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第2回 #手書きnoteを書こう まとめvol.4

みなさま、日曜日いかがお過ごしですか。
もはや企画のことしか書いていないだいすーけです。
本日は、第2回 #手書きnoteを書こう まとめ記事の第4弾をお届けします。

これでちょうど半ばくらいかな?
まだまだたくさんのステキが詰まっていますので、本日もお付き合いお願いします!

それではさっそく。
どうぞ!



28.マリナ油森さん

呑み書き、no珍、自家焙煎珈琲、つよつよ、ゾンビ...noteの街の一角でその異彩を放つマリナさん。
危惧していたことが、ついに起きてしまいました。

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私の左手です。

「手」書き...だとッ?!
いつかだれかがやるかもしれないと思っていたけれど、ここで来るか~。
唖然としすぎてコメントを放棄しようとしましたが、ここは主催者がんばりました。笑

これまで数多の女性と手をつないできたぼくですが(ウソ)、手にはほんとうに生活が出るんですよね。
彼女の以前のnoteを読んでいて、思いました。
これは想像ですが...バリバリに仕事をして、どんどん自分を高めて。もっとできる、もっと...。ご自身のキャリアと結婚、子育て。その中でどうにかバランスを取ろうとして、きっとたくさんの葛藤を抱えながらも日々奮闘してきた人なのだろうと(急にまじめ)。

この手でnote書いてるよ。

彼女の等身大。謙虚さ、自信、重さ、軽さ、はじけっぷり、真面目さエトセトラ。
この街で彼女が表現してくれるそれらがこの手から生み出されているんだなぁと思うと、何だかぼくは感慨の海辺にひたひたと足を浸しているような、どこか懐かしいような、偉大なものに触れているような、そんな気持ちになったんです。
左手をなぞって書いてくれただけなんですけどねぇ。笑

今年は彼女にとっても大きなチャレンジの年のはず。
きっとこの街のみんなが応援してる。
マリナさん、ご参加ありがとうございました。
ファイトダヨ。


個人企画の主催者つながりで、もうひとつご紹介します。

29....梟..._さん

でも多分、答えが出たら、飽きる

こころとは何か。
それをずっと追求してきた梟さん。
「表現とこころ賞」という私設のコンテストを開催されたことも、この命題を理解することへの渇望が理由のひとつなのかもしれません。

「プロセスとしての自己」というタイトル、とても好きです。
過去、現在、未来。バラバラになりそうな自分をどうにかつなぎとめるのは、己のこころ。
こころを理解する過程。その命題の完遂は果てしなく、ゴールは人生の途上にあるともわからない。生き抜いたその先にしか見えないのかもしれない。
それでも、長きにわたって追求してきたこと。
人生の時間軸を一本の線にして、つなぐ。

誰といても孤独を感じてしまうような人間だった。
でも最近は少し変わってきた。

それはどうしてだろう。
人生をかけて追求したい命題。その答えの片鱗を、味わうことができたから?

考えて考えて煮詰まって、ひっくり返してゼロにして。
そうした過程を経てたどり着いた現在の自分。
積みかさねたものを、未来につなぐ。そのための自己。

こころとは何か。
より解像度を高めた未来が、過程の先にある結末が。
梟さんの前に、明るい道標として訪れますように。
梟さん、ご参加いただきありがとうございました。


こうして企画や私設賞を開催された方々には、やっぱり親近感が湧くんです。まとめる大変さや喜び、終えたあとの寂しさみたいなものが共有できるから。
やり遂げたあとの景色、ぼくもまた早く見たいなぁと思っています。


さて。
趣向を変えて、次はとある男が受け取った、1通の手紙のお話。

30.七屋 糸さん

出ていった妻、遠方に嫁いだ娘。
ひとりでいるには広すぎる、まるで時間が止まったような家。
書斎でひとり、「俺」は書斎の椅子にもたれ、妻からの手紙を読んでいる。

「望まれた手紙」。
それはいったいどの手紙を指すのだろう。
戻れない時間。あのときこうしていれば。
暗い川の澱んだ流れのような「俺」の回顧は、自嘲を含んだ後悔。それが、妻の手紙の「白さ」との対比でよけいに暗く、澱んでいるように見える。

せめて一度でも結婚記念日に、又はなんでもない日常の中に手紙を持ち込めたなら、違う結果が待っていただろうか。
彼女がもう一度チャンスをくれたら、それが無理ならせめてもう一度手紙をくれたら。

手紙はきっと、そのどれもが望まれて「いた」。
と同時に、「俺」は悟る。

自分の望む手紙を自分の手で書いたところで、そこには馬鹿な男の都合の良い夢が羅列されるばかりだ。

望まれた手紙を書くことは、もう叶わない。
もちろん、受け取ることも。

糸さん、違いがあったらすみませんが、ぼくなりに解釈させていただきました。「俺」が手紙を読んだであろう書斎の暗さのイメージに部屋の明かりを近づけて、これを書いてみました。


