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クリプト維新

ブックファーストのランキングで、1位になっていたので、気になって読んでみました!仮想通貨に関する書籍です。

ライキッシュ・ラジェンドラン氏 幕末スワップ
1.仮想通貨の基礎知識
2.仮想通貨を保有するウォレット(電子財布)
3.イーサリアムという仮想通貨

3つの種類が必要

幕末スワップとは
新たなお金の仕組みを動かす一員となった見返りに、売買益と実質的な金利収入を期待できる

ビットコインは、設計段階で最大発行量が2100万枚と定められている。有限である。上限があるため、今あるものの価値が下がりにくく、上がり続ける期待がある。

ビットコインは、4年に1回の半減期がある。マイニング報酬が半分になる。半減期前後でビットコインの価格が今まで上昇してきた。

ビットコインは、サトシ・ナカモト2008年10月31日に暗号理論に関するメーリングリストに投稿された論文が始まり。実際に誰なのかはよく分かっていない。

2010年5月22日に、歴史上初めて、買物にビットコインが使われた。商品はピザ2枚1万ビットコインが使われた。現在価格だと約百億円になる。

マウントゴックス事件、大量のビットコイン流出が起きた。500億近くの被害額。何者かに仮想通貨が盗まれるのを「ゴックスする」と言われる。

2018年1月のコインチェック、2018年9月のZaifの事件。コインチェックは約580億、Zaifは約70億を盗み取られた。ハッキングによる被害で、犯人は目星もついていない。

現金がばらまかれた場合は、だぶついた現金の価値が下がり、ビットコインなどの金融商品の価値が相対的に上がる。

管理者が常駐しない形で仮想通貨などが取引できる分散型金融(DeFi)分散型取引所(DEX)という存在がクローズアップされている。色々な通貨に交換できる取引が誕生している。

仮想通貨をキープするための財布(ウォレット)は、本人や個人情報が全く紐付かない。IDとパスワードだけで使える。どのウォレットとやり取りしたかは分かるが、誰のものかが分からない。

P2Pのメリット
1.中心になるサーバーに障害が起きても機能が止まらない
2.絶対的な権力者がいない
3.システム変更を参加者のコミュニティで決められる

P2Pのデメリット
1.困ったときに、相談する相手がいない
2.システムのあり方などについて、コミュニティ内で対立が起きることがある

アルトコイン
サトシ・ナカモトが2008年に構想し公開したビットコインから仮想通貨が始まり、現在は膨大な種類の仮想通貨が生み出されている。ビットコインではない仮想通貨を、アルトコインと呼ぶ。

2017年の仮想通貨バブル発生前までは、ビットコインはほぼ8割以上の時価総額シェアだった。2021年前半で40%前後のシェアを保っている。

ウェブウォレット
インターネット上に仮想通貨を保管する。送金したい場合、すぐに送金ができる。

ハードウェアウォレット
仮想通貨の保管用に開発されたデバイス。USBメモリに似た形をしたものご人気。仮想通貨以外の情報は保管できない。プログラムの更新があると、最新にしなければいけない。

ペーパーウォレット
仮想通貨の保管情報を紙に印刷して保管する方法。

仮想通貨は、ボラティリティ(変動幅)が大きい金融商品。2020年の変動幅、日経平均は安値から高値の上昇率66.5%ビットコインは、577.8%
日経平均の8倍以上の上昇率となった。

DEX Decentralized EXchange 分散型取引所
DeFi Decentralized Finance 分散型金融
機能が分散していて中央管理者がいない。DeFiが広く分散型の金融を意味して、DEXはその中の1つの取引所を表す単位。幕末スワップもDEX

ファーミング
2種類のコインを組み合わせて取引所に預けることで報酬を得る。取引所に対して流動性を提供することに貢献する。

ステーキング
単一の通貨を預ける。流動性へ貢献するがファーミングよりは報酬が安くなる。

ファーミングもステーキングも報酬はガバナンストークンの配布が多い。DEX独自のコインのようなもの。2021年7月時点でUNI15〜20米ドルで取引されている。

仮想通貨は、デジタル社会の未来の価値そのもの。ビットコインやイーサリアムが、大きく上下動をしながらも長期的にその価値を上げていくなら、人々はデジタル技術がもっと発展していくことに期待しているということ。未来の価値へ投資し、保有できるのが仮想通貨。

仮想通貨について何となくしか知らなかったので、DiFiやDEX、ファーミングなど詳しく知れました。仮想通貨の資産運用について参考するのに良い1冊でおすすめです。



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