活動日記〜水がまわらない!?〜
こんにちは!
松崎稲作塾 事務局です。
「田んぼ」といえば、緑の稲とその下をキレイに流れる水の光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
水面に光が反射してきらきらと光る田んぼの風景は、清涼感があってとても癒されます。
「田んぼならいつでも水があるんでしょ?」
それが当たり前と思うかもしれませんが、これが実は難しい。。!
今日はそんな実情について、少し取り上げたいと思います。
いざ草取りへ、、と歩き始めてすぐに異変が!
前回真夏の草取りを取り上げた活動日記の8月、作業を始めようとした私たちは田んぼに向かう途中から異変を感じていました。
普段であれば、もっとなみなみと流れている水路の水位が低い!
画像をよ〜く見るとわかるかもしれませんが、この水路は側面のコンクリートの半分ぐらいまで水があってもおかしくない場所です。
水が枯れているほどではありませんが、毎回通る私たちからすれば明らかに変。人為的に水を切る工程もあるのですが、今日はその日ではありませんでした。
確かに今日まで1、2週間にわたり天気が良い日が続き、しかも連日の猛暑。。
台風がくるのも悩ましいことですが、真反対の快晴が続きすぎるというのも農家さんの頭を悩ませるのです。
水がないと田んぼにひび割れが!
田んぼに着くと、予想通り田んぼには全く水がきておらず、いつもなら足が沈むほどの田んぼの土がカラカラに。。
先ほどの水路は少ないといっても水が流れていましたが、こちらは1滴の水もありません。。
ごろごろしている石もその下の土も、強い日差しに何日もさらされてしっかり乾燥しています。
稲は地中の根からも栄養補給をしていますので、表面に水がないからといって1日で枯れてしまうということはありませんが、あまり好ましい状態ではありません。
特に、真夏の暑い季節には私たちもすぐに喉が渇くように、水分がどんどん蒸発していってしまいますので、水はあった方が良いですね。
水をまわすのは一苦労!
おうちの上水道のように、蛇口をひねれば水が出てくるような便利な仕組みは田んぼにはありません(地域によっては、水道完備で管理しているところもあります)。
こうなってしまったら、水が流れてくる元をたどり上流から原因を探っていくしかありません。
皆さんいろいろ試行錯誤をしていますが、そもそも絶対量が少なすぎるとどうしようもない。。
こればっかりは自然相手のことなので、祈るしかできませんね。
(この日以降に台風接近の予報もあり、水路は無事復活しました)
この日はとりあえず水路を一周し、通る道筋自体には問題がないことを確認して終了しました。
水があって当たり前と思う田んぼの風景も、その裏には農家さんの悪戦苦闘があるんですね。
これをやりすぎてしまうと、自分の田んぼにばかり水がいってしまって近くの田んぼとトラブルになるので要注意。
まさに我田引水という事態に陥ってしまうので、周囲の方々と協力して水の調整を行いましょう。
以上、松崎稲作塾活動日記でした。(作業日:2023/8/6)
松崎稲作塾 事務局
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