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【41女の婚活】ヤスダくん(23)会ってよかった、踏ん切りつけられるかも

5月に入ったらヤスダくんにラインしてみようと思っていたのに、思い出した時にはゴールデンウィークが終わっていた。

仕方ないのでゴールデンウィーク明けの金曜日にラインした。

また熱出てる。

「何でも言ってね」と言ったところで無いと言われるだろうなと思いつつ、いたわる。

数日後、朝起きるとヤスダくんからラインが来ていた。

送られてきたのが夜中の3時頃。

こんな時間まで仕事してんのか…?
夜中に起きて、突発的に送ってきたのか…?
どちらにしてもだな、とザワザワする。

あらららら。

いや、前にも言われたから分かってるけど、付き合うことができないと改めて言ってきた。

誠実がゆえに、傷つけてくる。笑

あと、おっぱい大好きなのはわかってるけど、せめて「まつりに甘えたくて」って言ってくれたらいいのに。まぁいつも、おっぱい♡っていってるから間違いじゃないし、いいんだけどさ。
(知らぬ間に私のコードネームがおっぱいに決まったてこともないよね?)

とモヤモヤ。

「おっぱいちぎって送ってやろうか!」と返事したかったけど、やめた。

本体(私のこと)も会いたいから。笑

家の近所に、土曜だけやってるマッサージがありそれに行きたいと思ってたので、ヤスダくんにつく時間を連絡した。

いままでの私なら「マッサージなんていつでも行ける!」と、ヤスダくんを優先して、16時に着くように行ってただろうけど、少し(いやだいぶか)引っかかるものがあり、自分を優先した。

そして、ヤスダくんから来ている
「楽しみにしてるねー」
に返事できなかった。

精一杯のくま。

私もヤスダくんよろしく、ウソをつけない性格のため、モヤついたまま「私も楽しみ!」とは言えない。

そして、そのまま1週間、お互いに連絡することなく当日を迎えた。

当日、電車に乗る10分前にライン。

「ほんとにいくよ?」とか、「よかった!しばらく連絡ないから心配したよー」とかもない。お互いあっさりとしたものである。


駅で車を見つけて、後部座席に荷物を置くと既にスーパーの袋があった。

👨「夜ごはん、簡単だけど作るね」

「作ろう!」とか「作って」じゃなくて「作るね」。
やはり、優しいのだ。

まぁ、改めてご飯を食べに外出するのだるいな、という気持ちもあったんだとは思うけど(いや、ほぼそれか)自分で作ろうとするのが偉いじゃない!

〜ここから下ネタでます〜

「ありがとう、遠くまで」とか車内ではサングラスかけてクールに言ってたのに、家についてすぐ「おっぱい〜♡」って言って抱きついてきて、この人ほんとに疲れすぎてるな、と思った。

一生懸命おっぱい飲んでる(何も出てないけど)のを見て、本当に母親のような気持ちになった。

あんた外ではカッコつけて大人のふりして、気張って生きててえらいね、という気持ちを込めて頭や背中をなでた。

そのまま流れで1回致して、終わった後に軽くハグして頭をなでたら、深くすがりつくように抱きついてきて、もうかわいくて仕方なかった。

私、この子を産んだ!!!
じゃないとこんなにかわいくて愛おしく思うのおかしい!!!
と思った。(おちつけ)

私はお風呂を借りて、早々にパジャマに着替えて一緒にお昼寝(夕寝?)して、起きたらもうすっかり夜。

私は読書してて、その間にヤスダくんが夜ごはんを作ってくれて
「お腹すいた?もうすぐご飯たけるよー」
ってお母さんか?笑

ごはんと、みそ汁と、ぶた肉の蒸し料理。
おいしかった♡

ご飯たべおわって、ヤスダくんは何かの薬飲むって言って、

「まだ口つけてないからどうぞ」

と水のコップを渡した。

ヤスダくんは、ありがと、と受け取って、2口くらい飲んで残りの水の入ったコップを返してきた。

あーあ、こんなに自然に生活できてるのに、なんで付き合えないんだろ?とほんとに疑問。

ヤスダくんが、

👨「夜、何する?」

と聞いてくれた。

もう20時だし、寝るだけだと思ってたから
(何せもう風呂も入って、パジャマ着てる)

👩「うーん、なんか動画とかみる??」

と超つまんない提案をしてしまった。

👨「それか、ちょっとだけドライブ行く?シカとかいるかもしれない」

👩「わ!行きたい!!」

近くによく出るって言われてる所があるんだよ!とそこに行ったけど、何もいなかった。
ちょっと探す?とかもなく、シカポイントを通っただけで、30分ほどで帰宅。

なんとなく、デートっぽいイベントを入れて、ヤリモクじゃないよ感を醸された感じ??

