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古代山城 日本防衛の原点

 『よみがえる古代山城』を読んだ
平成10年頃だったかな?
正確には思い出せないが
遅滞行動の戦術想定を全面的に作り直して精根尽き果てた時に同僚から「古代の日本の防衛構想と重なりますね」と言われ、調べてみてわかったのが
『663年の白村江の戦いで大敗した大和政権がその後すぐに実行した壮大な防衛体制と築いた数々の古代山城』
『防人が配置され、万葉集にも詠われた万葉時代』

 その後、仕事や旅行で九州や中国地方の古代山城を訪れる機会が何度かあったのだが

 読み進むと発掘が進んだ山城や新たな発見などがあることを理解した
九州の山城には数年前に旅行でも立ち寄ったので
瀬戸内海の制海権を守るために築かれた岡山県の鬼ノ城跡と香川県の屋嶋城跡へ行きたくなった
土塁などの遺跡の整備がしっかりといき届き西門が復元されている鬼ノ城は16年ぶりになるかな、屋嶋城は14年かけての発掘調査が完了し、公開されているようだし

 古代山城は九州から中国・四国の瀬戸内海を制するように作られているから
戦国時代〜江戸時代の城🏯と異なり
近畿以東の人は全く目にすることのない城だし
 また標高400mぐらいで、唐の侵攻の脅威がなくなったら利用価値もなくなり、メンテナンスもされず放置されたから、きちんと発掘しないと全容がわからなくなってる。
 だから、山歩きが好きな人やマニアックな古代山城好きな人以外見ることもないだろうけど
 最近は発掘や整備が進んで、鬼ノ城跡、屋嶋城跡、鞠智城跡などはビジターセンターなども整備され観光地としての価値を有してるようだし
 夫婦で中国ドラマにハマっているので
相手は唐の則天武后だからと言えば
家内を連れて行っても大丈夫かな

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