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52ヘルツのクジラたち

2021年の本屋大賞 1位で、他にも多くの賞をとってるので、気になって読んでみました。

52ヘルツのクジラは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で1頭だけのクジラで、たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。世界一孤独だと言われている

他の仲間と周波数が違うから、仲間と出会うこともできない。例えば群れがものすごく近くにいたとして、すぐに触れあえる位置にいても、気付かないまますれ違うこと。

人というのは最初こそ貰う側だけど、いずれは与える側にならないといけない。いつまでも貰ってばっかりではいけない。親になれば、尚のこと。

ジェンダーやDVの問題も、小説のストーリーに入っている色々考えさせられる書籍です。

流石、大賞をとっているだけあって、とても面白いストーリーで引き込まれていきます。何か小説読みたいなと思った方に、おすすめの1冊です。



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