糸さん、2つめの作品は、みんなへのお手紙でした。
毎日更新継続中の糸さん。三日坊主とご自身を評していますが、もう2か月以上続いているそうです。そして、

それができたのはひとえに、自分と同じ人がnoteにはたくさんいたからだと思う。

と振り返っている。
ぼくもここでよく「街」という言葉をつかいますが、noteにはほんとうに様々な人がいる。当たり前だけれど、それがよく見えるんですよね。
その人のキャラクター、得意なもの、目指しているもの。同じ志を持つ人。
「ひとりじゃない」安心感、これがこころ強い。
まだ2か月。

だけどこれは大きな一歩だ。私が何者かになる大きな一歩だと思う。

この気持ち忘れずに、これからもたくさんのステキを贈りあえたらいいですね。
糸さん、ご参加ありがとうございました。


31.一湖さん

一湖さん、はじめまして。
ご参加ありがとうございます。

サポートをいただいた方に、詩を書いてプレゼント。
素敵なお返しです。
それを、手書きで寄せてくださいました。

幾重にも
幾重にも
君を想い
今日も詩を書く
この心隠しながら

これは、伝えることの許されない恋なのでしょうか。
一歩踏み出せずにいる恋なのでしょうか。

詩というのは、その行間からあふれる言葉の方が多いんじゃないかと思うくらい、文字数のわりに雄弁だったりすると思うのです。
想像を掻き立てるような詩を、ぼくもいつか書いてみたい。
一湖さん、ご参加ありがとうございました。


さて、ここからは海外から寄せてくださった手書きnoteを。

32.たなかともこ・・・et moiさん

アメリカからのお手紙、まずはたなかともこさん。
はじめまして、ご参加ありがとうございます。

優しい世界をつくってくれた皆様、ちょこちょこ交流を持って下さる方々、そしてこれから出会い交流していって下さるであろうnoterのみなさま、ほんとにココにいてくれてありがとう。

想像するに、仮にまったく問題なく海外生活を送ることができていたとしても、自身の母国語で他人と交流することができること、その安心感は計り知れないものなのだと思うのですが、いかがでしょうか。
住む場所は遠く離れても、こうしてつながっていられること、それがときに大きな支えになること、あるんじゃないかと思うのです。

ひとつだけ。

私は1人で書いて満足してた、単なる自分勝手だったんだなぁと。

たなかともこさん、きっとそれは、思い過ごし。
だれかがだれかの書くものに、救われている。
この街では、そんな素敵な循環が日々起こっているのです。

2つめの作品は、今のご主人とのエピソード。

日常の「ご飯、つくってあるからチンして食べて」のメモが多分 最近彼に宛てた最後の手書きメッセージ。それは一緒に暮らしているからこその有り難い変化かもしれないけど、ちょっと寂しい気もする。

いつか機会があったら、またお手紙を書いてみてください。
長くなくていい。
きっと蘇る、苦しくて美しい記憶があります。


33.ことふりさん

ことふりさんも、はじめまして。
NYで暮らす6人家族のご紹介です。

男の子3人、想像するだけでも毎日賑わいの絶えないアツい一家に、待望の女の子がやってきました。
その名も、あんみつ姫。

家族が全力で愛でている0歳児。

「愛でている」って素敵な表現。
可愛がっているとか、愛しているではなくて。親兄弟の絆を通り越して、もはや崇高な存在なんですよね。
ことふりさんの自己紹介文「英語より日本語が得意です」に笑いました。
そうであってほしい。
息子さんたちは、生まれながらのバイリンガルなんでしょうか。
ふたつの言葉の飛び交うにぎやかな家庭、そこにふわりと咲いた華。
これからはその華を中心に、笑顔の絶えない時間が続くんだろうな。

ことふりさん、ありがとうございました。


手書きnoteは、海外からさらに世界を拡げ、ついに宇宙(そら)へ...。

34.安野ニツカさん

先日開催された、城戸 圭一郎さんの私設賞「#1200文字のスペースオペラ」で見事グランプリを獲得したニツカさんの作品
こちらについての解説を、作品の本文に手書きで記入してくださいました。

書いていて楽しかったです。

え~、ほんと?
もちろん疑っているわけではありません。書いて書いてときに削って、段落ごと消したり構成を根本から変えてみたり、文字制限のある創作の何と大変なこと(制限なくてもきついだろうけど)。
それを楽しいって言えるのは、ほんとうに書くことが好きな証拠なんだろうな。
そう思ったんです。
「これ以上は難しすぎて、書けなかったんです」。シェアへのコメントで、ニツカさんはそうおっしゃいました。
でもそんな困難に臨むこと、普通だいたいできないものですよ?

