実は謎深い!『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の魅力

ネットミームの印象が強く広まって実際どういう内容なのかまでは観ていない作品は、今なら多く存在するものです。

特にスーパー戦隊の中でも今回のドンモモタロウは放送前から顕著にその強さを発揮したため、スーパー戦隊を普段観ない層にはネタキャラか変なキャラがいるくらいの印象かと思います。

特撮作品もちゃんと面白いものがあるという認知は広まりつつも、子供向けの意識が阻む部分はあるでしょう。

そんな『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の魅力を、少し書き連ねていきます。

キャラクター設定や相関図が今までと違う

スーパー戦隊といえばまずヒーロー、そして敵にあたる怪人または組織や国のような集団がデフォルトです。

今回はドンブラザーズと脳人(ノート)と呼ばれる存在がそれにあたるかと思いきや実際にはよくわからないのが本音。

というのも脳人は人間になりすました高次世界の存在らしい。

脳人は幹部クラス3人とアノーニという工作員がいる。さらに人間が怪物へと変貌してしまうヒトツ鬼という設定がある。

桃太郎モチーフなので、本来であればドンブラザーズと脳人・ヒトツ鬼の対立関係に見える。

しかし脳人はヒトツ鬼を倒し完全に世界から元の人間ごと消去してしまう。

工作員のアノーニはなぜか脳人なのにヒトツ鬼と一緒に暴れるのである。

ドンブラザーズも特殊である。まず仲間が集まる拠点のようなものがない。

各々がそれぞれの生活拠点で暮らし、ヒトツ鬼が暴れている現場にいれば一緒に闘う。

だが変身した状態で現れるため、お互いの素顔を知らない者がほとんど。

お互いの日常で偶然出会うことで生まれるドラマ、そこからドンブラザーズの世界観がどういうものかを少しずつ理解できるのだろう。

そして、脳人とはヒトツ鬼とはなんなのか。

ヒーローたちが奮起し悪の怪人たちから世界を守る、その中で成長や変化を描いてきた今までの戦隊シリーズとは全く違う視点で繰り広げられるストーリー。

まさに謎に満ちた世界、どこへ行き着くのかも全く検討がつかないワクワクが止まらないのです。

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