トークの密度〜授業と、YouTubeと、芸人ラジオ〜

人によるトークの密度について考えてみた。

オンライン授業

この時期、オンライン授業が増えている。
個人的に、録画形式のオンライン授業は、1.5倍速(場合によってはそれ以上)で見ている。
それは学校の先生のものに限らず、いわゆる有料の動画講座などでもそうである。

それぐらいにしないと、どうにも気が散る。

我らがannkw

一方で、考えて見ると、annkwはそうではない。

ずっと聞いていて面白い。

なんなら、トークの面白さを1度では掴みきれていない気がして、同じところを2、3回聞くこともある。

さて、授業との違いはなんだろう。

YouTube動画

ここでYouTubeの動画についても考えてみる。

鉄ヲタなので、がみ氏とスーツ氏と動画をよく拝見してきた。


鉄道系YouTuberとしては、お二人が2トップだろう。(多分)

しかしそのスタイルは真逆だと思う。

がみ氏は、どの動画もだいたい10分強にまとめられる。
結構長時間電車に乗るような企画でもそうである。
そのまとめ方がうまく、密度が高いので見ていて楽しい。

さて一方でスーツ氏の動画は20分超えは普通で、場合によっては1時間を超えてくる。
しかしその途切れのない、密度の高いトークが面白く、全部聞いてしまう。


見えてくる違い


さて、お分かりいただけただろうか。

要するに、面白い話というのは、密度が高い。

逆につまらない話は、早送りにして無理やり密度を上げるとやっと集中ができる。


先程言った通り、私は授業動画は1.5倍速で見ている。

ということは、オードリーさんのトークは、素人のおよそ1.5倍の密度で話している、ということになるのではないだろうか。
(同じところを何度も聞きたくなるので、それ以上かもしれない)

また がみ氏のように、たとえ元の密度が低くても、編集で上手く密度を上げることができると、面白くなってくる。

(改めて考えると底辺YouTuberの動画はだらだらした動画を無編集で挙げているから面白くない気がする。)


ラジオに話を戻すと、藤井青銅がよくおっしゃるように「面白いところは長く取っていい」。
一方で若林さんが春日さんのトークゾーンでよく突っ込んでいるように、トーク上必要だが笑いはない説明の部分は、さっさと済ませたほうがいい。


annkwは生放送なので編集はできないが、これはつまり、原稿の段階で自分の話を予め「編集」しているのである。

結論

面白い話ができる人は、きっと話の内容が濃い。

原稿が用意できるなら、さっと済ませればいい説明のところ、しっかり長く取りたい面白いところ、というのをきちんと整理しておかなければいけない。

自分もそういうのを練習していかなければなぁ、と思う。


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