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活動日記〜ヒエ取り〜

こんにちは!
松崎稲作塾 事務局です。

今回も草取り回が続きますが、その相手は過去にもご紹介したヒエという植物になります。

お米として食べるイネと同じ科に属していながら、後半に宿敵となるヒエ。どうして8月ごろにできれば回収しておきたいとお話ししていたのか、その理由がわかるのがこのヒエ取りという作業になります。

出穂・花が見えはじめたら田んぼには入らない

前回ご紹介したイネの花が咲き始めた後は、田んぼに入らない方が良い時期とも言われています。

その理由は、イネが穂に栄養を集めるための時期だからです。

穂が大きくなって垂れてきました!

田んぼに入ると必然的に、ある程度イネの根を踏み、切断してしまうことになります。それを避けるため、おいしいごはんになる稲穂に栄養を送るこの時期は田んぼに入らないことがオススメされています。

逆に言うと、この時期に田んぼに入らなくても良い状態にするためにも、初期の草取りや真夏の草取りが重要だということになります。

成長したヒエは手強い!

9月になってくると、田んぼの景色もすっかり秋らしくなります。とは言っても、日中はまだまだ気温がかなり上がりますので、帽子や長袖作業着は必須です。

田んぼのイメージに合う色になってきました!

こんな景色の中、よーく目を凝らしてみると、背の高さや穂の形に違和感のある箇所がチラホラ。
今回のターゲットはそこに潜んでいるのです。。

違和感を見つけられますか??

さらに近づくとコチラ!

これがヒエです!
強調するとこんな感じ!

写真では周りのイネと同化しているようにしか見えない方も多いかもしれません。
田んぼに入って目で見ていても、近くまで来て初めて「こいつ、ヒエだったのか!」と気づく場合もよくあります。

こうして見ると全然違う!

穂の部分はイネよりもだいぶトゲトゲしていて、ちょっと敵キャラ感がある仕様になっています。笑

先ほどの株全体を写すとこんな感じ

イネの株の中にこっそりヒエが混じっています。
株と株の間に生えたヒエは前回までの草取りで退治しやすいのですが、こう隠れられてしまうと太刀打ちできません。
これこそがヒエの厄介さの特徴です。

また、ここまで大きくなってしまうと引っこ抜くのもひと苦労。

手では抜けないので鎌を使います

イネの根は刈りたくないので、慎重にヒエの部分だけを分けて鎌で根っこから退治します。

とった後、持っていく草が重くなって辛いので、根についてきてしまった土はその場で落としていった方が得策です。

本日の収穫!(?)

この日はとにかくヒエを中心に格闘しました!

まるで稲刈りをしたかのような達成感!

笑顔で持ち帰っているように見えますが、これ全部ヒエになります。笑

近くで見ると迫力がある!

まだ色が青々としているため、そこまでタネを落としている感じはありませんでした。来年以降のヒエとの戦いを、ある程度は未然に防げたでしょうか。。?

以上、松崎稲作塾活動日記でした。(作業日:2023/9/16)

松崎稲作塾 事務局

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