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むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 青柳碧人

日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! 

2019年4月に刊行されるやいなや瞬く間にベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。
今回収録されたのは、「かぐや姫」「おむすびころころ」「わらしべ長者」「さるかに合戦」「ぶんぶく茶釜」の5編。
果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのか。各作品を通してのテーマが隠されており、それぞれのつながりも楽しい短編集です。

あらすじより

全体的にどのお話も手が込んでいて、ドキドキハラハラしながら読むことができ面白かった!特にサルかに合戦の童話を基にした4・5話が1番面白くて、展開を読むことが全くできなかった。
しかしどのお話もジェットコースターのように上がり下がりが激しく、キャラクターがよくわからない間に終わってしまうことが残念だった。
キャラクターの内面や葛藤、心情などをもっと読みたかった。でも最近の小説は短めでアップテンポの激しいのが売れるので仕方がないのかなと思った。
次回作も早く読みたいな。

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