いていうならお茶屋さんでお茶でも飲んだらいいかもね?」ということだそうなので街歩きを楽しむという感覚なのかもしれません。個人的には千と千尋のお茶屋さんのモデルになったと言われる阿妹茶楼とその隣の豎崎路ですかね?

十份

ランタン発祥の地で観光地として復活した十份

日本語ではじゅっふん、台湾華語ではシーフェン(shífēn)。九份と同じく台湾の新北市の山間にあるランタン発祥の地です。歴史は九份と同じように鉱山で繁栄した過去を持ちます。台北市内からは約40分、台湾では神の棲家とも言われ、ランタンを上げると願いごとが叶うとされています。ランタンを飛ばすようになった理由として私が見つけたのは、昔は山賊などに襲われたりするようなこともあったこの地域の人は、身の安全などを知らせたりするのに使われたということみたいなのですが、今は願いごとがメインのようです。大体1000円程度で体験できるみたいです。色々なYOUTUBEを見る限り?どうやら十份の駅から近いところでランタン上げを体験した方が、街並みがフォトジェニックだそうです。母はここに行きたがっているので、私たち娘の任務はもはやここに母を連れていくことしかありません!なんでそんなにここに行きたいのかは本当に不明ございます。とりあえず、願いを4つ書くらしいんだけど、私の願いごとを心から書いたら、その内容に母親が不安になりそうだ?!ちなみにここで台湾のナイアガラの滝、十份瀑布をセットで見るのが定番らしいです。(私はナイアガラの滝を2回見たけれど感動しなかった女なので今回は行かないかもしれませんが。。。)

こんな感じみたいです

国立故宮博物院

国立故宮博物院で大きな翠玉でできた白菜を見た!という人が私の親や昭和世代は多いような印象があります。こちらは世界4大博物館のひとつで、世界で最も多くの中国美術品を展示していると言われているそうです。
清国からの歴代の中華王朝が集めてきた歴史上重要な青銅器や玉器、各時代の書画、陶磁器、文房具、書物などが70万点近く収蔵されており、その殆どが数々の戦争から守られるようにして中国大陸を行き来しました。なかでも、翡翠の原石で作られた高さ約19cmの白菜の置物で有名な「翠玉白菜」や、天然石で作られた豚の角煮の置物「肉形石」は特に人気があり、日本でも実際に限定公開されたときは毎日たくさんの人が並んで見に行ったそうです。日本語に対応したマルチメディア音声ガイドを有料で借りることができるため、日本語で中国の美術文化に触れることができるのも魅力です。

迪化街

問屋街とか聞くとワクワクしませんか?

台湾随一の問屋街で、漢方やドライフルーツ、カラスミ、そして最近ではカゴバック、最先端のカフェなど昔の問屋街の雰囲気を色濃く残しながら新しい文化もどんどん取り入れられているというホットな場所だと聞いています。ガイドブックでも載っていないことがないです。私はここで日本人の方がやっている牛肉麺が食べてみたいなーと思っているのですが、母はカゴバックとパイナップルケーキを作る型が欲しいんだと言います(ケーキを買うんじゃないのね?)ということで、ここに長い時間入り浸ることになりそうです。オススメのスポットあったらコメントください。

最後に

今朝ほど台湾の花蓮を中心とした大きな地震が発生しました。タイムリーすぎて私も家族も朝からその話題で持ちきりです。私たちが行くのは台北、台中、台南、高雄と西側なのですが、台湾の国土は九州とか四国より小さいので地震が対岸で起きていても影響がない場所があるみたいな日本の感覚じゃないはずです。あと2週間ほどで出発なのですが、行けるといいな、経済活動を回せたらいいなと思ってます。台湾旅行を目前に控えている方も多いと思うのですが、またそういう人と運よく繋がれたら嬉しいなと思います。







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