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カメラとの出会い、愛用しているカメラの話

上手いとか下手とかいう話は置いて、私はカメラが好きです。写真を撮ることも好きです。その時の一瞬を捕えて記録するカメラという機械も好きだし、カメラで捕えた写真を眺めることも好きです。

本格的にカメラというものに拘ろうと思うようになったきっかけは、社会人になって少しした頃、京都に遊びに行く時に父親にミラーレス一眼カメラを借りた時だったと思います。その時は、自分から自発的に父親にカメラを借りに行ったというよりは「せっかく行くなら、いつものスマホとは違ったカメラで撮ってみてはどうか」と父親が言ってくれて、カメラを借りることになったのでした。

その時に借りたカメラが、富士フイルムのFUJIFILM X-M1です。その当時は使い方も何も知らず、設定はとりあえずオートで、迷わずどんどん撮っていました。

このカメラとの出会いが、写真を撮る楽しさを自覚するようになったきっかけです。このカメラで撮ったら、どの写真も「それらしく」撮れるから楽しくて楽しくて、いろいろ撮っていた記憶があります。

残念ながら(人物を撮ったものが多かったため)ここで使える写真がなく、京都っぽさの出るものがありませんでしたが、残っていたものを探し出しました。

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超初心者がパシャパシャ撮っていてもそれなりの写真が撮れたことが嬉しくて、その後すぐに自分用のミラーレス一眼カメラを購入しました。

もちろん、選んだメーカーは富士フイルムです。エントリー機種のFUJIFILM X-A1で、限定色だったプレミアムホワイトボックスを運良く購入できました。(こちらは新しい機種を買うにあたって既に手放しましたが)

最初に手にしたカメラが富士フイルムのものだったというのもありますが、富士フイルムのカメラが再現する色の世界が好きになったことで、自分でお金を出して手にするカメラは富士フイルム以外には有り得ないだろうなと思っていました。

素人なりにカメラの設定を少しずつ学び、富士フイルムのフィルムシミュレーションの世界を愛す中、今は二つの機種を使い分けることで落ち着きました。

FUJIFILM X-T30

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まずは、レンズ交換式のミラーレスXシリーズです。
実はレンズはまだひとつしか所持していないのですが、装着しているのはXF35mmF1.4 Rです。今はこれだけで充分楽しく撮影しているのですが、ゆくゆくはいろんなレンズを手にして撮影の幅を広げたいです。
このレンズは、X-T30と一緒に買うとキャッシュバックしてくれるキャンペーンの対象レンズだったので購入したのですが、とても優秀な明るいレンズで美しいボケが楽しめます。他のレンズをなかなか買わない理由のひとつに、この優秀なレンズだけでも楽しめるからというのがあります。

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シャッタースピードや露出をこのダイヤルで調整できるのですが、ダイヤルを動かす時のカチカチという音を聞くだけでも楽しい。感触も気持ち良いです。
富士フイルムのカメラを選ぶ理由のひとつに、このクラシカルな本体デザインを好む人が多いというのは頷けます。電源を入れていなくても事前にシャッタースピード・絞り・露出の値を決めておけるのがダイヤル式の利点です。

次は、広角レンズを買ってみたいなと計画中。

X-T30も持ち歩くには充分軽いのですが、荷物の多い女性にとって、カメラを荷物に加えるのは面倒に感じる時があります。
また、飲食店で料理を撮ったり、街中で友人と一緒に写ったりする時に、周りを警戒させない程度の大きさのカメラが理想とされる時もあるのではないでしょうか。

そんな時に選んで持ち運んでいるのがこのカメラです。

FUJIFILM X70

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レンズ一体型、コンパクトデジカメの位置付けの機種です。
購入した当時、発売からかなり経過していたのですがいろいろな要素が私のツボに入り、探し回ってようやく手に入れたカメラです。

まず、シャッター音がほとんどしません。カフェで料理を撮りたいなと思った時、周りの方を驚かせないという点でシャッター音が静音だということは非常に重要なので、とても有難いです。さっと取り出して素早く撮り、仕舞う、という一連の動作が手早くできます。

加えて、自撮りができるということ。モニターが180度動くので、友人とモニターを確認しながら自撮りができ数人で集まった時に大活躍します。ただ画角は広くないので、別売の純正ワイドコンバージョンレンズも買いました。これを取り付けるとカメラが重くなるのでX70のコンパクトであるという魅力は落ちるのですが、画角が広くなるので多人数での自撮りが快適になります。

そして、カメラ自体のデザインが好き。

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X-T30もX70も、レンズキャップをつけずにレンズプロテクターを付けています。少し本体が分厚くなってしまうのですが、そこは我慢。以前、屋外でキャップを付けたり外したりしながら撮影していたら勢い余ってキャップを飛ばしてキャップに傷をつけてしまったということと、キャップを外す動作をすっ飛ばしてすぐに撮影したいと思うようになってからこのスタイルです。今後、レンズフードにするかも検討中。

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余談ですが、お気に入りの富士フイルムのフィルムシミュレーションを挙げるなら
・PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)
・アクロス(ACROS)
・ETERNA(エテルナ)
の3つです。
「PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)」は、ポートレート向きということもあるので人物を撮る時に、「アクロス(ACROS)」はモノクロ撮影をしてみようかなという時に、「ETERNA(エテルナ)」は気分を変えて撮ってみたいなという時に、それぞれ使い分けています。

特に目標はありませんが、これからも、自分の歩みを残すためにも、いいなと思った瞬間を写真にして残していきたいし一生の趣味にしていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!