何はともあれグランプリ、おめでとうございました。
みなさま、ぜひグランプリ受賞作品もご覧くださいね。


スケールの大きな創作つながりで、もうすこしご紹介します。

35.そうまさん

「めでたしめでたし」って言いたかった

こんなタイトルをつけられても、それでもぼくはハッピーエンドを期待して読みました。
シェアのまんまの気持ち。

......私だけ、助かってしまってごめんなさい。

期待、届かず。笑

文字の印象っていうのは、ママンの書斎さんのところでも同じようなことを書いたけれど、ときに内容を凌駕してしまうほどの影響があると思う。
柔らかな文字で書かれたバッドエンド。
硬くて圧の強い文字で書かれたハッピーエンド。
まったく同じ内容を筆跡を変えて書いてみて(=複数人で手書きをして)も面白そう。
そんなことを思いました。


36.アセアンそよかぜさん

そうまさんに続き、激しく個性あふれる手書きnote。

普段PCで300字なんてものはあっという間に書ける量なのに、いざ手書きとなれば想像以上に大変でした。

ねぇ、ほんとうに。
手書きのスピード感にもどかしさを感じることがありますよね。漢字も忘れるし(ぼくは先日、仕事中に「岸」という字が出てこずにテンパりました)。汗
プノンペンの本屋さん、いったいどんな雰囲気なのだろう。
原付バイクが路上を埋め尽くす、にぎやかな風景。そんな街の片隅にひっそりと佇む本屋さん。雑然と並ぶ本たち。
アジア諸国には行ったことがないので完全な想像ですが、暗い本屋さんの窓から差し込む陽射しに舞い上がる埃が照らされきらめくような、そんなイメージでした。
アセアンそよかぜさん、ありがとうございました。


さあ、まとめ記事第4弾も締めに入ります。
この流れで締めに相応しい手書きnote。
それはこれしかありませんよね。

37.クリオネさん

「流氷のプリンセス」というのは、第1回の手書きnoteに寄せてくれたクリオネさんの作品の冒頭に書かれていた言葉。
正確には、

前世はティラミス、流氷のプリンセスクリオネです。

です。
これがひたすらに衝撃的で、ずっと頭に残っているんです。
クリオネさん、今回もやってくれました。

最新の……手書き…n…note……で…す…
これが…せい…いっぱい…です
ジョースター…さん 受け取って…ください…
伝わって……… ください……

ジョジョ関連かと思ってスクロールしたら出てきたのは、なんとお粥のための七草を秘密裏に集める(身体から生えている?)あの北の大国のボスでした。

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似てる...。

本題に入る

えっ
プー○ンは本題じゃなかった...。笑

このようにブッ飛んだ感性のお持ちのクリオネさんですが、このあとかなりまともなことをおっしゃっているのです(←失礼)。

心の伴うものであれば、なにかを疎かにしてるわけではないと思うんだ
【こうしなきゃ!】もしくは【こうすればうまくいく!】って啓蒙的なものが溢れてるけれどさ、それに疲れてしまわないように。

理想の生活。こうするべき、こうあるべき、それが豊かだということ。
そんな「啓蒙的なもの」(≒「べき」論)からは一歩引いて考えようよ、というお話。

と、前置きをしたところでこの2日目のお味噌汁の活用法ね

(プー○ンは前置きの前置きだったんだ...)
そして話はタイトルどおり、「2日目のお味噌汁の活用法」へ。

...となるはずだった。

折角なので二日目のお味噌汁のを使わずにさ、

まさかの使わず。
ハァー
ハァー
疲れる!!笑
最終的には使ってくれましたけどね。

さいごのセレブ的一文を引用して、クリオネさんの作品の紹介を終わります。

ちょっと優雅な気分の時なんかにね、2日目のお味噌汁があったことを思い出したら、ブルゴーニュのマコンあたりで、シャルドネのブドウの葉やそこに住むescargotなんかを眺めながら、2日目のお味噌汁を丁寧にデキャンタージュして、冷えたご飯に注ぐのよ。

クリオネさん、参りました。
今回も、おなかがよじれました。ありがとうございました。
ハァ、ハァ。

...ハァ。




おわりに

今回は、衝撃の「手」書きからはじまり、さいごはプー○ンまで、バラエティに富んだ12作品をご紹介しました。

お一人ずつへのコメントが長くなって、文字数が5,800字を超えてしまいました。汗
だって楽しいんだもん...もうすこし記事の数を増やすかなぁ。イヤ、もう半ばだからこのまま行ってしまおう。
ボリュームが大きいのでなかなか全部の作品を回れない方も多いと思いますが、お時間のあるときに、ぜひぜひご覧ください。
まとめ記事、後半戦もどうぞよろしくお願いします!

それではみなさま、
素敵な夜をお過ごしください。
ぼくはこれから「激落ちくん」でお風呂の鏡をキレイにしてきます。



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まとめ記事vol.2はこちら
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