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特撮ヴィラン語り ~その427 究極合体怪獣ギガキマイラ~

昭和のウルトラシリーズを総まとめするような作品となった、シリーズ40周年作品の「ウルトラマンメビウス」。
その「メビウス」をきっかけに歴代ウルトラマンの競演が再び本格化した中で、ファンが大歓喜したのが映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」でした。なんとそれまで映像作品で交わることがなかった「ティガ」「ダイナ」「ガイア」の平成ウルトラマン3部作が初めてコラボすることになり、加えて「ティガ」主演の(元)V6長野博さんが超久々に変身する姿をお披露目したからなのです。

ウルトラマンがTVの中のフィクションと設定された、原典作品とは違うパラレルワールドの世界で平凡な生活を営んで来たダイゴ、アスカ、我夢の3人。しかし彼らの元に本来の世界からやって来たヒビノミライ/ウルトラマンメビウスが現れたことで状況は一変。フィクションでしかなかったはずの怪獣たちが次々と出現し、平和は一瞬にして打ち砕かれます。
しかし、そんなダイゴたちの脳裏に過ぎるパラレルワールドの自分たちの記憶。我夢の研究仲間である藤宮は「別の世界に存在する自分の記憶が、何かのきっかけで共有されることもあるかもしれない」という説を口にしており、見事にそれが実際のものとなったのでした。
かくしてパラレルワールドでウルトラマンとして戦っていた自分の記憶を取り戻したダイゴ、アスカ、我夢はその記憶をなぞるようにティガ、ダイナ、ガイアに変身。
初代ウルトラマン、セブン、ジャック、Aも同じ経緯で登場し、世代を超えた8人のウルトラ戦士の競演が実現したのでした。

そんなこの映画で登場したのは、歴代シリーズに登場して来た怪獣たちのパワーアップ版怪獣。
初代「ウルトラマン」からはチョコレートが好物の海の怪獣ゲスラ、
「ウルトラセブン」からは最終回でセブンを苦しめたパンドン、
「ウルトラマンA」からはウルトラ兄弟をタール像にして一度は全滅させたヒッポリト星人、
「ウルトラマンティガ」からは怪力自慢の怪獣シルバゴン、時空を超える怪獣ゴルドラスの総勢5体が強化されて登場し、
さらには黒幕である影法師の力によって究極合体怪獣ギガキマイラとなって融合・巨大化してしまいました。

はい、今回のキャラ紹介までにすでに900文字使ってますね前置きが長い

とはいえ、このギガキマイラのデザイン大好きなんですよ…
フルCGを前提にしてるからかもうとにかくゲテモノ感たっぷりで、四方八方に怪獣たちの顔があるんです。おまけに胴体もそのヒッポリト星人の顔まんまというデザインの妙。
クライマックスで急に登場して正味10分程度しか出番がなかったのがもったいないと思えるほどお気に入りの怪獣です。
ただねー、これまだ「TSUBURAYA IMAGINATION」のサブスク配信に来てないんですよ。もうファンなら誰もが待ち望んでますんで、早くまた見たいもんですね…

matthew

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