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潜る。創る。試す。戻る。

この数ヶ月、ずっと潜っている感覚がある。

コロナもあるし、オープンにせず、ひたすら制作と実験と議論を重ねている。そうしてうまくいえないんだけど、今日の朝、電車に乗りながら、何かが生まれそうな雰囲気を感じた。

今までのようにまったく新しい作品に挑戦しているわけではなく、一つの作品を作り込む作業をしている。微細に変えて壊してを繰り返している。そこのブレークスルーにあと半年とかかかるかもだけど、たどり着ける気がしてきた。

kodou として一番最初に出会った作品。この作品が生まれ、この作品と出会ってしまったが故に、あぁ、この営みは世界に届けなきゃいけないんだ、と最初に思ったのがおよそ2年前。

それからあれやこれや試行錯誤を繰り返し、色々な作品群に出会ってきたけれど、初心にもどるというか、原点にもどるというか、アルケミストではないけれど、一番最初の足元に答えがあったらしい。

今までは、時間のない中で、厳密な締切の中で日々生き抜いてきた。このように何年もかけて一つの作品を研ぎ澄ませていく。このプロセスは、苦しいけれど、本当に幸せなことだなと思う。

世に出せるのがいつになるのかまだ分からないけれど、一番最初の想いである、世界に届ける、そのために必要な作品の強度までたどり着きたい。そうして、世界のどこかにいる作品を必要としている人に届けたいし、この作品が出会いたがっている人に届けられるようになりたい。

そう、来年は、絶対に芸術家として、海外にいく。

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芸術のげの字も知らなかった素人が、芸術家として生きることを決めてから過ごす日々。詩を書いたり、創作プロセスについての気付きを書いたり、生々…

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