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「結婚したがらない男子」に共感してしまう今日このごろ
前略。
わたしは既婚のアラフィフ母ですが、
昨今増えつつある「結婚したがらない男子」に共感しちゃうことがままあります。
というか、もっと正確に言うと、
自分が男だったら、たぶん結婚してなかったかも。
だって女の人はさ、「結婚するなら年収600万円以上の男」
とか簡単に言うけど。
それは女だから言えることであって、
男性側が「結婚相手に求めるもの」として年収額に言及したら、
「お金目当てで結婚するなんてサイテー!」
と、ブリザード並みの冷たい目で見られるのは間違いなし。
でも実際問題として、結婚とその後の生活にかかるお金の負担は大きいし、
右肩上がりの高度経済成長期とちがって、先行き不透明な現代では、
それ(家計)を男性一人で支えなきゃならないとしたら、
「結婚したくない」と思う男性が増えるのもしぜんなことかなぁ、と思います(;´・ω・)
話は変わりますが、お隣中国の結婚事情はもっと大変なよう。
以前、メールのやりとりをしていた上海在住の男性によると、
「中国では、男が女性にプロポーズするときは、
北京や上海などの大都市にマンションを買うのが条件なんです。
女性本人より、彼女のお母さん(姑さん)からの圧力が凄いんです」
「けど、北京や上海などの大都市にマンションを買うなんて、
政府や大企業の上層部の息子でもないかぎり、ほとんどの男は無理です。
だから結婚を諦めます。もちろん僕もそう。
だから最近の中国では結婚できない女性も増えています。
もし本人が『マンションなんてなくてもいい』と言っても、母親が許さないので」
「あー、それに比べたら日本はいいですよね~。
だって『マンション購入が結婚の条件』なんてことないでしょ?
結婚してから夫婦二人でマンションを買って、
ローンも二人で払ってくのが普通だって聞きましたから。
男の負担が少なくて、ちゃんと結婚もできて、羨ましいかぎりですよ」
彼の話を聞いて、
そーか。中国の男性は大変なんだなぁ、と思いました……が!
でも、これって、日本の男性もヒトゴトじゃないかもって💧
これは婚活中の同僚男性(30代後半)に聞いた話ですが、
彼が結婚相談所に紹介された女性(同じく30代後半)が、
ある男性アイドルの推し活に励んでる女性だったそうです。
それ自体は別によくあることだし、
話好きで明るい性格の彼女に好印象をもったので、
「夢中になれるものがあるっていいですよね」
と彼は相槌を打ちながら、熱心に耳を傾けていたそう。
でも、彼女が昨年一年間で、推し活に2百万円使ったと聞いたとき、
内心考え込んでしまったそうです。
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(1年で200万か……年収は400万弱らしいから、
収入の大半を推しに貢いでるってことだよなぁ……)
(もし俺と結婚しても同じペースで推し活するなら、
しかも専業主婦になりたいなんて言われたら、
俺、我慢できるか自信ないな……)
彼はそう考えて、悩んだ末にその女性との縁談をお断りしたそうです。
断られた彼女のほうは、本当の理由がわからないので、
わけがわからず混乱したか、プライドを傷つけられたと怒り狂ったかもしれません。
いずれにせよ、それ以来彼は婚活を辞めたそうです。
自分で稼いだお金なんだから、自分が納得できる使い方をしていきたいと。
わたしは「今回たまたまそういう相手に当たっただけで、
この先良縁があるかもしれないのに、もったいない」とも思いましたが、
何かを吹っ切ったような彼の清々しい横顔に圧倒され、
黙ってうなずくにとどめました。
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