ご挨拶代わりに。 https://ameblo.jp/mattoshin/entry-…

最近の記事

髙橋大輔

 あれは2003年だったろうか。  その冬の暮れも押し迫ったころ、私は古い友人とともに札幌の何とかいう体育館にいた。  当時、2002年シーズン初頭を持って現役スケーターとしての引退を余儀なくされたアレクセイ・ヤグディンが日本のアイスショウに出演するというので私達は勇んでこの北の地に駆け付けたのだ。  その頃の日本フィギュアスケート界は、日本人スケーターだけで人を呼べるような状況には程遠く、海外の名のあるスケーターを招聘してその人気に肖るようにアイスショウを行っていた。  

    • 株式会社文藝春秋さんへ

       こちら、僭越ながら、貴社の創設者でもある菊池寛さんのことをちょっと書いたものです。  文藝春秋という会社は、菊池寛さんの自由なリアリズムのようなもんがあちこちに広がって、いつの頃からか、人の好奇心や、複合感情(コンプレックス)を貪りつづける様相を見せているようにお見受けしております。  歴史ある社史をそんな一言二言で乱暴な、、と思われたら失敬です。  昭和の時代に見られた、アイロニーにアイロニーで返すようなタフな精神力で論壇を賑やかしたジャーナリズムは、それ自体がエンタ

      • 言葉の意味-リアリスト

         菊池寛を評する小林秀雄の云うことに、彼は大のお化け嫌いだがよおっくその手の類の皆さんに遭遇したらしい。果ては、一緒に取材旅行などと称して出版社の担当や同業者が同行して旅館などに泊まると、菊池さんが居るから、ここは出るよ、などという逸話まで生まれていたそうだ。  そんな取材旅行の一環である時ある宿屋に泊まったその晩も、菊池さんはなんだか凄くイヤな感じがすると言っては恐がっていたらしく、恐いから先に寝てしまおうと同行仲間で盛り上がっていた大好物のマージャン大会を尻目に、一人先

        • はじめまして。

           いまジョナサンのフライドポテトを食しています。デリバリーの配達員さんがとても好い感じできゅんと幸せです。  たまたまお見かけしたnoteの記事に、Yes!オッケー!の思いを伝えるため『スキ』?なるボタンをポチしているうちに、noteというものがどういうものかも分からぬままこんなことになっています。  なんですか?云われるままに登録しの、ちんぷんかんのままハジメニ的取説を読んでみると、え゛?『クリエイターの集う街』??  く、くりえいたー・・ あゝでも一般人ももち活用し

        髙橋大輔