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資産3000万OLの自己紹介①~【S▲PIXで闇落ち編】~

皆様はじめまして。
27歳で資産3000万達成したところ以外はあまり人と変わったところのないOLですが、改めて自己紹介記事を書きたいと思います。

共通点ある!
共通点むしろ全然ない!
こんな人生もあるのか!

と面白く読んでいただけると嬉しいです🌸
今の私の簡単なプロフィールはこちら

・東京生まれ東京育ち27歳
・私立文系四大卒→JTCメーカー勤務6年目
・社会人1年目から副業投資を開始
・メインの運用は米国高配当投資
・好きな銘柄はVYM、日本株はオリックス
・趣味は散歩、サウナ、アウトドア、海外ドラマ、旅行
・憧れの人はジョジョ作者の荒木飛呂彦先生(私も鉄仮面で不老不死になりたい)
・好きな食べ物はドーナツ🍩クレープ
・だけどすぐ太るので年に3回くらいしか解禁しない
・好きな言葉は「自由」
・原始仏教が好き
・人の悪口や噂話が一番苦手

こんな感じなのですが、意外と振り返ると物語としてかけそうだったので、複数回に分けて自己紹介ストーリーを書いてみようかなと思い立ちました。
今日は生まれてから中学受験編です。

東京に生まれて【S▲PIXで闇落ち編】

ちょっとお転婆な超絶普通の小学校低学年女子

出身は東京都の真ん中のほうで、割と大人になってもだれでも駅名を知っているエリアでした。
なので実家がお金持ちだとよく思われていたのですがそうでもなく、
両親は普通のサラリーマンでした。
当時ちょっと変わってるな、って思っていたことは、近所の子たちの両親はお母さんが家にいる専業主婦だったのに対してうちは共働きだったことです。
それもあり、よく「うちは貧乏だから」と言われて育ち、貧乏なのだと昔思っていましたが、実は大人になって考えるとザ・平均だったと思います。
一生懸命育ててくれたお母さんお父さん、ありがとう。

私はというと、小学校時代はとにかくインドアでもアウトドアでも遊びが大好きな子供でした。
昼休み校庭でのドッジボールは毎日やっていましたし、放課後はポケモンを家で何時間もやってしまう、どっちかというと存在は男の子に近かったですが、男女とも友達に恵まれていた光の時代だったなと思います。

高学年になりS〇PIXへ強制送還

専業主婦の中でも特に有閑マダムが多いエリアで育ちましたので、小学校に上がって高学歴になるや否や、公立小学校なのにクラスのほとんどが中学住建塾であるS〇PIXか日能研に入るという特殊な環境になり、受験戦争に突入します。
今考えると塾代も半端なかったのに、ありがたかったという思いです。
サピックス代のため家を売りました(顛末) - かつてネトゲで数十人率いた妻と子ども達の中学受験 (hatenablog.com)
余談ですが、↑の記事を見たときは衝撃でした。改めて両親に感謝

私は受験には1mmも興味がなかったのですが、クラスのみんなが行っていたので、親に推奨されてというのはあったものの、学校の延長線上で通っていた思い出があります。
(学校でもS▲PIXでも知り合いがいっぱいいる状態)
塾の時間自体はつらくはなかったですが、毎月あるマンスリーテストでのクラス分けは子供ながらにいやなプレッシャーでしたし、何より子供たち本人より親同士がギスギスしたり、親が焦っているのを見るのがつらかったです。
そのころのお互いのすれ違いがきっかけで特に母親とはしばらく埋まらない溝ができていました。

中学受験は失敗しました、親とも決裂しました

自分の中に強烈な目的意識を持たないままS〇PIXに入っていたので、
もちろん必然的に中学受験は失敗し、滑り止めのところに入りました。
私の時は、2月1日が本命校、以降日を追うごとに滑り止めに近づく形だったのですが、私はたぶん2月6日くらいまで毎日受験していたと思います。

その一週間のことについては今だによく覚えていて、
2月3日に買い物に出た母親が近所のママ友に遭遇して帰ってきて
「〇〇ちゃん女子学院受かったって」
と空を見ながら言われたときは、まったく悔しくはなかった(〇〇ちゃんは優秀でしたし、私はそもそも地元の公立中で良かったので、ひがむことがなかったのが唯一の救い)のですが
何より母の私を見ずに言っていたその様子を見て

「私は母の望むような子ではないんだ」

と強くショックを受けたことを今でも覚えています。

今となっては、人の期待通りになんてならなくていい
そう強く信じられていますが、子供時代は親の評価=自分の価値
だったこともあり、その時にすごく自分の価値はないんだな
と実感させられたこと、悲しかったことを覚えています。