それにしても、車の中ではいつも手を繋いでたのに、すっかり繋いでくれなくなったのが悲しい。

ヤスダくんの気持ちは
「付き合えないのに、恋人みたいなことはするべきではない」
ということなんだと思う。(予想だけど、合ってると思う)

もっと恋人っぽい、ほかのやることはやってるけどな…笑


家に帰って、もう寝よっか。となった。

夕方に致したときに、ちょうど月のものがきてしまい、
「夜はできないかも…」
と言ったからか、何も仕掛けてこず寝ころんだ。

夕方、私が母親の気持ちになって頭をなでた時に、頭がガチガチにこっていて、

👩「頭、すごいこってるよ!」
👨「いやだ!ハゲたらどうしよう…」

と会話をしたのを思い出したのか、

👨「ね、頭かたい?触ってみて」

と言われ、真っ暗の中、軽くもんだ。

👩「かたすぎる!笑 マッサージする?」と、ひざまくらでマッサージ。
(私は人にマッサージするの大好き。)

足も疲れてる、と言うので足裏もマッサージさせてもらって、胃が痛いというから胃の反射区とか、腸の反射区とか押した。

1時間くらいやって、最後にふくらはぎとか、膝の裏のリンパも流して、そけい部のリンパも流して…

ヤスダくんの、はそけい部を触った時には、既にめちゃくちゃ反応してて、(あ…、前もマッサージの流れで致したなぁ…、これもしや計られた??)と思って、いったん反応してることは無視した。

👩「マッサージタイムおしまい!寝よ!」

とさっさと横になると、ヤスダくんも横に寝て

👨「たっちゃった…」

って言ってきて、さすがにかわいかったので、

👩「ここもかたいの?」

ってさわって、また致した。
(月のものはまだわずかで、大丈夫そうだった)

終わって軽くシャワー。
ヤスダくんは、洗面所で洗ってて(笑)

👨「ぜんぜん(経血)でなかったね」
👩「んー、まだなったばっかだからかなぁ?」
👨「本当は生理じゃなかったり?」
👩「なわけ!!」

って会話したんだけど、私が致したくないからウソついたとか思ったのか…?
(こっちもやる気まんまんなんだけどな〜笑)

シャワーから戻ると、

👨「こっち側に寝て」

となぜかいつもと逆の方を指定され、

👨「寝る時は消化的に右下にした方がいいんだよ、右下にして寝て!俺も右下で寝るから後ろから腕回して、おなかトントンして」

台本でもあるんか、というくらい流暢に寝る格好を指定してくる。

👩「私、鼻詰まってきたら左を下にしたりするからね。」

と宣言して、仕方ないのでご指定通り後ろから抱きつく格好で寝た。

で、やっぱこの人疲れすぎてるな…と思った。
誰かに包まれて安心したいんだろう。

前は率先して腕まくらしてくれてたので、今回はまぁええけど、と思った。

後ろからギュすると、

👨「さ、本当に寝る時は、鼻呼吸のテープを口にはらなきゃ」

と言ってテープをはりだした。

やっぱりマッサージからの致しを狙ってたんかい!かわいいやつめ、と思った。

寝てる時に手が外れて、ハグし直すと、外れないようにギュッと手を腕で挟んできたりしてかわいかった。

朝、ヤスダくんは起きて家事をやり、わたしはベッドでゴロゴロし続けた。

5回くらい、何か手伝う?階段掃除とか?トイレ掃除とか?お風呂とか?と聞いたけど、
「いいから、寝てて」
と言われたので、もうええかと寝ころび続けることにした。

もう寝れないくらい目が覚めていてたので、スマホ見たり、うだうだしてた。

日曜もそんなに時間取れない、と言われてたので11時くらいになったら駅に送ってもらおうかな、となんとなく考えていた。
(本当は、ランチくらいしたかったけど、早く帰ると言った方がヤスダくんは嬉しいかなと。)

👨「近所なんだけど、こないだいったお店がおいしかったから、そこに行かない?」

ヤスダくんからランチを提案してくれた。

ランチに行こうって言ってくれたのはすっごい嬉しいけど、こないだみたいに片道1時間半かかる場所じゃなくて、近所か…と少し寂しさがよぎる。

やっぱり早く帰って欲しいって思ってるよなぁ〜!!!くそー!!!!

👨「マスターが1人でやってるお店だから、提供に時間がかかるんだけど、おいしかったから」

提供に時間がかかる、と言われてサクッと済ませるんじゃなくて、時間がかかってもいいからおいしいお店に連れて行ってくれようとしてるんだと、少し嬉しくなる41歳のメンヘラ。

11時頃に出て、お店に着いたらすでににぎわっていて、車を停められたのは生垣と車に挟まれた狭いスペース。

「開ける時、隣の車にドアぶつけないように気をつけてね」と声を掛けてくれた。

開けてみると意外と余裕があって、するっと出れた。

ヤスダくんは生垣をガサガサ揺らしながら出てきた。

歩き出して振り返ると、私の方がずいぶん広くなるように停めてくれてた。

ふとした時に、こういう優しさを感じることがたくさんあり、今この人がメンタルがやられてて「付き合えない」って言ってきても、じゃあ離れよとは思えないんだよな、と苦しくなる。

