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BtoBビジネス とBtoCビジネス、求められる動画の違いとは?

こんにちは

ビジネスアニメーターの檀浦です

今回はわりと気になっている人も多いであろうテーマ

「BtoB向け、BtoC向けの動画は何か違うのか?」について

書いていこうと思います。


私もこれまで同じアニメーションを活用しながらも

ここは意識していました。


アニメに関わらず、実写においても役に立つ情報だと思いますので

興味のある方だけ読んでいってください

ではさっそく本題に移りましょう

BtoB向け動画とBtoC向け動画の3つの違い

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1.顧客層が違う
2.シナリオ構成が違う
3.動画の質や演出が違う

なんとなく、お分かりいただけるかと思いますが、

あくまで参考までに記事を読んでいってください

1.顧客層が違う

はじめに、BtoBマーケティングとBtoCマーケティングの違いを確認しておきましょう。

それは顧客層と購買プロセスです。

BtoCは消費者という「一個人」を顧客とし、基本的には本人が購入を判断し、本人が購入します。

これに対し、BtoBは企業という集団を顧客としており、商品・サービスの購入を決定する意思決定者が1人だけというケースは稀です。リサーチ、選定、商談、最終的な購入決定など、それぞれのフェーズに異なる立場の人が関わっている場合がほとんどでしょう。

なので、

BtoBにおいては俗にいうペルソナ設定(1人に向けて伝えると言葉が刺さる)は難しいです。

最終的に購入決定を下す上司にむけて発信するというよりリサーチをしている担当者を納得させる訴求がベストです。

また、企業の顧客は購入する商品・サービスの分野について豊富な知識を持っているという点も踏まえた情報設計が求められます。

以上の前提を踏まえ、BtoB、BtoCそれぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

2.シナリオ構成が違う

結論からいうと

BtoBにおけるシナリオ「納得感がもてる情報かつ論理的であること」

BtoCにおけるシナリオ「ストーリー性があり、共感がもてて身近に感じること」

が重要になってきます。


先程お伝えしたとおり、

購入決定者が複数いるBtoBでは担当者の心を震わせる動画を作って

「ぜひうちで取り入れませんか?」といったところで部長に「必要ないだろう」と判断されれば契約になりません。

その他、分かりやすさもBtoB動画には必要なポイントです。

BtoC動画では、ギミックなどを用いて、敢えて分かりにくさで興味を引く演出もありますが、BtoB動画では万人受けするデザインを用い、あくまで分かりやすく簡潔にまとめることを目指すべきです。


基本的にBtoBでのリサーチ担当者は偶然、「おっ!良さそうだ」というサービスを見つけるのではなく、課題があり、その課題をクリアするための方法を模索しています。

そこで、要点が分かりづらい動画が5分~10分だらだらと流れていたらどうでしょうか?

実際には素晴らしいサービスだったとしても、「なんかよく分からん!次」と離脱されます。

時間もあまりかけたくないので即座に解決へとつながるものを探しているんですね

逆にBtoCの場合はYoutubeを見ていて「たまたま広告で流れてきたサービスに興味が沸いて・・」と偶然の要素で発見されることが多いです。つまり、課題を解決しようとして動画を見に来ているわけではないので多少分かりにくくても「面白い!」「気になる」と思ってもらえて記憶の片隅に残ってもらえたらいいわけですね

まとめると

BtoBでは短い動画で納得感を与えるベネフィット&データや数字で導入のアフターが分かる訴求
BtoCでは長くても共感が得られて興味が持てて、印象に残る訴求が好ましいです


BtoBはセミナーやプレゼンを動画でやるイメージ

BtoCはCMやハウツー動画、インフルエンサーの商品紹介動画のイメージ

です


3.動画の質や演出が違う

最後に動画の質や演出が違います

一番分かりやすい例えが会社PRと採用動画です

BtoBは目的にもよりますが、高品質な動画が求められます。

ここでいう高品質とは派手なアクションが多いものではなく、無駄な動きがなく、違和感を感じさせないデザインと編集がされていて動画の内容に集中できるものを指します。

「ここなら取引先として安心だな」という印象を与えられます

例として私が制作したアニメ+インタビュー動画を掲載します


BtoCでは”いかにも作られた"高品質感”は逆効果だったりします。


その一番分かりやすい動画が採用動画です。

求職者が求めているのは職場のリアルであって

いかに「うちの会社は働きやすいぞ」と主張した動画ではありません。


ブラック企業ほど”いかにうちが素晴らしいか”を主張していますが「入ったらブラック企業かもしれない・・」という懸念をさらに彷彿させてしまっています。

こちらのチャンネルの企業は理想の人材だけを広告とYoutubeから獲得できています。


理想は低品質でもいいので社員や社長の自然な姿が出ていて作られた感がない動画です。高級機材でなく、スマホで撮影された少し画質がよくない映像でも構わないということですね


一見チャンネル登録者数が少なく、

再生回数も少ないので上手くいっていないように見えますが

そもそもYoutube上に会社の情報を見たいというニーズはないので「この会社が気になる人だけ」見るので意識が高い人のみ採用面接に集められます。

「Youtubeを見て気になった人」と分類できれば意識の低い人は相手にしなくて済みますよね

採用において余計な手間がなくなり、入社後のミスマッチも起こりにくいので参考にすべきチャンネルです。


以上参考になりましたら幸いです

檀浦

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