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蔵書と死ぬまで同居したい

積読を中心に蔵書がめちゃくちゃ増えてきた。
といっても真の読書家・積読家の皆さんの足元にも及ばない冊数だけど結構増えた。

もちろん問題は置き場所である。
幸い私は実家暮らしで家も結構広いスペースがあるけどそれでも置き場所に限りはある。
父も母も読書家ではないからか私が本を買い集めていることに良い顔をしない。
私も読書家というよりは収集家の側面が強いので、買ったもの全部を読んでいるかというと大変申し訳ない話読めていない現状ではある。それでも気になる本・興味のある本を手元に置いておくことには不思議な満足感があるから中毒になってしまう。
私も私で管理能力が不足しており、買った本でもまだ読んでいない本でもすぐに本棚の空いているところへ移してしまえばいいのだが「きっとすぐに読めるよ」という心の声からの誘惑が邪魔をしてついつい部屋のすぐ手の届く場所に文字通り本を積み上げてしまうのだ。
まったくよくない。せめて自分で整理していたらまだ文句も言われないであろうに。
わかっていてやらないのも愚かだから始末が悪いですね。

でも、本を手に入れる、手に取る時の喜びは本当に麻薬だと思う。
俺が悪いんじゃない、魅力的なこいつが!こいつが悪いんですよ論になってしまって申し訳ないのだけどこの本を開いたら数多の世界・数多の情報が満ち満ちているのだと思うと胸が高鳴ってしかたがない。
それを読み解いていくのもまた楽しいのだけど表紙のデザインだとか、帯の煽り文だとか、巻末やカバー袖に書き添えられている作者のプロフィールやあらすじだとか、そういうところを読んでまたわくわくしてしまう。

そんなわくわくが閉じ込められている本は本の数だけワクワクの可能性があるわけで、私は欲張りなのでそのわくわくをなるべくたくさん手元に取っておきたいと思ってしまう。
欲張りを通り越して強欲でもあるので本当に歯止めが効かない。
お小遣いに余裕があればあるだけ本に費やしたい、その反面読む時間も置く場所も取れていない困ったぞというのが今の現状である。

できることならそこからさらに「読んで精査」してより私の心に残る本を中心に手元に置いておきたいという気持ちももちろんある。
自分だけの宝物を結晶のようにぎゅっと煮詰めて究極の蔵書本棚を作り上げてみたい。

そしてベタ中のベタだけどその本棚に囲まれてゆりかごみたいな椅子の上でうつらうつらとしながら棒針編みをして膝掛けもして……ともうほんとに20〜30年ぐらい前の絵本にでてくるおばあちゃんじゃん。
ちなみに私はあのゆりかごのような椅子に座れるほど繊細な体つきをしていないし棒針編みは一切経験がない。

さすがにそこまでベタじゃなくてもいい気はしてきたけどとにかく好きな本に囲まれておだやかに過ごせる日々がほしい。
現状事業所通い、資格なし、正社員経験なしのやつには千里より遠い夢だろうけどいつか叶えられたら良いなと思っている。

そういうわけで今ここにある本たちを大事に大事に読んで大事に大事に取っておきたいのだけどまず私に必要なことは先述したように蔵書の管理力だろうな、と思った。
蔵書のデータベース化めちゃくちゃ憧れる。
とりあえずエクセルでいいから蔵書をリストアップして管理してみたい。
幸い本棚は結構あるので棚の外にはみ出た本を丁寧に収めることもしないといけない。
ひとりだと相当時間がかかりそうだ。
私は1つの作業を何日かに分割して終わらせるということがすごく苦手なので途中で心折れてしまいそうである。

でもここでひとつ自分の「好き」のために乗り越えなくてはならない時が来たのかもしれない。
漫画ですら積み上がっているここ最近の自分の読書状況にもやもやしっぱなしだ。
かといって帰ったらエッセイも書きたいし夜は早く寝なくちゃだしでなかなかスケジュール管理ができない。
くそーもどかしい。
誰か私にマネージャーをつけてほしい。

なんかよくわかんないけど今ちょっとラッキーで思ったより出費が浮いたんだ〜っていうあなた!よかったらサポートしてみない?