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榛名山に登ろう 〜 梓山

神話の眠る山を訪ねて。

2021年2月18日(木)

群馬県…東吾妻町

榛名山はいくつものピークを連ねた山塊の総称で最高峰は掃部ヶ岳(1449m)になります。
榛名山の中腹には創建から約1400年の歴史を持つ榛名神社が鎮座し、また数ある山々の頂には石詞が祀られ村落の信仰の対象となっています。
山登りの中心となる湖畔の外輪山にはハイキングコースが整備されてたくさんのハイカーが四季を通じて歩いています。
今回はそんな人気の山々から少し外れて、訪れるハイカーの少ない日本武尊の東征伝説の眠る山を訪ねてみました。

⛅️晴れのち曇り 🌀疾風 🕓3h48m
🐾11,994歩 6.1km ⇅465m
♨️榛名湖温泉 ゆうすげ元湯 520円

9:20 駐車地⇒P1246⇒梓山⇒
さるかけ橋⇒駐車地 13:08

昨日渋川市内では風花が舞い、榛名山は雲に消えていました。
今回の山行は冬枯れの落葉踏みと予定していましたが、積雪があるだろうと、スノーブーツとチェーンスパイクを追加して榛名山へ向かいます。

榛名湖畔は一面真っ白!!
車は登山口の前の広い路肩に駐車しました。

9:20
烏帽子岳登山口から入山。

烏帽子岳と鬢櫛山の鞍部に向かい雪に埋もれた山道を辿ります。
最初に足跡つけるの気持ちいいですね。

9:55
道標の建つ鞍部からは右に烏帽子岳、左に鬢櫛山、梓山へは直進して行きます。
地形図のP1144が梓山となります。

山道はすっかり雪で覆われてしまいました。

雪が無ければ笹がうるさそうですが、目印が細かく有りますので道迷いの心配はいりません。

尾根からの展望は木越しとなりますが、葉の落ちた時期ならば周囲の眺めも楽しめるでしょう。

10:18
P1246
目印はピークへ上がらず西の山腹へ見えます、
"さるかけ橋"は目印の先ですが帰りに寄る事にして細い尾根を辿ってP1246に上がります。
やはり木に囲まれていました、東に顕著な尾根が伸びていますがそちらではなく西寄りに斜面を下ります。
東に尾根を辿れば三角点峰△1142.1(三角点名は烏帽子)があります、まだ未踏でいつか足を伸ばしてみようと思っています。

雪尾根を辿り進むと"妻石"があり、巨石の上には石詞が祀られています。
さらに"武尊石と武彦石"があり、程なく梓山山頂となります。

11:18
梓山(1144m)。
寂峰の頂には冷たい北風が吹きつけてきます。
寒〜い!!

11:30
強烈な北風にのんびりとランチタイムとはいかず小休止して来た道を戻ります。

12:29
"さるかけ橋"は自然が作り出したものです。
山道から斜面少し降れば橋を渡れそうですが、
もしも壊れてしまったら!!取り返しのつかない事になったら大変です、上から眺めるだけがいいでしょう。

12:51
烏帽子岳と鬢櫛山の鞍部まで登り返します。

ふぅ〜と一息、なかなか面白かったね。

今日はスノーブーツとチェーンスパイクで正解。

13:08
駐車地に帰って来ました。

"妻石・武尊石・武彦石"の三つの巨石は古い文献に有り、また梓山は【あずまやま】から転じて【あずさやま】となりこれもまた日本武尊神話の山と云われる所以でしょう。

地味な山ですが"さるかけ橋"と"巨石群"は一見の価値があると思います。

すっかり季節が後戻りしてしまい寒々しい姿となった榛名富士。
湖面の凍結は3/4程です、氷が薄いのでしょうか、今シーズンのワカサギの穴釣りは残念ながら解禁とはなりませんでした。
群馬県みなかみ町では大雪で大変な苦労がありましたがやはり暖冬なのでしょう。

#316《おしまい》

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