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COSMIC DANCER

T.Rexの「Cosmic Dancer」が大好きなんです。

なんで好きになったかというと、映画「Billy Elliot」(邦題:リトル・ダンサー)の冒頭シーンに使われており、そのオープニングの音楽も構図も色合いも全てに魅了されてしまったのでした。

古い映画だからか公式のものがどうしても見当たらなくてすみません…。
映画自体も一番好きな映画でDVDも持ってます。シーン一つ一つがツボで、全部ポストカードにして飾りたいくらい好き。イギリスの音楽を意識したのもこの映画がきっかけのような気がします。Blu-rayも出てるみたいだし買おうかな!

思えばこの時からレコードに恋い焦がれていたのかもしれません。
でもレコードなんて一回も触れたこともなければ、使い方もわからない、聴き方もわからない。どこに針落とせばいいの?何これ?ナニコレ…、ヤダ…状態でした。

そんな時、ふと吉祥寺にあるHMV record shopに立ち寄りました。

HMV record shopは吉祥寺、渋谷、新宿しかない、レコードに特化したお店です。吉祥寺にも出店してくれてありがとう!!!TOWER RECORDSはやっと新宿にアナログ専門店を出しましたね。

店内に入ると自然とT.REXの棚に足が向いていました。
「Marc Bolan And T. Rex – Best Of The 20th Century Boy」というBEST盤ではありましたが、「Cosmic Dancer」が収録されてるではありませんか!それ以外にも映画「Billy Elliot」で使用されていた「Get It On」、「I Love To Boogie」、「Ride A White Swan」、「Children Of The Revolution」も収録されている!

そのレコードをすっと棚から抜き取ると、店員さんに恥も承知で「レコードプレイヤーの使い方がわからないのですが、試聴したいです。」と素直に言ってみたところ、丁寧に試聴機のプレイヤーの使い方をレクチャーしてくださり、ついにあの時のビリーのようにレコードに針を落とす瞬間が訪れました…!!!

映画と同じようにちょっと外してしまい違う曲が流れる。改めてスーッと息を吸い「Cosmic Dancer」の位置に針を落とす。

その瞬間今まで体感したことのなかったアナログレコードならではの温かみ、心地よいノイズ、ちょっぴりCDとピッチが違う、映画の中のビリーが私の側で針を落としているような、なんとも不思議で目の前がキラキラしたようなちょっとトリップした心地よい気持ちになる「Cosmic Dancer」が流れたのを今でも鮮明に覚えてます。多分顔がニッコニコだったと思います。気持ち悪い!

レコードプレイヤーを買うと即決し、Radioheadの「The Bends」と一緒にレジまで持っていきました。

特に「Black Star」が大好き。「Just」も好き。このイっちゃってるジャケも好き。

帰ってから速攻Amazonでレコードプレイヤーを注文。

初心者にとっても使いやすくていいです。スピーカーの音に満足できなくなったのでスピーカーは外部に繋いでます。

もうすっかりCDは買わず、基本的にはApple Musicでサブスク、好きなアーティスト、たくさん聴いたアルバムはレコードで買う、というスタイルが定着しました。そしてレコードをWAVに変換し、外出時に手軽に聴けるようにというちょっとマニアックなこともしています。

レコードの何がいいって、サブスクみたいに好きな曲だけプレイリストに集めて聴くのももちろんいいし、私もやってるけど、レコードは頭からお尻までスキップせず、一つのアルバムとして強制的に楽しめるところです。改めてアルバムとしての魅力に気づいたり、聴くまでにちょっと時間かかるけど、だからこそながら聴きじゃなくて、音楽聴こう!という形で聴けるのがいいと思います!

そんな私とアナログレコードの出会いでした。

胎内から墓の中まで踊るように生きていたい。そう、私はCOSMIC DANCER。

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