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自己否定の連鎖を断ち切る魔法の言葉「だから何?」

自己肯定感を上げるには、自己受容が大切です。自己受容とは、自分の感情や状態を受け入れることです。それには、「今どう感じてるの?」「今はこんなふうに思っているんだね(こんな状態なんだね)。わかったよ。」などというように、自分から自分の感情や状態を聞き出し、受け止めるという方法を取ることが有効です。

しかし、いくら自己受容をしようとしても、受け入れられず、自己否定の連鎖を抜け出せないという人もいるかもしれませんね。実際に私も、いくら頑張って自己受容をしようとしても受け入れられず、自己否定の連鎖が止まらなくなってしまったことがありました。

私がその連鎖から抜け出せたのは、ある魔法の言葉があったからだと思います。その言葉とは、「だから何?」です。

誰しも皆、エゴの声とハートの声というものを持っています。エゴの声とは、経験や常識をもとにして生まれた思考から来る声です。ハートの声とは、心から湧き上がる感情をもとにして生まれた声です。ハートの声を聞いて受け入れることが、自己受容に繋がります。

ところが、エゴの声が大きくなりすぎて、エゴの声が完全に主導権を握ってしまうと、ハートの声に寄り添おうとしても、エゴの声に妨害されてしまいます。この場合のエゴの声は完全な独裁者となっているため、自分がちょっとやそっとハートの声に話しかけても、ハートの声は自分のことを信頼してくれないのです。

そのため、このような場合には、まずはエゴの声を弱めなければなりません。エゴの声を弱めるには、エゴの声に対抗し、エゴの声よりもハートの声が優位に立てるような言葉を使うことが有効です。その言葉が「だから何?」なのです。

自分に対して否定的な言葉が浮かんできたら、それはエゴの声です。そのため、自分に対する否定的な言葉の後に、「だから何?」と言ってみましょう。心の中で呟くだけでも大丈夫です。

多くの人は、自分に対する否定的な言葉の後に、「だから、~だ。」と否定的な結果をくっつけてしまいたくなるものです。しかし、自分に対する否定的な言葉と自分が想像した否定的な結果は、それぞれ独立したものであって、因果関係があるとは限りません。むしろ、因果関係があると勝手に思い込んでいるだけであって、ただの妄想に過ぎないことの方が多いのです。

例えば、「太っているからモテない」と思い込んでいる人がいるとしましょう。「太っている」ことと「モテない」ことは、全くの別物です。「太っている」という事実があったとしても、モテている人だっています。そのため、この因果関係は自分で勝手に思い込んでいる妄想に過ぎないのです。

「太っている」という事実がある。ただそれだけのことです。自分で「モテない」と思い込んでいるので、モテていないだけなのです。「自分はモテる」というふうに潜在意識を変えれば、やがてモテ始めるはずです。

そのため、この間違った因果関係を断ち切らなければなりません。「太っている。だから何?」と言うことで、「だから、モテない」という負の連鎖を止めることができます。

このようにして、自己否定の連鎖が止まったら、次は自己受容をしてみましょう。自己否定の連鎖を断ち切るというステップを加えることで、以前よりもスムーズに自己受容を行えるはずです。自己受容を上手くできれば、だんだんと自己肯定感が上がっていき、心が軽くなることでしょう。

自己受容については以下の記事で触れていますので、そちらも参考にしてみてください。

自己否定感の強い人が少しでも心を軽くして生きられるように、心から願っています。


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