また、2月1日から日を追うごとに周りの子たちは受験が終わっていき
「ああ、自分は頭が悪いんだな」
という劣等感を認識してしまったことも、その後しばらく人生に影を落とすきっかけになりました。

母の気持ちに寄り添ってみる

一方で、今大人になって母の立場になって考えてみますと、
自分の時代にはなかった謎の受験戦争に周りの親は躍起になっている
自分の子供にもよい将来のためにその機会を与えたい
大金はたいて塾に行かせているのに不満げで勉強は全くしない
毎月自分の子供のスコアが出され、自分の子育てに点数をつけられたような気持になる
(なお母は、父方の祖父母より「子供の成績はお母さんの成績」と言われていたと後に話してくれました)

子供のころは自分にも余裕、想像力がなかったので思い至らなかったのですが、これでは人格が一時的におかしくなっても仕方なかったのかな
そう今になって思いますし、親といえど人間はいつまでも自分の心と戦うことについては素人ですので、今はもう責める気持ちはありませんし、関係は良好です。
(大学入学以前までは最悪の状況が継続しましたが)

悪いのはS〇PIXではなく、「こうあるべき」というべき論

こんな2年ちょっとを経て、中学生の頃には人が変わったように完全に陰キャ、非行少女になっていました。
陰キャ中学生いじめられて逃避行編はまた別で書こうと思いますが、
今回のストーリーとしては切りがいいのでここまでです。

ここで今、もし中学受験を検討している親御さんや、もしくは当事者の小学生の方がいたら特に勘違いされたくないのですが、個人的にこの事件が起こってしまったのはS〇PIXそのもののせいでは間違いなくないと思っています。

というのも、S〇PIXの構造自体は純粋に成績を上げるために子供が自発的に勉強するように仕向ける良い仕組みを導入していたからです。
・毎月成績に応じて別れるクラス
→ランク制を敷くことによってモチベーションが上がる
・毎日習慣にして勉強させる教材の導入(私の時は基礎トレ)
・クラスの細分化によって、生徒個々人に合わせた授業が受けられる

などなど、あくまで生徒が一人で学習に向き合うという意味では良い精度が多かったと思うのですが
中学受験において最もやっかいなのが、
・親同士の情報共有
・親と祖父母、母親と父親の教育観の違い
・塾代コスト増によるストレス増
この辺が密接にかかわってくるからなのかな、というか問題になっているのほぼこれのせいなんじゃないかなと思っています。

例えば
・母親は子供の成績にコミットするべきだ(特に母親へのあたりはきつく感じる※あくまで主観)
・みんなが中学受験をするからそうすべきだ
・ママ友、パパ友とはいやな会話があっても円満にやるべきだ
・教育には絶対投資すべきだ
・子供には厳しくても勉強をさせるべきだ

まあ色々ありますが、中学受験においてはこの
「他社に向けられるべき論」
というのがあらゆる方向性で絡まっていき、いろいろな地獄を引き起こしているのだろうと思います。
最近も地元のS▲PIXの前を通ったら、子供が泣き叫んでいて心がすごく痛かったです。多分テストの結果を家に持ち帰ると包丁持ってるお母さんでもいるんでしょう。(冗談とかではなく、私の時代にその理由で帰宅拒否する同級生がいました。)

今つらさを抱えている人へ

今回は壮大な昔話自分語りストーリーだったのですが
これから何の役に立つの?と考えたときに伝えたいメッセージがありました。

・子供の受験に責任を持っているママさんパパさん
・高い塾代をねん出するために節約、残業するママさん、パパさん
・親に強烈なプレッシャーをかけられてつらい受験生のみなさん

「どうか心配しないで、大丈夫、絶対受験で人生決まらないから」

私は書いた通り中学受験に大失敗していますが、その後偏差値70の大学に入りましたし、良い会社にも入れました。
もちろん私だけじゃなく、中学受験に失敗したりそもそもしてなくても経済的にも豊かに生活している人は本当にたくさんいます。
逆に中学受験に成功しても、後々大変なことになった例もたくさん見てきました(それこそ先ほど挙げた、テストの点が悪いとお母さんに包丁突きつけられる家の子供は、その後開成に入り東大法学部まで行きましたがその後中退してホストになるなど、親からすると大変なことになっていました。私は彼の決断を応援しておりますが。)

きっと受験のゲームに乗せられると周りが見えなくなって、
ゲームの成績に一喜一憂して
人生もうだめだ
そう思うこともあるかもしれないですが、どうか肩の力を抜いて
まったりしてください
一旦ハーブティーでも飲んで、たわいもない話をしましょう。

ということで、私の名前がまったりちゃんなのは、今までの人生であんまりまったりしてなかったなーということが理由だったりします。
そんなわけで、また気が乗ったら続きのストーリーをかきたいと思います。

今日も皆さままったりお過ごしください。




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