お店に入ると、
「ここ、近所の人の憩いの場みたいになってるのかな?」
とヤスダくんが言う。

近くのテーブルには、おばあちゃん2人組、おじいさん3人組、混合6人組がいた。

ほどよく私たちは席が離れていて、会話は聞こえない。

「あの歳になっても仲良いのステキ」とか
「あのくらいの歳になって、夫婦でのんびりこういう店でランチするのもいいね」とか
そういう会話になるかな?と思っていたら、ヤスダくんは盛大に顔を歪めて

「歳とりたくない。衰えたくない。死にたくない。苦しみたくない。生きたくない。」

と急に5つも願望を発表してきた。

とにかく今が辛くて、先々の見通しが立たないんだろうなぁと思った。
あとヤスダくんは何に対しても、恐怖心がとても強い。

少しだけ心配になって、「自◯願望とかはないの?」と聞くと、
「苦しみたくないからね!」
とドヤってきたから、それなら大丈夫か、と安心した。

待ってる時に、「まだ遅くまで仕事してるの?」みたいな話の流れで、ヤスダくんの前職の話になった。

ある上司が着任してきてパワハラされ、そのせいで辞めることになったんだけど、

「辞めるときに殴ってやろうと思ったけど、触りたくないからやめた」
(ヤスダくんは空手やっててフィジカル激強。現役時代は、殴り◯せるくらい強かったと言ってた。)

「あいつさえいなければ、今、こんな大変な思いしなくて良かったんだと思ったら許せない。自分だけがのうのうと生きていて、むかつく」

「そいつがどうやったら苦しむか考えてる。娘もいるから娘にそいつがどんなことしたか言ってやりたい」

「自分が刑務所に入ればいいだけだから、◯してやりたいって思ってる」

「那須の焼◯体どころじゃない、生きたまま同じようなことやってやりたいくらい」

だいぶ物騒なこと言って、どした?と思って、「たまにそう考えちゃうの?」と聞いてみたら

「たまにじゃないよ。ずっと思ってる。給料だって100万近く下がって、人生ボロボロにされた」

と。

これまでのヤスダくんはというと、草食動物みたいなのんびりおっとり、悪口を言うのは嫌だから(思わない訳じゃないけど)誰かが言ってても言わない、流す。って言ったのに、これって同じ人か?と思うくらい怒っていた。

週刊誌とか、暴露系YouTuberとかにもパワハラの音声の証拠とともに送ったけど、取り上げてもらえなかった、と言っていた。

「◯したい」って冗談じゃなく半ば本気で言ってる人も初めて見た。

挙げ句の果てに、私がのらりくらり返事してたので

「当事者じゃないと、わからないんだよ」

と突き放された。がーん。

なーんか、知らない人と話してるみたいで、怖くなっちゃったな。

自分では「メンタルやられることはない」って言ってたけど、やられてる人ほどそう言うんだなぁ。

あと、これまでの人生で人に恵まれたことがほぼないって言ってた。

前の前の職場は良かったけど、それ以外で人に恵まれたなと思ったことがないと。。

私は「人生ハッピーハッピー」「人にだけは恵まれてるんだよねー」ってタイプ。この人憎い〜って思ってもすぐに忘れちゃうし、まぁでもこの人に会ったおかげで〇〇したし、結果オーライか!と自分の糧にして消化しちゃう。

なーんかもう、ヤスダくんがネガティブすぎてかわいくなっちゃった♡

帰りバイバイするときに、
「ごめんね、なんか変な話」とは言ってくれたけど。
ほんまやで。

「今日ありがとう」の文を考えるのに、5時間くらいかかっちゃったよ。


さーてどうしよう。

ヤスダくんは、たぶん今は混乱状態でネガティブになりすぎて、甘えたくて「大丈夫?よしよし」ってしてほしくて極端な言い方をしてる部分はあると思うけど、、

メンタル弱すぎやしないか??とも思う。
(友達は、メンタルやばすぎんだろそいつって2月くらいから言ってた。笑)

だけど、ヤスダくんのいいときや、優しいときを知ってる。

その状態を知ってるから、メンタルがボロボロなのに頑張ってこうしてくれてるんだなって分かってしまうから、それも愛しい。

あと、付き合えないって言ってくるけど、4月以降、お休みはなんやかんや会ってくれている。
(病院に行った1日はのぞいて、2日間だけだけど。そもそも休みが少なすぎるー!!!)


動機は、甘えたい&致したいだろうけど、「気持ちがない人とはできない」性格で、緊張すると立たなくなったりするヤスダくんだから、甘えたい!って言ってちゃんと反応してるのを見ると、

もう、細かいことはいいや。
ちょっとでも癒やしてあげたい。

って思ってしまう私は、もう頭のてっぺんまで沼にどっぷり。

とはいえ、冷静な自分もいて、ヤスダくんとのことも大切にしつつ、次も探さんとな、と思ってはいる。

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