だからみんながクリエイター。
文章って音楽みたいだなぁ、と思います。
たとえば壮大なオーケストラのような。
迫力があり、自信に満ちていて、でも繊細で。
たしかな知識と経験に裏打ちされた、流れるストーリーのような文章。
たとえば素朴なカントリーミュージックのような。
日々の何気ないことを、飾らず訥々と、そっと書きのこしてくれる。
心地よいそよ風のような、どこか懐かしく、親しみや安心感を覚えるような文章。
この前つくった「何度も読みたい」マガジンにいれさせていただいた記事などは、マガジンのタイトルそのままに何度も読ませていただいています。
音読とまではいかなくても、つぶやくように何度も何度も読んでいると、文章にリズムを感じることがたくさんあります。
ときにスローで心地よく、ときにアップテンポで身体が熱くなるような。
ほんとうにそのような感覚があるのです。
先ほど書いたようなリズムのほかにも、まだまだあります。
苦しみから生まれるオルタナティブやグランジのような、過去の傷や葛藤をパワーに替えて自己の内面を滲ませるように、(決して大げさではなく)まるで血を吐きながら思いを謳うような文章。
メッセージ性のつよいロックのような、スタイルや主義主張を熱く発信するような文章。
まったく同じ内容の文章だったとしても、書く人によってまったく空気のちがうものが生まれるんだろうなぁ。
伝わる内容さえもきっと。
それぞれがそれぞれの場所で過ごした時間が文章に反映されて、まったくテイストのちがうものになる。
こんな空気でうまく書きたいなぁ。
そんな考え方、逆立ちしても出てこないよ。
技術や経験の差はあれ毎日まいにち感じているけれど、それはある意味あたりまえのことなのかもしれません。
だって、みんなちがうんだから。
逆に言えば、自分にしか書けないリズムの文章もあるのかもしれない。
まだまだ迷ってしまってわからないけれど、ゆっくりじっくり見つけていきたいと思います。
だからみんながクリエイター。
あなたの文章は、あなたの好きな文章は、どんなリズムの文章ですか?
*
<おわりに>
いろんな方の記事を読ませていただいていると、すごいなぁ、面白いなぁ、の感想のあとに、「うますぎてくやしいー!キィー!!!」となることがあります。
なぜうまいと思うのか、なぜ惹かれるのかを自分なりに分析してみるのは大切な作業かもしれないけれど、真似ようとしてもやっぱりむずかしいし疲れてしまうんですよね。
繰りかえしになりますが、みんなちがうんだから。
そんなあたりまえのことは、おりに触れ気づくことはできます。でも、社会の中で思う存分自分らしさを発揮してもいいところなんてそうそうありません。
noteはそれを継続的に実現可能にしてくれる。
そんなすてきな街に、ぼくらは住んでいるんですね。
もちろんみんなの街だから、みんなでおたがいを尊重しあって。
これからもたのしく過ごしていきたいと思っています。
note5周年。
ほんとうにおめでとうございます。
今回もさいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
「みんなのフォトギャラリー」に投稿する写真をポストして、失礼します。
「だいすーけ」で検索していただくと、これまでの写真もすべて出てきますので、よかったらつかってやってください。
ダリアばっかりですが...。
たくさんの方につかっていただいて、とてもうれしく思います。
ほんとうにありがとうございます。
お天気の変化の激しい週になりそうですね。
もうすぐGW。
体調気をつけて乗り切りましょう!
では、また。
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